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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 次世代の子供達-06

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匿名ユーザー

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 三味線の音が、小さく響く
 何か演奏している、と言うよりは、音を確かめているような、そんな雰囲気
 夕暮れの公園で、どこかさみしげに音が鳴る

「相変わらずだな、この街は」

 ぺんっ、と、ベンチに腰掛け三味線を鳴らしながら、鬼灯はそう口にした
 あぁ、と、すぐ側の自販機でジュースを買いながら直斗は頷く

「ずーっと昔に、鬼灯が最初に来た頃とも変わってないか?」
「……あぁ。町並みはさすがに変わったが………色々と、相変わらずだ
「そうか………あ、鬼灯はどれにする?」
「適当な茶でいい。甘ったるい飲み物は、どうにも苦手だ」
「わかった……ほら」

 ぽい、と直斗が放り投げた茶の缶を、ありがとな、と受け取る鬼灯
 一旦三味線を置くと、プルタブを開けて中身を口にする

「なー、鬼灯。今回は、どれくらい学校町にいるんだ?」
「んー?………まぁ、「今回の件」が片付くまで、だな」
「そうか。憐とかにも、顔見せてやってくれよ。会いたがってたし」
「おぅ、そのうち、な」
「必ずだぞ。憐泣かしたら、遥とか灰人がうるせーからな?」

 適当に返事を返した鬼灯に、念押しするように直斗はそう告げた
 それでも、鬼灯はへいへい、と適当な返事を返してくる

 ……三年前と変わらない
 鬼灯は、いつでもこうだ
 基本、なんでも適当に受け流し、適当に流れ流れていくように、「見える」
 実際そうである面もあればそうでもない面もあり、本質を他人に掴ませようとは、なかなかしない
 ………その鬼灯になついたのは自分達であるのだが、もうちょっと、対等に見てくれてもいいだろうに、と不満を感じなくもない

(まぁ、仕方ねぇよな。鬼灯から見りゃ、俺達なんて餓鬼みてぇなもんなんだし……)

 みたいな、どころか、まだ高校生に過ぎない彼らは、鬼灯から見れば本当に子供でしか無い
 とうの昔に「飲まれて」いると言う彼は、百を超える年月を生き続けているのだ
 「将門から見りゃ、俺だって餓鬼みてぇなもんだろうがな」と鬼灯本人は言っていたが、それでも、直斗達から見ればずっとずっと大人で、遠い

「……ん、どうした、坊や」

 あぁ、ほら
 やはり、子供扱いだ

「坊やじぇねーっつの………:

 と、返事を返そうとして………感じた気配に、直斗は表情を引き締めた
 鬼灯も、気づいたのだろう、顔を上げる

 赤が、近づいてくる
 ひらりと揺れる、赤いマント

「…最近増えてんだよな、赤マント。面倒くせぇ」
「へぇ、そうなのか?………例の、赤いはんてんと一緒のやつとは別個体っぽいな」

 鬼灯が、立ち上がる
 その手には、いつの間にか、刀が

「すぐに片付けてるから、坊やは下がってろ」
「……おぅ」

 ……こうして守られる立場になるのも、子供扱いのままの理由だろうな、と思いながら
 直斗はそっと、鬼灯の邪魔にならないように距離をとった


「……あぁ、そうだ、直斗」
「何?」
「前に龍哉が言ってた奴。「とりあえず大丈夫」だ。今んとこ、「アレ」の影響は受けてないように見える」
「そうか、鬼灯が言うなら、だいたい間違いないかな」
「信用してもらえて何よりだ。まぁ、気になったら、お前も確認しとけ。ただ、敵になるかそうじゃないかは断言できないから、一人で接触するなよ?」
「りょーかい…………敵にならないことを祈っとくよ、一応」


 誰もいなくなった公園
 残っていた赤い切れ端は、そのうち、最初から存在していなかったかのように、さらさら崩れて消えていった

to be … ?




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