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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 次世代の子供達-18a

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匿名ユーザー

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 夏休みに入る前の、ある日の事
 本日は、調理実習の授業があった
 男子三人女子三人のグループに分かれて、本日作るメニューはカレーライス

「それでは、桐生院さん、一緒のグループですし、よろしくおねがいします」
「うん、よろしく……って、獄門寺君、料理は」
「…お料理は、苦手です」

 真降の言葉に、龍哉は少し申し訳無さそうに答えた
 何せ、お手伝いさんがいるような家である。家で料理をする機会、と言うのもなかなかない

「あ、そっか、獄門寺君は料理苦手か………ふふ、それじゃあ、私が頑張らないとね!」

 と、何やら気合を入れているのは、同じグループに入った少女
 こちら、中央高校に通うために学校町にやってきたと言う少女である
 はっきり言って美少女の範疇に入る彼女、通常であれば学校中の男が彼女の虜になりそうなのだ、が

「まぁ、龍哉は包丁使うのは上手いしな。切り分けるのとか頼んでいいか?」
「はい、わかりました。正直、僕は手際もあまり良くないので、直斗、指示をお願いします」
「……完全スルーっ!?」

 もっとも
 何故か、学校町では、特にこの中央高校では虜になる男はおらず
 その様子に、真降はこっそり、苦笑したのだった


 一方。その頃

「それじゃあー、すずっち、そっちは任せちゃって大丈夫っすー?」
「あ、うん………えぇと、「すずっち」?」
「すずっちはー、すずっちっすー」

 へらんっ、と笑みを浮かべる憐
 こちらは、空井 雀と同じグループになっていた
 雀同様、憐も料理は慣れているようで手際がいい
 まぁ、その一方で

「あっ」
「はるっちー、ジャガイモは握り潰しちゃ駄目っすー」

 じゃがいもを、某伊○家の食卓でもやっていた簡単な方法で皮向こうとしてそのまま握りつぶしてしまっている遥の姿もあるのだが

「と、言うか、ゆでた物とはいえ、握りつぶせる物……?」
「んー、はるっちはちょっぴり力強いっすからねー」

 どういうことなの顔をしている雀の言葉にも、憐はのほほんと答える
 なお、普通、日本人はこの裏技を使う際にほいほいジャガイモを潰してしまったりはしない。ドイツ人にやらせてみたらあっさり潰してしまった、と言う話はあるが
 憐の言う通り、遥が若干、力が強いせいだろう

「ほらほら、遥は食器洗いの時までおとなしく………食器洗いも危険か」
「おい、それ、俺が足手まといみたいじゃね?」
「足手まといよ」

 同じグループの容赦無い言葉にorzになっている遥
 それでも、同じグループの他の女生徒は目がハート気味なのだから、世の中不思議というか理不尽である

「に、してもー。すずっち、本当、手際いいっすね。普段からお料理してるっす?」
「え?あ、う、うん………荒神君も?」
「そうっすー。お弁当も、父さんや母さんに先を越されない限りは、自分で作るっすよー」

 憐は、へらんっ、とした笑みを浮かべながら雀と離す
 基本、憐は誰に対しても愛想がいい………と言うより、馴れ馴れしい
 直斗もそう言う傾向があるが、憐の方がその傾向は強めだ
 基本、同年代であれば「○○っち」と勝手に愛称を作って呼ぶくらいである
 雀に対しても普段と同じように愛想よく、かつ馴れ馴れしく話していく

「……ちなみに、すずっち。お菓子は作れるっす?」
「え?………えぇと、簡単なのなら……」
「それならー、今度、作り方教えてもらってもいいっす?………俺っち、料理それなりに出来るつもりだけど、お菓子作るのは、苦手でー………弟に、なんか作ってあげたいんすけど」
「あ、えぇと………その、荒神君。なんか、こっちに嫉妬に似た視線が飛んでるような飛んでないような」
「気のせいっすー」

 気のせいではなく、思い切り遥から嫉妬視線が飛んでいたのだが、別の班からきちんとツッコミ(物理)が飛んできたのでそれは問題ない
 とりあえず、調理実習は順調に進んでいって………無事に、美味しいカレーライスが完成した
 辛口が苦手な人でも安心の、ちょっぴり甘口仕様だ
 遥がうっかりジャガイモ2,3個握りつぶした以外は特にミスもなく、ついでに言うと潰してしまった芋は付け合せのポテトサラダとして活用したおかげか、きちんと良い得点ももらえた

「すずっちー」

 そして、授業が終わって
 憐が、雀に駆け寄ってきた

「すずっち、LINEのアドレス交換しないっす?……Twitterのアカウントでもいいっすけど」
「あ、うん……やっぱり、何か嫉妬に似た視線がこっちに飛んできているような」
「問題ねーっす。今度、すずっちも一緒に、みんなで遊ぼうかなー、って思ってるんで。それならきっと問題ないっす」

 憐の言葉に、遥から雀に飛んでいた嫉妬の視線が少し和らぐ
 単に、ツッコミ(物理)によって視線が外れただけという説もあるが

「あ、でも………荒神君達は、いつも、同じグループで一緒にいるよね?……混ざっても、いいの?」

 そう、彼らはたいてい、いつも同じグループでつるんで行動している
 隣のクラスである広瀬 晃や大門 神子も混じって、一緒に
 そこにもう一人二人、加わっている事もちらほらあるが、たいていいつも一緒であり、それは時として、他者からは「拒絶」にも見える


 そんなグループの一人である憐が、雀に誘いをかけた事
 それは、都市伝説に関わるいくつかの「組織」について説明するためであったのだけれども


 それ以外にも、意味があるのかどうか
 それは当人達にすら、わからない




to be … ?




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