首なしライダー 12
聞きなれた音を出しながら俺に近づいてくる一台の青いバイク
バイクは俺の目の前で止まった。
ミラーは割れ
バイクも所々へこんでいたり傷がついているが、どうやらまだ走れそうだ。
バイクも所々へこんでいたり傷がついているが、どうやらまだ走れそうだ。
サイドカーには真っ青なヘルメットと真っ白なヘルメットが置いてある
俺は白いフルフェイスのヘルメットをコヅカと名乗った少女に投げる
「このバイク…乗れるんですか……?」
「たぶん、長くは走れないと思うけど歩くよりはマシだよ…乗ってコヅカちゃん」
「たぶん、長くは走れないと思うけど歩くよりはマシだよ…乗ってコヅカちゃん」
片腕が使えないのでバイクに念じながら操縦すれば上手くいくはずだ。
コヅカちゃんがサイドカーに乗り込んだ事を確認して、首の上に新しい青色のヘルメットを固定し、俺はバイクに[真っ直ぐ道なりに走れ]と念じる
するとバイクは動きだす
目標は祭りの会場
急がなければ……
朝野…無事だといいが…
真っ直ぐな道を走る一台のサイドカー付きのボロボロのバイク
限界が近づいているのか思ったようにスピードが出ない
限界が近づいているのか思ったようにスピードが出ない
このスピードなら祭りの会場までは残り数分で着くはずだ。
「ライダーさんはどうやって契約者さんと出会ったんですか?」
サイドカーに座ったコヅカが俺に話し掛ける
サイドカーに座ったコヅカが俺に話し掛ける
コヅカが持つあのバールのような物体
どうやらあれも都市伝説みたいだ
都市伝説は生き物ばかりじゃないんだな……まったく、理解不能だ。
どうやらあれも都市伝説みたいだ
都市伝説は生き物ばかりじゃないんだな……まったく、理解不能だ。
「えーっと、俺の契約者は朝野さんって言って、高校の時の後輩だよ」
「後輩………ってええっ!?首なしライダーさんって人間だったんですか?」
大声で驚くコヅカちゃん
なんだ?そんなに驚くような事なのか?
なんだ?そんなに驚くような事なのか?
………ん?
道の先がやけに暗……いや、黒い
祭り会場に続く道に
なんと夢の国の黒服集団が待ち構えていた。
なんと夢の国の黒服集団が待ち構えていた。
「なっ…何て多さだ」
思わず率直な感想が口から漏れた。
これでさすがに直進はできない。
直進した所で待っているのは地獄みたいだし。
これでさすがに直進はできない。
直進した所で待っているのは地獄みたいだし。
「ライダーさん、直進しましょう!!」
しかし、コヅカちゃんはあの集団に突っ込む気満々みたいだ。
そういうぶっ飛んだ事は俺のいない所で1人でやって下さい、頼むから
「……大丈夫なんだな?コヅカちゃん?」
コヅカちゃんはサイドカーに座ったままバールのような物を構える
するとバールのような物は徐々に震えだす
するとバールのような物は徐々に震えだす
何をする気だコヅカは?
黒服集団にぶつかるまで残り
3秒
2秒
1
3秒
2秒
1
…………ん?
バイクは何事もないかのように真っ直ぐ走っている
「上手く…いきましたよ」
な、何がおこっているんだ?
バイクの前にいる黒服集団はまるで見えない壁に当たっているかのように、バイクの少し前で吹っ飛ばされている
「コヅカちゃんの能力……?」
これって…バリア、バリアなのか!
やばい、凄い
やばい、凄い
バリアもありなのか
コヅカちゃんの持つバールのような物を中心として円形にに広がったバリア…じゃなくて結界
「よし、これなら行ける!」
夢の国の黒服集団を吹っ飛ばしながら俺とコヅカちゃんを乗せたバイクは祭り会場に向かった。
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