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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 我が願いに踊れ贄共・咎負い人-02

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だれでも歓迎! 編集
「…はい、今日はここまでですよ」
「疲れたー」
「難しかったー」

 ぐてーーーー
 力尽きている、リュリュとマドレーヌ

 日本に赴く任務の前に、日本語の勉強をしていたのだ
 英語を話せるのだから問題ないとは思うが…簡単な挨拶などは覚えておいた方がいいにこした事はない

「ほら、ちゃんと歯を磨いて、着替えてから眠るのですよ?」
「はーい、「おやすみなさい」、カイザー」
「「おやすみなさーい」!」

 覚えたばかりの日本語で、元気に言ってきた二人
 二人を見送るカイザーの表情には、穏やかな笑みが浮かんでいた

「…子供は、無邪気で良いものですね」

 小さく、そう呟くカイザー
 あのまま、純粋に成長してほしい
 そう、願わずにはいられない

 …だが

「そうよねン。子供は無邪気だわン」

 その願いを、踏みにじるように

「無邪気で、何も知らないお馬鹿さん。簡単に利用できるわン」

 女の声が、響いた

「…あなたですか、シモネッタ」

 笑みを消し、振り返るカイザー
 くすくすと、カソックを纏った女……シモネッタが、笑っている
 どこか、邪悪さを感じさせる笑みだ
 清楚な修道女の面影など、そこにはない

「お馬鹿な子達。あなたがどんな男かも知らないで、あぁやって慕っているんですものねン♪」
「…そんな事を言いに来たのですか?」

 嫌悪するように、カイザーはシモネッタから視線を外した
 くすくすと、シモネッタは微笑み続けている

「仲間の様子を見にきちゃ駄目かしらン?エイブラハム様の、忠実な部下。命令さえあれば、仲間も殺せる冷血非情」

 くすくす、くすくすと
 悪意交じりの言葉が、流れ込んでくる

「…エイブラハム様のご命令があれば。あの子達も、殺すんでしょうねぇン?」
「………」

 じろり、と
 カイザーは、シモネッタを睨みつけた

 直後
 シモネッタの足元に、炎を纏った蛇が現れた
 燃え盛るそれは、シモネッタを包囲する

「……何の冗談かしらン?」
「…忘れないでいただきたいですね、シモネッタ」

 燃え盛る蛇は、ちろちろと、火花のような舌を出し入れする
 今すぐにでも、シモネッタに襲い掛からんとしているようにも見えた

「私は、私一人の判断で……いつでも、あなたを殺せる権限を持っているのですよ?」
「………」

 すぅ、と
 シモネッタの表情から、笑みが消えた

 しばし、睨みあう二人
 ぴぃん…と、張り詰めた、刃物のような空気が、辺りを支配する

 …そうして

「---っふふ」

 先に沈黙を破ったのは、シモネッタ

「わかってるわよぉン。だから、この蛇ちゃん、しまってくれるン?」
「…ならば、言葉を慎むのですね」

 蛇が、消えた
 カイザーはシモネッタに背を向けて、歩き出す

「あの子達は…ニーナと同じで、将来有望な子供達です。「教会」の未来を担うものとして、成長して欲しいものです」
「…そうねぇン」

 くすくす笑いながら、カイザーの言葉に賛同した
 どこまで本心かわからぬそれに、カイザーは答える事はせず…その場を後にする


 せめて、あの子達の未来には、光あらんことを
 そう、祈りながら









「…どうせ、捨て駒になるに決まってるわン。ニーナと一緒。何も知らない子達は、どうせ長生きできないのよン」

 くすくすと
 カイザーがいなくなった後、シモネッタは嘲笑うように、そう言って
 暗闇の中に溶け込むように、姿を消していったのだった





to be … ?





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