さて
どうやら、うっかり水死体になりかけていたらしいところ、助かったらしい、と認識した葉
…なのだが
はて、何か忘れているような…?
どうやら、うっかり水死体になりかけていたらしいところ、助かったらしい、と認識した葉
…なのだが
はて、何か忘れているような…?
「…おぉ」
ぽん、と手を打つ葉
ちゅ?とノロイが首をかしげる
ちゅ?とノロイが首をかしげる
「そうだ、浮き輪」
「ちゅちゅちゅ?」
「ちゅちゅちゅ?」
そう、浮き輪
葉は、浮き輪でぷかぷか浮いていた時に、うっかり眠ってしまい流されて
その最中、うっかり浮き輪から落ちて、水死体一歩手前になっていたのである
……その浮き輪は、どこにいった?
葉は、浮き輪でぷかぷか浮いていた時に、うっかり眠ってしまい流されて
その最中、うっかり浮き輪から落ちて、水死体一歩手前になっていたのである
……その浮き輪は、どこにいった?
何か、他にも探さなきゃいけないものがある気もするのだが
一緒に来たはずの部下とか部下とか部下とか
まぁ、まずはそれよりも浮き輪である
一緒に来たはずの部下とか部下とか部下とか
まぁ、まずはそれよりも浮き輪である
「ん~…どっか、流されたかなぁ?」
「うー?浮き輪??」
「うー?浮き輪??」
ぴょこりっ
…小さな少年が、葉の顔を覗き込んできた
小学校低学年か、幼稚園児といったところか?
うー?と、愛らしく首を傾げてきている
…小さな少年が、葉の顔を覗き込んできた
小学校低学年か、幼稚園児といったところか?
うー?と、愛らしく首を傾げてきている
「うん、そうなんだよ……まぁ、流れるプールなんだし。引っかかってない限り、いつか流れてくるかな」
「うー??浮き輪、待つ?」
「うん、まぁ、待とうかなぁ」
「うー??浮き輪、待つ?」
「うん、まぁ、待とうかなぁ」
探すべきなんだろうけど
眠たいし、面倒臭いし
眠たいし、面倒臭いし
「あら、なら、探してきましょうか?」
「あれ?いいの?」
「あれ?いいの?」
申し出てきた、ビキニとパレオの女性に、首をかしげる葉
えぇ、と女性は笑ってきた
えぇ、と女性は笑ってきた
「それくらい、お安い御用よ?」
「ん~……でも、探させるのは悪いなぁ…やっぱ、自分でも探してみる」
「ん~……でも、探させるのは悪いなぁ…やっぱ、自分でも探してみる」
すっく、と立ち上がる葉
すると
すると
「うー!浮き輪探すー!おねーちゃんと一緒に探すー!」
「ちゅー!」
「ちゅー!」
どうやら
少年とネズミが、ついてきたそうな様子である
あら、と、女性がどこか困ったような表情をした
少年とネズミが、ついてきたそうな様子である
あら、と、女性がどこか困ったような表情をした
「幸太、駄目よ。迷惑かけちゃ…」
「いや、こっちは構わないよ」
「いや、こっちは構わないよ」
何せ、自分はまた、うっかり眠ってしまう可能性がある
が、傍に誰かいれば、すぐに起こしてくれるだろう、多分
が、傍に誰かいれば、すぐに起こしてくれるだろう、多分
「うー!おねーちゃんと一緒ー!」
「あら……それじゃあ、すみません……幸太?迷惑かけちゃ駄目よ?」
「うー!」
「あら……それじゃあ、すみません……幸太?迷惑かけちゃ駄目よ?」
「うー!」
どうやら、少年の名前は幸太というらしい
この様子を見ると、女性とは親子なのだろうか?
この様子を見ると、女性とは親子なのだろうか?
「妾も、幸太達につく。それなら問題あるまい?」
「そうね…お願いね?」
「そうね…お願いね?」
おや、どうやらもう一人いたようだ
うん、さらにもう一人居れば、うっかり寝ても大丈夫
うん、さらにもう一人居れば、うっかり寝ても大丈夫
「見つけたら、すぐに伝えるわね?」
「うー!パパ頑張ってー!」
「ちゅっちゅー!」
「うー!パパ頑張ってー!」
「ちゅっちゅー!」
女性が、プールサイドを歩いていく
さて、自分達は反対方向に行こうか
さて、自分達は反対方向に行こうか
「……ふぁ」
「うー?おねーたん、眠たい?」
「ん~、ちょっとね…」
「うー?おねーたん、眠たい?」
「ん~、ちょっとね…」
「夢日記」に飲まれた存在
そんな自分だからこそ、仕方ない
そんな自分だからこそ、仕方ない
そう、葉が考えていると
……きひひ、と
小さく、笑い声が聞こえた
小さく、笑い声が聞こえた
「…………そっか……………そうやってお姉ちゃんは…………夢と現の間を、いつも行ったりきたりしてるんだね…………」
「へ?」
「うー??」
「へ?」
「うー??」
かくん、と首を傾げてくる幸太
……んん?
今、幸太が何か言った様な……?
……んん?
今、幸太が何か言った様な……?
ついでに
何か、大切な事を突っ込み忘れているような…?
何か、大切な事を突っ込み忘れているような…?
「……あれ?パパ??」
「うー?」
「ちゅー?」
「うー?」
「ちゅー?」
あれ?と
葉は幸太とネズミと一緒に、首をかしげたのだった
葉は幸太とネズミと一緒に、首をかしげたのだった
…きひひ、と
小さく聞こえた、笑い声は
夢か現か、わからない
小さく聞こえた、笑い声は
夢か現か、わからない
to be … ?