【「死を従えし少女」より】
「……「死」の匂い、ねぇ」
「そうなのです。気のせいであるならばそれで良いのですが」
「坊やの勘は、案外当たるからなぁ」
「そうなのです。気のせいであるならばそれで良いのですが」
「坊やの勘は、案外当たるからなぁ」
夕暮れ時、龍哉は家の縁側で客人を話をしていた
話すその内容は、本日朝方、クラスメイトを救ってくれた中学生の二人組………特に浅倉澪・マリアツェルと名乗った、少女の方
話すその内容は、本日朝方、クラスメイトを救ってくれた中学生の二人組………特に浅倉澪・マリアツェルと名乗った、少女の方
「あの大鎌は、世間一般的なイメージの死神が持つものに、よく似ておりました」
「……俺は直接見てないからなんとも言えないが。「死神」の契約者の可能性があるのは確かだな」
「……俺は直接見てないからなんとも言えないが。「死神」の契約者の可能性があるのは確かだな」
煙管を手元で弄びつつ、その客人は龍哉の言葉に考え込む
隣に座る龍哉は、湯のみが空になっているのに気づくと、すっと新たにお茶を注いでやるべく、急須を手にする
湯のみに新たにお茶が注がれた頃、客人は口を開いた
隣に座る龍哉は、湯のみが空になっているのに気づくと、すっと新たにお茶を注いでやるべく、急須を手にする
湯のみに新たにお茶が注がれた頃、客人は口を開いた
「一応、お前さんのクラスメイトを助けたってんなら、さほど警戒はしなくともいいとは思うが………ま、今後もちょくちょく見かけるようなら、ちょっと警戒したほうがいいだろうな」
「そうですね。まだ、中学生のようですので、そこまで頻繁には関わらないとは思うのですが」
「そうですね。まだ、中学生のようですので、そこまで頻繁には関わらないとは思うのですが」
通う学校が同じであれば、接触回数は増えると思うのだが……そうでなければ、そこまで接触する事はない、はず、なのだ、多分
もっとも、ここが学校町であり、都市伝説契約者同士は自然と接触回数が増える事が多いのも、また事実ではあるけれど
もっとも、ここが学校町であり、都市伝説契約者同士は自然と接触回数が増える事が多いのも、また事実ではあるけれど
「………あの、鬼灯さん」
その点も、踏まえながら
龍哉は客人をじっと見据えながら、口を開く
龍哉は客人をじっと見据えながら、口を開く
「確かに、また、この学校町に、来ているのですね?三年前の、あの時のように」
「………あぁ。気配は曖昧。だが、確かに学校町に、居る。三年前の時とは違って。今度こそ本格的に入り込んでやがる」
「…そう、ですか」
「………あぁ。気配は曖昧。だが、確かに学校町に、居る。三年前の時とは違って。今度こそ本格的に入り込んでやがる」
「…そう、ですか」
ふぅ、と龍哉は息を吐きだした
ぽふん、と、客人は、軽く龍哉を撫でる
ぽふん、と、客人は、軽く龍哉を撫でる
「坊や達は、三年前とは違うだろ?……「組織」なり「首塚」なり、いくつかの集団も、今回は流石に気づいているようだしな。あの時のようには、ならない………あの時のようには、させないさ。その為にも、俺は来たんだしな」
「はい………僕達も。三年前のような犠牲は、出させません」
「はい………僕達も。三年前のような犠牲は、出させません」
「また」、失ってしまうのは御免だから
ちょん、と正座をした状態で笑う龍哉に、客人もまたふっ、と笑ってやる
互いに、誓う事は同じ
「三年前」と同じ悲劇は繰り返さない
その、為にも
「三年前」と同じ悲劇は繰り返さない
その、為にも
見える芽は積んでいかなければならない
親しい者達を悲しみから、護る為に
親しい者達を悲しみから、護る為に
to be … ?