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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 我が願いに踊れ贄共・幼馴染、二人-03a

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匿名ユーザー

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「………はぁ」

 舞い散る雪が、肩に、頭に積もっていく
 それを払いながら、イザークは小さくため息をついた
 自分の体に積もる雪を払っているのではない
 公園のベンチに座らせているジョルディの雪を払ってやっているのだ
 …ジョルディは、小さく寝息を立てている

 あの明日 真と言う少年に助けられた後、いつものように極限チキンハートで怯え出したので、迷惑にならないよう、殴って気絶させたのだ
 いつもの恒例行事だし、間違った事をしたとは思っていない
 ジョルディを気絶させた隙に、あの少年に警告する事もできた

 気を失ったままのジョルディは、小さく寝息をたて続けている
 …もうしばらく、起きないだろう


 ………今の内だ


「俺達に、用があるのだろう?」
「…気づいていたか。気配は消していたつもりなんだが」
「嘘をつけ。完全には消しきっていなかっただろう?」

 振り返る
 そこにいたのは、黒いスーツをまとった青年
 ……「組織」か
 近づこうとしてきたその青年に、イザークは手で制する

「…あぁ、これ以上、近づかないでくれ。こいつが、お前の気配を察して怯え出すかもしれない」
「なるほど、感知能力が高いのか?」
「そういう事だ………エーテル・エリオット。お前程の実力者の気配なら、たとえ眠っていても、一定範囲に近づけば感じ取るだろうよ」

 イザークの言葉に、青年……エーテル・エリオットが、警戒の色を示した
 それでも、これ以上、近づいてこようとはしない
 ……こちらにとっても、これ以上近づいて来れば、攻撃の間合いに入る
 あちらも、それがわかっているのだろう

「俺を知っているのか」
「マクスウェルの悪魔の契約者だからな。一応、要注意リストにお前の名前が挙がっている」

 辺りの気配を探る
 …自分達とエーテルの他、気配はない
 誰かに見られている感覚もない
 ……少しは、話せるか

「お前も、こちらが「教会」メンバーだと、わかっているのだろう?」
「…これ見よがしに、その銀のロザリオを下げられていては、な」
「だろうな」

 じゃらり
 首元で揺れる銀のロザリオに触れるイザーク
 ……今すぐに鎖を引きちぎり、地面に叩きつけ踏みにじりたくなる衝動に駆られるが、何とかこらえる
 「教会」の一員の証である、それは…イザークにとって、忌まわしいものでしかない

「……いつ、どこから誰に見られ、聞かれるかわからない。よって、あまり多くは伝えられない。ただ、これだけは告げる……「組織」は、この街から手を引いておけ。その際、できる限り多く、町の住民を避難させておけ」
「それは、警告か?」
「…そう受け取ってもらって、かまわない」

 この程度の事しか、自分はできない
 …自分は、正義の味方ではないから
 誰かを救うなど、できるはずもない

 それでも、せめて
 ……犠牲者は少ない方がいいだろうとは、考える
 自分には出来ないから、誰かに託す
 それだけだ

「何が目的なんだ?」
「…………話せない。俺は、そこまで厳密に伝えられていない」

 完全には、信用されていないから
 自分は、そこまでは知らない
 カイザーなら、知っているかもしれないが……

「…頼む。引いてくれ。あまり目立つ行為は、まだ控えるように言われている。戦いたくない」
「……「まだ」、か?」
「そうだ。だから…………俺達が、動き出さなければならなくなるまでに、お前達は、できる限り被害者が減るように努力しておけ」

 …どうせ、止められないのだ
 どこか諦めたように、イザークは告げる
 ……どうせ、この街は、あの男の目的に利用されるのだろう
 その過程で、どれだけの命が消えるか、わからない

 エーテル・エリオットは、「組織」では上層部の存在だったはずだ
 この男なら、犠牲を減らすために動けるはず
 イザークはそう考え、警告した


 こんな事で、自分の罪が軽くなるはずもない、そう、自嘲しながら






to be … ?




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