トイレの花子様 17 VS夢の国、花子さんに加勢
カッカッカッカッカ
たったったったった
たったったったった
秋祭りの二日目、俺と花子様は町を奔走する。
一日目に何をしていたかはまだナイショ☆
一日目に何をしていたかはまだナイショ☆
花「よりにもよって秋祭りの日にこんな・・・
なんて空気の読めないお馬鹿さんなの!!!これじゃ遊べないじゃない!!!!
しかも急すぎるわ!!絶対お仕置きしてあげないとね・・・」
なんて空気の読めないお馬鹿さんなの!!!これじゃ遊べないじゃない!!!!
しかも急すぎるわ!!絶対お仕置きしてあげないとね・・・」
男「いや、急なのは連絡が急なだけなんじゃ・・・」
[秋祭りに夢の国がくる]これを知らされたのは秋祭り一日目の昼頃、メイドからだった。
~回想~
男「それは」 花「急すぎるわ!!」
メ「すみません。同人誌の締め切りが近かったもので・・・四作品同時で。
一人で全作業をこなすのは大変なんですよ。」
メ「すみません。同人誌の締め切りが近かったもので・・・四作品同時で。
一人で全作業をこなすのは大変なんですよ。」
なんでも、メイドの同人はその世界じゃちょいと有名で、機関の収入の過半数を占めるんだそうだ。
二次創作も手がけるが、ひぐ○しみたいなオリジナルもやってるらしい。
二次創作も手がけるが、ひぐ○しみたいなオリジナルもやってるらしい。
メ「てっきりDBで言う[気]かなんかで察知しているかと思ったんですが、
飲酒で以前の媚薬蝿状態に陥ってハッスルしてるようじゃ気づきませんよね。」
飲酒で以前の媚薬蝿状態に陥ってハッスルしてるようじゃ気づきませんよね。」
花・男「「なぜそれを!?」」
メ「テキトーに言っただけなのですが・・・図星でしたか。」
~回想終わり~
というわけで出陣したのだが・・・
花「数が多いわね・・・出没範囲も広いし。」
町のいろんな所に出没する夢の国の脅威。
路地裏で遭遇する黒服、行進するマスコット。
それを倒してまわる。
幸いにして、町中に仮説トイレが設置されており、致命的な戦力低下は免れている。
路地裏で遭遇する黒服、行進するマスコット。
それを倒してまわる。
幸いにして、町中に仮説トイレが設置されており、致命的な戦力低下は免れている。
男「花子様、うしろ!!」
花「わかってるわ!」
花「わかってるわ!」
花子様は俺の言った方向、敵を見ずに鞭を振るう。
鞭がしなり、少し遅れて「ぼひゅっ」と音をたてる。
ついさっきまでそこに立っていたマスコットがはじけ飛ぶ。
鞭がしなり、少し遅れて「ぼひゅっ」と音をたてる。
ついさっきまでそこに立っていたマスコットがはじけ飛ぶ。
花「はあ・・・ここは”ひとまず”終わりね。」
男「次はどうします?」
花「そうねぇ、次は・・・」
男「次はどうします?」
花「そうねぇ、次は・・・」
やや遠くの方で小さくごうっと、聞こえた気がした。
花「あそこにしましょう。」
再び走る。
日ごろから花子様の椅子にされたりしてたお陰で、筋力が多少向上し、
まだ体力の限界は来ないから良いのだが・・・
日ごろから花子様の椅子にされたりしてたお陰で、筋力が多少向上し、
まだ体力の限界は来ないから良いのだが・・・
男「なんでトイレ間移動でいかないんですか?せっかく【それ】を作ったワケだし、そのほうが速くてラクなのに。」
花「もしもあそこで戦ってるのがトイレ系都市伝説で、そのコに力を供給しているトイレに私達が移動したら・・・
そのコがどうなっちゃうか、足りない頭で考えなさい!」
花「もしもあそこで戦ってるのがトイレ系都市伝説で、そのコに力を供給しているトイレに私達が移動したら・・・
そのコがどうなっちゃうか、足りない頭で考えなさい!」
トイレ間移動の瞬間だけ、そのトイレの占有権が花子様に移る。
ということは・・・
男「少なくともその瞬間、そのコは戦闘力を削がれる恐れがある。」
花「意外と早く分かったわね。その通りよ。それに」
ということは・・・
男「少なくともその瞬間、そのコは戦闘力を削がれる恐れがある。」
花「意外と早く分かったわね。その通りよ。それに」
さっきよりも大きく轟音が聞こえる。
花「どの道、もうすぐそこよ。」
目の前に、こちらに向かう黒い群れと、こちらに背を向ける2人の影が見えてくる。
圧倒的劣勢には見えないけど、単純に無限に湧き出す敵が相手。
時間が経つごとに振りになる展開だ。放っておけばやられかねない。
圧倒的劣勢には見えないけど、単純に無限に湧き出す敵が相手。
時間が経つごとに振りになる展開だ。放っておけばやられかねない。
男「間に合ったっぽいですね。」
花「当然よ。さて、お助けしましょうか。」
花「当然よ。さて、お助けしましょうか。」
まだ2人の顔も声の分からないような距離からムチを振るう。
花子様のムチは黒い群れに向かって伸び、その一部を打ち砕く。
新たに沸いたマスコットも間髪入れずに撃破しつつ、2人に近づく。
新たに沸いたマスコットも間髪入れずに撃破しつつ、2人に近づく。
花「助太刀するわよ・・・ってアナタ!?」
男「あの時の?」
男「あの時の?」
先に戦っていた二人には見覚えがあった。
は「みー!ピアスのけーやくしゃと」
契「大きな花子さん!!」
契「大きな花子さん!!」
いつだったか共闘した、本家【花子さん】とその契約者だった。
かつて共闘し、べつに敵対しているわけでは無いのだが、花子様はウンザリ顔だ。
かつて共闘し、べつに敵対しているわけでは無いのだが、花子様はウンザリ顔だ。
花「私のことは【花子様】と言ったでしょう?次間違えたら敵扱いよ!」
怒ったふうだが、内心、再開を喜んでるようだった。敵扱い発言も本気じゃない。
罵られ慣れた俺の耳にはそれが分かった。
罵られ慣れた俺の耳にはそれが分かった。
花「じゃあ改めて。加勢するから、喜びなさい。」
は「うん!ありがとうなのー!!」
契「よ、よろしくおねがいします。」
は「うん!ありがとうなのー!!」
契「よ、よろしくおねがいします。」
にぱっと素直に喜ぶ花子さんと、花子様のせいで過剰にかしこまった契約者。
花子様は女王様キャラと言えど、気に入った奴には割と慣用だから、
そこまで丁寧にならなくても大丈夫だ。「花子様」と呼ぶことさえ忘れなければ。
むしろ、あまりかしこまられると距離を感じて嫌な気分になるタイプですらある。
隙を見て、コッソリと教えてあげる。
男(ボソボソ・・・というワケだから。よろしく。)
契(ヒソヒソ・・・わかった。こちらこそよろしく。)
花子様は女王様キャラと言えど、気に入った奴には割と慣用だから、
そこまで丁寧にならなくても大丈夫だ。「花子様」と呼ぶことさえ忘れなければ。
むしろ、あまりかしこまられると距離を感じて嫌な気分になるタイプですらある。
隙を見て、コッソリと教えてあげる。
男(ボソボソ・・・というワケだから。よろしく。)
契(ヒソヒソ・・・わかった。こちらこそよろしく。)
打ち合わせのため、戦いながら花子さんの契約者に話しかける。
契「でも、加勢して貰っても連中はいくらでも再生や、登場する。
二組になっても結局倒し切れないんじゃないか?」
花「その認識が違うのよ。たしかに倒し方が不十分だと復活するし、
復活不能なレベルで倒してもどんどん新しいマスコットが生まれ、追加されるから全体の数は減らないわ。」
花「そこで、復活不能なレベルで倒したにもかかわらず数が減らないのは何故かってのを考えてみなさい。」
契「でも、加勢して貰っても連中はいくらでも再生や、登場する。
二組になっても結局倒し切れないんじゃないか?」
花「その認識が違うのよ。たしかに倒し方が不十分だと復活するし、
復活不能なレベルで倒してもどんどん新しいマスコットが生まれ、追加されるから全体の数は減らないわ。」
花「そこで、復活不能なレベルで倒したにもかかわらず数が減らないのは何故かってのを考えてみなさい。」
契「倒した数だけ生産・配備するから・・・。」
花「それよ。あくまで補充されてるだけ。不死ではないわ。
そして補充にしろ完璧じゃないわ。何をするにしても時間はかかる。
問題なのはそのスピード。それが速いから数が減らなく感じるだけ。」
花「それよ。あくまで補充されてるだけ。不死ではないわ。
そして補充にしろ完璧じゃないわ。何をするにしても時間はかかる。
問題なのはそのスピード。それが速いから数が減らなく感じるだけ。」
契「そうか!つまり」
花「補充のスピードより速く、再生不能なレベルで倒せば、敵の数は減る。」
契「さっきまで一組で戦って数が変わらなかったけど、
二組でやれば単純に倒すスピードは二倍。補充スピードを上回る。」
二組でやれば単純に倒すスピードは二倍。補充スピードを上回る。」
花「そういうこと。
あ、あと、とりあえず私はこっちのトイレを使うから、アナタはこっちを使ってね。」
は「わかったのー!」
互いの占有権の干渉をさけるため、花子さんにも声をかける。
あ、あと、とりあえず私はこっちのトイレを使うから、アナタはこっちを使ってね。」
は「わかったのー!」
互いの占有権の干渉をさけるため、花子さんにも声をかける。
この考え方って合ってんのかな?
花「話が済んだトコロで、本気出すわよ。スイッチ・オーバー!!」
握りこぶしをニジニジと合わせると、花子様の服装が黒を基調にした
露出が多いゴスロリメイド風になる。
花「男!」
握りこぶしをニジニジと合わせると、花子様の服装が黒を基調にした
露出が多いゴスロリメイド風になる。
花「男!」
男「はい!!ウエポンコンテナ、オープン!!!」
ずっと背負っていたリュックを開ける。中から4ロールのトイレットペーパーが飛び出す。
ずっと背負っていたリュックを開ける。中から4ロールのトイレットペーパーが飛び出す。
花「行きなさい!ファング!!」
なぜファンネルじゃないのか。
それは花子様がダブルオー二期の【アニュー リターン】の回を見て号泣したばかりだからであり、
ファンネルやビットを知らないわけではないことを補足しよう。
なぜファンネルじゃないのか。
それは花子様がダブルオー二期の【アニュー リターン】の回を見て号泣したばかりだからであり、
ファンネルやビットを知らないわけではないことを補足しよう。
とび出したトイレットペーパーは芯を軸に回転し、切り取り線ごとに切り分けられた無数の紙が敵めがけ飛んで行く。
超高速で飛ぶ紙は、マスコット集団をみじん切りにする。
花「今よ!WC粒子全面開放、WCバズーカ、ハイパーバースト!!」
男「あー、アレだ。ハイドロポンプみたいな!!」
契「花子さん!」
は「う、うん!」
超高速で飛ぶ紙は、マスコット集団をみじん切りにする。
花「今よ!WC粒子全面開放、WCバズーカ、ハイパーバースト!!」
男「あー、アレだ。ハイドロポンプみたいな!!」
契「花子さん!」
は「う、うん!」
花子様がダブルオーかぶれな支持を出すせいで、花子さんも困惑気味だったが、理解してくれたらしい。
花子さんの水撃が放たれ、花子様が粉々にしたマスコットを飲み込み、その奥にいるまだ倒していない集団にブチ当たる。
マスコットの残骸を含んだ水流は、普通のそれより威力を増し、マスコット達を打ち砕く。
また、再生可能なレベルにしか切れなかった敵も、水撃のショックで砕かれたり、
流れの中で他のマスコットとぶつかり細かくなる。
川の石が流れの中で互いにぶつかり、下流ほど小さくなるように。
花子さんの水撃が放たれ、花子様が粉々にしたマスコットを飲み込み、その奥にいるまだ倒していない集団にブチ当たる。
マスコットの残骸を含んだ水流は、普通のそれより威力を増し、マスコット達を打ち砕く。
また、再生可能なレベルにしか切れなかった敵も、水撃のショックで砕かれたり、
流れの中で他のマスコットとぶつかり細かくなる。
川の石が流れの中で互いにぶつかり、下流ほど小さくなるように。
花「ただの液体よりも固体や異物を含むほうが強いわ。
ただ水が溢れるだけの洪水より土砂崩れの方が破壊力が大きいでしょ?それよ。」
は「おねーちゃんすごいのー」
花子さんのハイドロポンプ中、紙ファングと2本のムチで敵を撃破させていた花子様が言う。
ただ水が溢れるだけの洪水より土砂崩れの方が破壊力が大きいでしょ?それよ。」
は「おねーちゃんすごいのー」
花子さんのハイドロポンプ中、紙ファングと2本のムチで敵を撃破させていた花子様が言う。
いくらか数を減らしたころ、花子様が提案する。
花「こんどは挟み撃ちにしない?後ろから叩いた方が良いかもしれないし、それに・・・」
ちらりと花子さんを見る。
は「み?」
花「いい加減戦ったから、そのコもいくらか力を消耗してるはず。
私が使ってた方のトイレも使いなさい。多少はラクになるハズよ。」
は「う、うん。でも」
契「あんた達はどうするんだ?」
男「あー、多分平気だと思う。」
花「私達はこのパレードの後ろまで”跳ぶ”から。」
花子様には、花子さん同様、トイレ間移動ができる。トイレがあればだが。
ちらりと花子さんを見る。
は「み?」
花「いい加減戦ったから、そのコもいくらか力を消耗してるはず。
私が使ってた方のトイレも使いなさい。多少はラクになるハズよ。」
は「う、うん。でも」
契「あんた達はどうするんだ?」
男「あー、多分平気だと思う。」
花「私達はこのパレードの後ろまで”跳ぶ”から。」
花子様には、花子さん同様、トイレ間移動ができる。トイレがあればだが。
契「花子さんみたいに移動できるとしても、パレードの後ろにトイレがあるかわからn」
花「あるのよ。」
そういって一枚の紙を見せる。
花「あるのよ。」
そういって一枚の紙を見せる。
紙に書かれていたのは赤、青、黒の点が書かれた地図。
花「男、その紙の説明して頂戴。」
ムチを振るいながらではキツイので俺が代わりを務める。
男「はい」
男「この地図に書いてあるのはトイレの位置です。
黒は公衆トイレ、赤は祭の主催者側が設置した架設トイレ。
んで青はサポートのメイドが置いてくれたトイレです。
そして現在地がここ。でパレードの後ろ辺りにもホラ」
秋祭り一日目はこのトイレマップをつくっていたのだ。
二組で数を減らし、いくらかパレードが短くなった。
そのおかげで、これから移動するトイレと現在地の間にパレードがおさまり、
移動だけで後ろを取れる。
花「男、その紙の説明して頂戴。」
ムチを振るいながらではキツイので俺が代わりを務める。
男「はい」
男「この地図に書いてあるのはトイレの位置です。
黒は公衆トイレ、赤は祭の主催者側が設置した架設トイレ。
んで青はサポートのメイドが置いてくれたトイレです。
そして現在地がここ。でパレードの後ろ辺りにもホラ」
秋祭り一日目はこのトイレマップをつくっていたのだ。
二組で数を減らし、いくらかパレードが短くなった。
そのおかげで、これから移動するトイレと現在地の間にパレードがおさまり、
移動だけで後ろを取れる。
花「説明が終わったようね。納得してくれた?」
契「ああ、なんとか分かった。」
花「じゃあ、早速私達は跳ぶから。
あ、その前に・・・これ、渡しておくわね。」
トイレマップにトイレットペーパーを合わせ、コピーすると、それを渡す。
契「ああ、なんとか分かった。」
花「じゃあ、早速私達は跳ぶから。
あ、その前に・・・これ、渡しておくわね。」
トイレマップにトイレットペーパーを合わせ、コピーすると、それを渡す。
花「これが有ったほうがラクでしょう。攻めるにも守るにも。」
契「ありがとう。有効に使わせて貰うよ。」
契「ありがとう。有効に使わせて貰うよ。」
花「じゃ、こんどこそ行くから。
ひとまずバイバイ。無理しちゃダメよ?危なくなったら逃げなさい。
あと、これが終わったら赤外線通信して頂戴。」
は「ばいばいなのー」
契「赤外線?」
男「アドレス交換のやつ。アレが楽しくて仕方ないみたいで。ほいじゃ」
俺は花子様の方に駆け、トイレ間移動で花子様と共にパレードの後ろに跳ぶ。
ひとまずバイバイ。無理しちゃダメよ?危なくなったら逃げなさい。
あと、これが終わったら赤外線通信して頂戴。」
は「ばいばいなのー」
契「赤外線?」
男「アドレス交換のやつ。アレが楽しくて仕方ないみたいで。ほいじゃ」
俺は花子様の方に駆け、トイレ間移動で花子様と共にパレードの後ろに跳ぶ。