アットウィキロゴ

「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 次世代の子供達-24

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
 それは、ある暑い夏の日の夜の事

「………さて」

 こそりっ、と浴室に向かう絵里
 在処から許可が出てしまったので(龍一からは軽めのゲンコツくらったが)、いざ、龍哉が入っているはずの風呂へ、である
 こう、お風呂に入っているところにおじゃまして、お背中流します、的なあれに挑戦だ
 そーっと、脱衣所に入って………

「…おや?」

 浴室の方に、龍哉よりも小柄な人影が
 龍威も一緒に入っているらしい
 なるほど、兄弟仲がよく、良いことだ
 すばやく服を脱ぎ捨てて、いざ!

「龍哉様、お背中流しまs」

 ぴた、と
 思わず、足も、言葉も止まる
 むしろ、思考がフリーズしかける

 龍威が頭を洗ってもらっている
 それはいいのだ、まあ龍威は自力で頭を洗うのが少々苦手あから
 龍哉が、背中を流してやっている
 それもいいのだ、普通なら

 問題は
 龍哉と龍威の間にいる、龍哉に背中流してもらってて龍威の頭を洗ってやっている存在で

「?どなたかいらっしゃったのですか?」
「絵里が来たんだよ………ほら、龍威、目ぇ閉じておけっつの。泡が目に入ったら痛いぞ」
「絵里さん?ひとまず、そこにそのようなお姿で立っておられては、風邪を引きますよ」

 うん、ありがとう龍哉様、気を使って頂いて
 そんな思いを抱きつつも、先に口から出たのは

「何故、あなたがここにいるんですか、鬼灯さん」
「龍哉と龍威に誘われたからだ。あと、浴場の扉開けっ放しだと、この時期とはいえ冷える」

 ……そう、二人と一緒に風呂に入っていたのは、鬼灯で
 とりあえず鬼灯のいうことも最もであるし龍哉にも心配された為、絵里はそっと浴室の扉を閉めると、もぞもぞと服を着直したのだった



「……そう言う訳か」
「そう言う訳だ」

 ひとまず、絵里の若様の風呂へ突撃作戦は失敗に終わり
 失敗に終わったが故に、龍一からのツッコミは軽い脳天チョップのみで終わった。そそのかした張本人である在処も、軽くぺちっとやられたらしい
 ため息を付いている龍一の様子に、鬼灯は面白がっているように笑った

「鬼灯さん、動かれると、髪を乾かしにくいのですが」
「っと、悪ぃ……つか、龍哉。ドライヤーなんぞ使わんでも、そのうち乾くぞ」

 龍哉は鬼灯の長い髪に、ドライヤーをかけてやっていた
 確かにこの方が早く乾くのかもしれないが、生まれが江戸時代頃である鬼灯には、どうにも落ち着かないらしい

「そういって油断なさると、お母さんのように風邪をひいてしまいます」
「いや、俺ぁもう飲まれてバケモンになってんだし…………って、それで風邪引いた事あんのか、在処は」
「……季節の変わり目の時期に、な」

 そういう点は、龍哉の方が幸いしっかりしている
 いや、在処だって全くしっかりしていない訳ではない………はず………なの、だが
 それとも、比べる対象が龍哉だからそう感じるのか。息子と比べた結果そうなると言うのは母親としてどうなのだ、とか疑問がわきかけたが、龍一はそれを振り払った

「…………ところで、絵里はどうした?」

 ツッコミをした後、姿が見えない

「絵里さんでしたら、「アイディアが湧いた……!」とおっしゃりながら、お部屋に戻られましたが]
「………そうか」

 後で追加ツッコミが必要な事態にならないだろうか
 龍一は今度はこっそりと、ためいきをついたのだった






おわれ






タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー