盲目のフード男 01
人気の無い暗い路地裏
ゴミだらけの狭い空間に二人の男がいた
ゴミだらけの狭い空間に二人の男がいた
「ヒヒヒ…」
「……」
「……」
一人はニヤつく不良風な男
もう一人はフードを被り顔を隠した男
二人は対峙し、ただならぬ空気を醸し出していた
もう一人はフードを被り顔を隠した男
二人は対峙し、ただならぬ空気を醸し出していた
「てめぇ馬鹿だなぁ…命は大事にするもんだぜぇ?」
不良風の男は目を大きく開き相手を威嚇する
対するフードの男は
対するフードの男は
「……」
相手にしてないのか聞いてないのか、口を固くとじたまま動こうとしない
「ケッ!ビビッたのかぁ?あぁん!?」
「……」
不良がいくら脅してもフード男は動じない
その様子に、対に不良の怒りが頂点に達した
その様子に、対に不良の怒りが頂点に達した
「…死ねやぁ!!アシキリ!!」
不良が叫ぶと片手に大鎌が握られる
「てめえの足!貰うぜええぇ!!!」
不良はフード男の足目掛けて大鎌を大きく振り下ろした
「…やはり、都市伝説の契約者か」
フード男はそう呟き、後ろにステップを鎌をかわす
「ヒヒッ!そうだよ!!ビビッたかああぁ!!?」
不良は更に鎌を振るう
フード男はその猛攻を軽々かわす
フード男はその猛攻を軽々かわす
「…ッ!いい加減死ねやああああぁ!!!!」
不良が怒りに身を任せ鎌を更に大きく振りかぶる
その隙をフード男は見逃さなかった
その隙をフード男は見逃さなかった
「……!!」
一瞬にして不良の後ろに回るフード男
同時に、不良の耳にチクリと痛みが走った
同時に、不良の耳にチクリと痛みが走った
「痛っ!てめぇ!!何をしやがった!?」
「…なんのことはない、ただこいつを刺しただけだ」
フード男の手には不良のものであろう血がついた小さな針があった
「…馬鹿にしてんのかてめえええぇ!!!!」
不良の怒りは頂点を吹っ切り、それに反応し鎌が巨大になる
「ッッッシャラアアアアアアァァ!!!!」
不良が今までより大きく、かつ早く鎌を振り下ろす
「…馬鹿にはしてないさ」
しかしフード男はそれよりも早く、不良の懐へと潜り込んでいた
「…都市伝説をそのように使うのは頂けないな」
「…少し、反省するがいい…何も見えない、真っ暗な世界で」
「…少し、反省するがいい…何も見えない、真っ暗な世界で」
フード男はそう呟き、不良の耳に手を伸ばす
そこには、さっき針を刺した穴から白い糸が飛び出ていた
男はその糸を摘み、引き抜く
その瞬間、不良の視界が闇に包まれた
そこには、さっき針を刺した穴から白い糸が飛び出ていた
男はその糸を摘み、引き抜く
その瞬間、不良の視界が闇に包まれた
「!!! 何だよ!!?何が起きたんだ!?!?」
不良は突然の自体に反応できず、鎌を取り落とす
「てめぇ!!何をしやがった!!?」
見えない目で相手を探し叫ぶ
だが、すでにそこにはフード男の姿は無かった
だが、すでにそこにはフード男の姿は無かった
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「…はい、ただの野良でした」
「…処理は任せます…しなくてももう害は無いかと」
「…はい…はい」
「…では、また」
「…はい、ただの野良でした」
「…処理は任せます…しなくてももう害は無いかと」
「…はい…はい」
「…では、また」
暗い路地裏から大通りへと出る
夜の繁華街はとても明るく、昼間のようだ
ネオンの明かりにフード男の目元が照らされる
その目は白目も黒目も、全てが真っ白く曇っていた
夜の繁華街はとても明るく、昼間のようだ
ネオンの明かりにフード男の目元が照らされる
その目は白目も黒目も、全てが真っ白く曇っていた
~終~