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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 我が願いに踊れ贄共・万能の魔法使い-06c

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だれでも歓迎! 編集
 それは、偶然だったのか
 それとも、必然なのか



 日中、カインの姿を見かけた悠司
 しかし、声をかける事が、できなかった

 どう、声をかけたらいいのか
 それがわからなかったのが、一つの理由
 ……もう一つの、理由は
 カインが、どこか落ち込んでいる様子だったから
 ますます、どう声をかけたらいいのか、わからなかった

 カインから、視線を外そうとした、その時


 ……ひらり


「え……」

 ひらり
 彼の視界の隅に………小さな、黒い何かが、入り込んだ
 慌てて、視線をカインに戻す

 ひらり、ひらり
 …カインの、背後を
 一頭の、漆黒の蝶が、飛んでいる

「あの蝶……確か、昨日も……」

 そう
 先日も、悠司はあの蝶を見ていた
 季節外れの蝶
 真冬に蝶が飛ぶはずがない

 だが、先日
 カインは、あの蝶の姿を見て、どこか慌てた様子になって
 そして、あの蝶を、追いかけていったのだ

 ひらり、ひらり
 蝶が………カインから離れて、悠司の傍へと飛んできた
 ひらひら、ひらひら
 有事の周りを、飛び回る

『主……ご注意を。この蝶、明らかに都市伝説、もしくは都市伝説の力で生み出されたものです』
「うん、でも……」

 タマモからの、警告
 けれど、悠司にはどうしても、その蝶が危険な存在とは思えなかった

 カインが、この蝶の後を追いかけて行っていた
 そして、先日の間に、蝶を追いかけていったカインと再び顔を合わせたが……特に、彼に変化が起こっていたようには見えなかったから

 ひらひら、ひらひら
 …蝶が、悠司から離れだす
 だが、一定距離以上は、離れない

 ……試しに数歩、追いかける
 ひらひら、蝶はまた少し、飛ぶ

「……誘われてる……?」

 そう
 あの漆黒の蝶は、明らかに………悠司を、どこかに誘導しようとしている

『なんだぁ?罠か?』
『んー、相手の意図がわかんないよねぇ』
『…かと言って、放置して良いものかどうか………………っ!?主!?』

 ゆっくりと
 だが、歩みを止める事なく、蝶の後を追いかけ始める悠司
 ひらりひらり、悠司の歩む速度に合わせるように、蝶は舞飛ぶ

『主、危険です!』
「大丈夫………あの蝶、きっと、僕に用事があるのだと思うから」

 カインが追いかけていった、漆黒の蝶
 …こちらに、何か伝えたい事でもあるのだろうか

 ひらひら、ひらひら
 飛び続ける、蝶

 ……それは、やがて住宅街の一角の、使われなくなって大分経つであろう、廃屋へと入り込んだ
 一瞬だけ、悠司は足を止める
 …だが、意を決して、廃屋の中へと入り込んだ

 家具はすべて撤去されている、廃屋の中
 その中を、漆黒の蝶は飛んでいた
 ……一頭だけ、ではない
 まるで、廃屋の中全体を埋め尽くすかのように、無数に飛び回っている

『主っ!今すぐ、ここを離れた方が……』


「何だよ、せっかく来たのに、もう帰るのか?まだ、何にも話してないぞ?」


 タマモが、悠司を廃屋から脱出させようと促そうとした、瞬間
 どこからか、声が届いた
 直後、あまり動きを見せていなかった漆黒の蝶の群れが……一斉に、飛び回りだした
 四方八方飛び回り……そして、蝶が飛んでいく軌跡に、赤い線が、見え始める
 四方八方、張り巡らされる赤い光の糸
 へたくそな蜘蛛の巣のように張り巡らされた赤い光の糸は………突然強く光り、廃屋の中全体を、包み込んだ

「ぁ……」
「結界にて、この空間を現実から切り離した。結界を解除するまで、ここでの会話は何者にも観測されない」

 男の声が、聞こえる
 直後、廃屋内を飛び回っていた漆黒の蝶が一か所に集まりだして…そこから、男が姿を現した
 細い長身をぶかぶかのローブで包み、その身長よりも長い杖を持った、金色の目をした男

「魔法使い…?」

 その男の外見の印象を、思わず、口にした悠司
 有事のその言葉に、そうだぞ、と男は笑った
 見た目、20代半ばか20代後半程に見えるが、その笑顔は酷く子供っぽく見える

「俺様は、カラミティ・ルーン。魔法に飲まれた存在、万能の魔法使い。それも、大魔法使い様だ」
『うわー、自分で「大魔法使い様」とか…』
「何だよ、本当の事だぞ」
「……!?」

 今
 カラミティと名乗ったこの男は、「ミズキの言葉」に反応した
 そういえば、先ほども、タマモの発言に反応したような発言をしていたような…

「みんなの声が……聞こえるん、ですか?」
「当たり前だろ。俺様は大魔法使いだ。聞こえないはずの声も、聞き届ける。それくらいできるに決まってるさ」

 笑い、悠司を見下ろすカラミティ
 その、金色の瞳が……一瞬、輝いた

「ん~……そうだ、取引を持ちかける前に、質問がある」
「……取引?」
「そうだ……お前は、「カインの何」だ?」

 ………え??

 カラミティの、その質問に
 悠司は、きょとん、とカラミティを見つめる
 ……カラミティは、真剣そのものだ

「お前は、カインの敵か?味方か?もし、味方なら」

 つ、と
 カラミティは、悠司に杖を向ける

「お前は、カインを助けたいか?」






to be … ?





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