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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - とある警察幹部の憂鬱-24

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 影守が、アパートの前で戦っている間
 アパートの、その部屋の中で……美緒は、ただ祈る事しかできなかった

 己に、戦闘能力はない
 都市伝説と戦えるような、そんな力はない
 …都市伝説能力なしに都市伝説と戦える存在など、極一部の例外だけだ
 いっそ、人間よりも化け物に、都市伝説側に近い存在だけ
 ……美緒は、そんな存在ではない
 ただの、人間の女でしかないのだ

 影守の無事を、祈る事しかできない自分を、美緒はふがいなく思う
 どうか、どうか、無事でいて欲しい
 ただ、その想いだけを、抱える

『大丈夫だよ』

 ……ひらり
 美緒の、傍を……一頭の漆黒の蝶が、飛ぶ

『美緒には、この大魔法使いのカラミティ・ルーン様がついているんだ。お前にとって、悪い事なんて起きるはずがない』
「…ですが」
『それに、美緒がこんなに、影守って男の事を想って、無事を祈っているんだ。強い想いは、祈りは、魔法の力に、奇跡の実現に繋がる。お前が強く無事を祈るならば、影守って男は傷つかないし、死にもしないさ……ほら、外、見てみろよ』

 カラミティの言葉に……そっと、外をうかがった
 無数のバラバラのキューピー人形に囲まれた影守
 黒服と兄貴達は…………既に、全滅していた

『ほら、大丈夫だった!大丈夫だよ、美緒が、それを願ったから、それは現実となったんだ。美緒が使った魔法だよ』
「…魔法ではありませんよ。影守さんが…そして、あの子が強かった、それだけです」

 小さく、苦笑する美緒
 影守の傍で戦える、バラバラキューピーを…希を、美緒は少し、羨ましく感じた
 自分は、決して、あそこには立てないから

『大丈夫。絶対に、お前の悪いようにはならない。影守はこの騒動で死なないし、美緒を苦しめた奴は、苦しめる奴は、ちゃぁんと報いを受ける。だって、お前には、この俺様が味方についているんだから!』

 ひらひら、ひらひら、飛び続けていた蝶は…やがて、姿を消した
 美緒は、立ち上がる

 …自分は
 影守の傍に立って、戦う事はできない
 自分には、そんな力はないから

 ……それでも

「…せめて。蔵人さんの、傍に」

 あの人の傍にいて、彼を支えたい
 ……彼女はそう、願うのだった



to be … ?




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