首なしライダーの日常2?
「やれやれ…今日も収穫なしか…」
俺はバイクに乗ったまま、歩いている人達を眺め呟いた。
いつものように情報収集を兼ねて都市伝説探しをしようと学校町を朝からバイクで走り回ったのだが
いつものように何も収穫がないまま、夕方になってしまった。
近くにあったコンビニの駐車場にバイクを停め、道を歩く人と秋祭りの準備をしている人を眺める
いつものように何も収穫がないまま、夕方になってしまった。
近くにあったコンビニの駐車場にバイクを停め、道を歩く人と秋祭りの準備をしている人を眺める
ん?
準備をしている人達の中にやけにフラフラしている人がいるな……
ひょろりとした体格でスーツ姿の人はフラフラと二、三歩歩くと
ひょろりとした体格でスーツ姿の人はフラフラと二、三歩歩くと
ドシャッ
顔面から地面に倒れた。
「え…ちょっと、大丈夫ですか!」
俺は慌ててスーツ姿の人に駆け寄る
俺は慌ててスーツ姿の人に駆け寄る
「……大丈夫です…」
帰ってきたのは弱々しい返事
とりあえず仰向けにしてみたが顔色が悪い、とっても青白い
とりあえず仰向けにしてみたが顔色が悪い、とっても青白い
「えーっと、こういう場合は病院だっけ?!」
目の前で人が倒れたという非常事態に、俺はパニック状態だった。
「……いつもの事なので…少し休めば大丈夫ですから」
「……いつもの事なので…少し休めば大丈夫ですから」
そんな事を言われても、はいそうですかと言って放っておくわけにはいかない。
俺は、バイクのサイドカーに黒いスーツの人をなんとか座らせて携帯を取り出した。
・ ・ ・ ・ ・
「……で、わざわざ私の家にその倒れた人を運んできましたと?」「そうそう、人助けは大事だよ朝野さん」
さっきの騒動から数分後
俺は黒いスーツ姿の人を近くにあった朝野の家まで運んだ。
今そのスーツの人は朝野の家にあるソファーに横になっている状態だ。
今そのスーツの人は朝野の家にあるソファーに横になっている状態だ。
「とりあえず横になってれば大丈夫みたいですね、この人」
そう言いながら朝野は冷蔵庫からバナナと栄養剤を持ってきた。
「眠ってるみたいだな」
「眠ってるみたいだな」
黒いスーツ姿の人はすやすやと眠っている
よほど疲れていたのだろうか
よほど疲れていたのだろうか
「きっと秋祭りの準備でろくに睡眠とれていないんじゃないんですか?」
「成る程、そうかもな……」
「成る程、そうかもな……」
その後、スーツ姿の人が目を覚ますまで
俺と朝野は夢の国とどう戦うかを話し合っていた。
俺と朝野は夢の国とどう戦うかを話し合っていた。
・ ・ ・ ・ ・
「………ここは…?」
お、黒いスーツの人が目を覚ましたようだ。
「具合、どうですか?」
俺は立ち上がるとソファーから起き上がった黒いスーツの人に水を差し出した。
「……………………」
ん、何故か俺を見て動きが止まっているぞこの人
「あ、先輩、頭!頭!」
やばい、ヘルメットを被るのを忘れていた。
しかし、首のない俺を見ても黒いスーツの人は顔色を変えない。
しかし、首のない俺を見ても黒いスーツの人は顔色を変えない。
「すいません…休ませていただいて」
俺と朝野に挨拶するとすぐに立ち上がり玄関に向かって歩きだした黒いスーツの人。
「あ、あの…さっきの場所まで送りますよ?」
慌てて呼び止め、朝野から預かった栄養剤とバナナなどが入った袋を黒いスーツの人に手渡した。
来たときと同じように
サイドカーに黒いスーツの人を乗せて
俺はバイクを走らせる。
サイドカーに黒いスーツの人を乗せて
俺はバイクを走らせる。
「………」
「………」
「………」
俺も黒いスーツの人も何も話さない
首のない姿を見て、もしかしたら驚かしてしまったかもしれない。
「……首、ないんですか?」
黒いスーツの人が呟く
「ちょっと、色々とありまして…っと、到着です」
精一杯の返答をしてバイクを停める
「すいません、こんな物までいただいて…」
精一杯の返答をしてバイクを停める
「すいません、こんな物までいただいて…」
「いえいえ、こっちこそ何も出来なくてすいません」
お互いに頭を下げる
「では、私はこれで…ありがとうございました、首なしライダーさん」
そう言って、黒いスーツの人は人混みに紛れた。