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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 次世代の子供達-28

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匿名ユーザー

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 ………とりあえず、である

「神子も、家で一人だったからと言って、そう言う格好でいるのはやめましょうね?宅配とかが来たらどうするんですか」
「流石にその時はちゃんと服着るから大丈夫………と、言うより。何故最終的に私が怒られているの、お父さん」
「……みこっち、自業自得だと思うっす」

 そう、結局
 最終的に、憐がきちんと説明したおかげか神子が怒られる、と言うより軽くお説教くらうはめになった
 まぁ、遥は遥でもうちょっと気を使うようには言われたのだが、どこまで効果があったかは不明である

「あ、そうだ。これ、カイザー司祭が作ったクッキーっす。お茶菓子にー、って思って持ってきてたんすけど」
「あぁ、ありがとうございます………とりあえず、望。着替え終わりました?」
「うん、着替えたけど………いいじゃない、デートに中学校の制服着ても」
「良くない、というか人の制服を中学時代のものとは言え勝手に着ないで」

 びしぃ、と思わず突っ込む神子
 そう、娘の制服勝手に持ちだして着るのはやめてほしい

「せめて、自分が中学生だった頃の制服着てよ。娘の着ないで」
「みこっち、それもどうかと思うっす」

 憐からのツッコミを、神子はさらっと流す
 うん、憐はこうして、きちんとツッコミをしてはくれるのだ
 ……その調子で遥にもツッコミ………いや、遥相手はツッコんでも無駄な事の方が多いか

 そうして、改めて神子の両親は出かけていった
 どうやら、望の着替えの為に一度帰って来ていたらしい
 それなら最初から制服以外で行け、と言いたいところだが、まぁ、何かしら理由があったのだろう。行き先的に制服だと不味いとかそう言うの

「……さて、と。じゃあ、憐がクッキー持ってきてくれたし、食べましょ」
「神子、お前、おじさん達の分、残す気ねぇだろ」
「別にいいじゃない。ほらほら、三人で食べましょう」

 カイザーが作った焼き菓子は以前にも憐が持ってきたのを食べたことあるが、なかなか美味しかった
 父親はともかく、娘のお古の制服勝手に着ていく母親に食べさせるのはもったいない。食べてしまってもいいだろう

「そういえば、憐。教会の方に誰か新しい人来たんだって?」
「あ、みこっちの方にもその話行ってんすね………新しい人、ってか、ジェルトヴァさんが来たんす」

 ぴくっ、と。憐の言葉に、遥が小さく反応する

「遥、家のティーカップ壊さないでね…………ジェルトヴァ、って。昔、ちょっと学校町に来てたアレ?」
「アレ、って言い方はどうかと思うっすけど、あの人っすよー。今回は、きちんと「組織」とかにも事前連絡してから来た、って言ってたっすね」

 へろーん、と、憐はいつも通りの………「三年前」から振る舞うようになったのと同じ調子で笑みを浮かべながら、そう話す
 「教会」所属の異端審問官であるジェルトヴァは、以前にも学校町を訪れており、その際に憐と関わりを持っていた
 遥がやや警戒の表情を浮かべているのは、そのせいだろう

(異端審問官、って響きがちょっとあれだってのもあるだろうけど…………あの人の場合、なんか、なぁ)

 神子も、以前にちらり、と顔を合わせた事はある
 どこか冷淡な雰囲気と始末屋を思わせる物騒さ。そして、なんだか「嫌な予感:にも似た何か。何か、ろくでもない経歴を持っているんじゃないか、と、神子はそう感じていたのだ

「ジェルトヴァさん、冷淡とか無慈悲とか人の心を持ってないとかよく言われてるっすけど、本当は優しい人っすよ?お仕事上、どうしても甘い態度とかはとれないみたいっすけど」

 神子の考えを感じ取ったように、憐はフォローするようにそう言った
 憐も、一応は「教会」所属であるから、余計にフォローするのかもしれない

「で、そのジェルトヴァは、どうしてまた学校町に来たんだよ」
「んー………「バビロンの大淫婦」を探す、ってのと、ついでにそれの手駒がちょこちょここっちに来ちゃったらしいんで、その対処っすね。あの人なら、大体の相手には負ける事ねーっすから。やや戦力過剰なくらいっす」
「まぁ、確かに。やや戦力過剰なくらいね……………「狐」絡みでは、ないのね?」
「はい。ご本人に念の為確認とってみたっすけど、「狐」に関しては話で聞いてはいるけど詳しくは知らない………って感じだったっす」
「あいつの性格考えると、場合によっちゃ首突っ込んできそうだな……面倒な事にならないといいが」

 クッキーをつまみながら、遥はそう呟いた
 そうかも、と憐が少しだけ困ったような表情を浮かべる


 学校町に入ってから、「狐」は能力を一切、振るっていない
 よって、「狐」の手駒は増えていない
 この調子で「狐」の手駒を削っていけば、最後に「狐」を倒せばおしまいである

 土川 咲李の死の、直接の原因ではないとは言え、死のきっかけを作り出した存在である「狐」を、のさばらせておく気などさらさらないのだ


(あぁ、でも。皆が無茶をしなければいいのだけど)

 ちらり、と憐と遥を見る
 ………この二人は、皆の中でもことさら危ういのだ、と言う事実を、頭のなかで再確認しながら




to be … ?






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