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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-08

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匿名ユーザー

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「……あらぁ」
「うー…?」

 …確か、あの二人は
 キャリアウーマン風の女性は、それらの姿を見かけて、思わず足を止めた
 中年男性と、中性的な雰囲気の子供
 同じ、「首塚」の組織に所属している二人のはずだ
 あの二人は、将門に直接会った事があるかどうかは知らないが

 てとてとと、歩いている子供
 時折…否、牛丼チェーン店やらハンバーガーチェーン店やらが並ぶこの通り、一々、店の前で立ち止まり
 その度に、中年男性に急かされて、残念そうに歩いている

 なんだか親子みたい、と彼女は思った
 あの二人の事は、よく知らない
 どんな都市伝説と契約しているのか、それすら知らないのだ
 しかし、二人の様子は、遠目に見て、なんだか親子みたいで…

「……うー」

 ぎゅう、と
 一緒に歩いていた少年が、彼女の手を引いてきた
 御免なさい、と彼女は苦笑する

「どうしたのぉ?早く帰りたい?」
「……うー」

 す、と
 少年は、あの二人を指差した

「あぁ、ほらぁ。私たちと同じ、「首塚」の組織に所属しているのよぉ。話した事、あるでしょお?」
「うー……知ってる」

 こくん、と少年は頷いてくる
 じっと、じっと、じっと
 少年は、その二人を見つめていた

「あの二人が、どうかしたのぉ?」
「うー………不吉」

 ぼそり
 少年は、そう、低く呟いた
 え?と思わず、少年を見つめると

「不吉……不吉…うーうー…」

 ぽそぽそと、少年はそう呟き続けている
 その内容に、彼女は微かに眉をひそめた

 この少年が契約している都市伝説は、「幸せの眉毛コアラ」
 某メーカーのお菓子が関係した、ささやかな幸せを得る事ができる都市伝説
 しかし、少年は時折…そんな都市伝説とは関係ないような、妙な感知力がある
 そもそも、首塚に関わった事とて、その強い霊感じみたものが関係しているのだ

 その、少年が
 あの二人を見つめて、不吉と呟く

「…あの二人に、何か起きる、って事ぉ?」
「うー……うーうー、不吉。うーうーうー!!」

 何か、伝えようとしている
 少年は、何か伝えようとして…しかし、うまく言葉にできないでいる
 彼女は困ったように、軽く少年の頭を撫でた
 まだまだ、幼い少年
 それでも、「首塚」組織の事を考えてか、精一杯、頑張ってくれている
 その少年が何か伝えようとしているのだ
 何とか、わかってあげたいが…

 顔をあげる
 既に、あの二人の姿は見えなくなっていた
 …仕方ない

「今度、あの二人と顔を合わせた時にでも、身の回りに注意しておくよう、伝えるわねぇ」
「…うー…」

 行きましょう、と少年の手を引いていく
 手を引かれ、歩きながらも、少年は「不吉、不吉…」と呟き続ける


 あの中年男性と、子供に、どんな運命が、未来が待ち構えているのか
 …彼女は、知るよしもない










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