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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - ケモノツキ-15

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「まほうつかい、さそいこむ」より

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ケモノツキ_15_彼を助ける理由



 ――――お前は、カインを助けたいか?

 カインを助ける。
 つまり今現在、カインが困っている……もしくは、カインに何らかの危険が迫っているということだろう。
 ニーナという探し人、学校町を破壊しようとする「協会」、「協会」所属のカイザー司祭、同じく「協会」所属のカイン、そして、先ほどの様子がおかしかったカイン。
 懸念材料は十分すぎるほどある。

 カインを助けたい。
 そう口にしようとした寸前で、カラミティの言葉を思い出した。

 ――――お前は、「カインの何」だ?

 カインにとって、自分は何なのか。
 カインにとって、自分はどういう存在なのか。

 友人といえるほど付き合いが長いわけでもなく、恩人といわれるほど何かをしてあげたわけでもない。
 初めてであったとき、ひきこさんに襲われていたカインを助けてはいるが、それは任務の一環に過ぎない。
 ニーナという少女の捜索を頼まれているが、一切の進展は無い。
 困っている様子のカインに、声もかけてあげられない。
 自分はカインに、何もしてあげられていない。
 カインが自分に親しくする理由は無い。
 自分はカインにとって、単なる「知り合いの子供」にすぎない。

 だがそれは、悠司の思いを揺らぐ理由にはならない。

「カインさんにとって、僕はただの子供でしかない…と思います。」

 眉をひそめるカラミティに、悠司は言葉を続ける。

「でも…そんな僕に、カインさんは優しくしてくれた。……「ありがとう」って言ってくれた。
 理由なんてそれだけしかないけど……カインさんが困っているなら、僕はカインさんの力になってあげたい。」

 悠司はカラミティの目を真っ直ぐ見据える。

「僕は、カインさんを助けたいです。」


ケモノツキ_15_彼を助ける理由】    終

 


「まほうつかい、とりひきする」へ続く



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