すぷぷー、と、その子犬はのんびりお昼寝していた
「Ⅺ」の形のチャームが付いた首輪をつけているその柴の子犬。名前を「ポチ」と言う
喫茶店「閑古鳥」の、看板犬である。主な仕事は客に愛想をふりまく事なのだが、閑古鳥はそういう店名のせいなのか、普段から客は少ない
よって、普段は店の中で勝手に遊びまわり、遊び疲れたら眠る、と言うパターンが多い
しかし、だ。仮にも一応時として看板犬なのである
カランカラン、と来客を告げる鈴の音を、ポチの耳はぴくっ、と拾いあげた
すっく、と立ち上がると、早速客に愛想を振りまくべく、てちてちてちっ、と店の入口へと駆けて行った
「Ⅺ」の形のチャームが付いた首輪をつけているその柴の子犬。名前を「ポチ」と言う
喫茶店「閑古鳥」の、看板犬である。主な仕事は客に愛想をふりまく事なのだが、閑古鳥はそういう店名のせいなのか、普段から客は少ない
よって、普段は店の中で勝手に遊びまわり、遊び疲れたら眠る、と言うパターンが多い
しかし、だ。仮にも一応時として看板犬なのである
カランカラン、と来客を告げる鈴の音を、ポチの耳はぴくっ、と拾いあげた
すっく、と立ち上がると、早速客に愛想を振りまくべく、てちてちてちっ、と店の入口へと駆けて行った
「わぁ、可愛い」
「うん、この子が、話してた看板犬だよ」
「うん、この子が、話してた看板犬だよ」
店に入ってきたのは、紅 かなえと浅倉澪・マリアツェル、それに桐生院キラと言う少女三人
ポチはキュンキュンと声をあげ、尻尾を振りながら、三人の足元をうろちょろとした
そうして、すんすんすん、とお客さんの匂いを確認した
すんすん、すんすん…………
ポチはキュンキュンと声をあげ、尻尾を振りながら、三人の足元をうろちょろとした
そうして、すんすんすん、とお客さんの匂いを確認した
すんすん、すんすん…………
「…………きゅぅん?」
あれ?と言うように首を傾げるポチ
すんすん、すんすん、と、念入りに匂いを確認する
すんすん、すんすん、と、念入りに匂いを確認する
「あれ?どうしたんだろ…………っわ、ち、ちょっとくすぐったいかも」
すんすん、すんすん、すんすん、すんすん
ポチが念入りに匂いを確認している少女は、澪だった
匂いを確認しようとして、鼻先がぺちょっと足首あたりに触れたりする為、素肌に直接ではないにしろ、ちょっとくすぐったいようだ
が、ポチはそんな事は一切気にせず、澪の足元をうろちょろしながらすんすんと匂いを確認し、「きゅぅん?」と愛らしく首を傾げる
ポチが念入りに匂いを確認している少女は、澪だった
匂いを確認しようとして、鼻先がぺちょっと足首あたりに触れたりする為、素肌に直接ではないにしろ、ちょっとくすぐったいようだ
が、ポチはそんな事は一切気にせず、澪の足元をうろちょろしながらすんすんと匂いを確認し、「きゅぅん?」と愛らしく首を傾げる
「ほら、ポチ。ダメだよー」
ひょいっ、と、そんなポチは、閑古鳥の店主に抱き上げられた
抱きあげられると、抵抗もせずだらーん、と抱き上げられるポチ。そんな状態でも、尻尾はぶんぶんとふっている
抱きあげられると、抵抗もせずだらーん、と抱き上げられるポチ。そんな状態でも、尻尾はぶんぶんとふっている
「あ、風夜さん。こんにちは」
「やぁ、こんにちは、かなえちゃん。その二人は、お友達?」
「やぁ、こんにちは、かなえちゃん。その二人は、お友達?」
店長の言葉に、はい、と頷くかなえ
澪とキラもぺこり、と軽く頭を下げた
澪とキラもぺこり、と軽く頭を下げた
「こんにちは。かなえさんが、このお店のデザート美味しい、って教えてくれて」
「金魚鉢パフェがある、って聞いて……あと、シュークリームも美味しい、って」
「なるほど、あれ目当てか。それじゃ、ちょっとサービスして、クリーム多めにしようかな」
「金魚鉢パフェがある、って聞いて……あと、シュークリームも美味しい、って」
「なるほど、あれ目当てか。それじゃ、ちょっとサービスして、クリーム多めにしようかな」
澪とキラの言葉に、店長はにこにこと笑って、厨房に引っ込もうとする
……と、ポチがしゅたっ、と、店長の手から脱出した。ぺちゃっ、とちょっと着地に失敗して転んだものの、めげた様子もなくてちてちてちっ、と、席についたかなえ達の元へと向かう
そうして、また、すんすんっ、と、澪の匂いを確認しようとする
……と、ポチがしゅたっ、と、店長の手から脱出した。ぺちゃっ、とちょっと着地に失敗して転んだものの、めげた様子もなくてちてちてちっ、と、席についたかなえ達の元へと向かう
そうして、また、すんすんっ、と、澪の匂いを確認しようとする
「澪ちゃん、懐かれたのかな?」
そんなポチの様子に、かなえは首を傾げる
すりすりと、半ば体をすり寄せながら、ポチは澪の匂いを確認し続け………
すりすりと、半ば体をすり寄せながら、ポチは澪の匂いを確認し続け………
……………
…………………すぷーーーーー
「な、なんか、微妙に足に重みが」
「………あ、ポチちゃん、澪ちゃんの足の上で寝ちゃってる」
「………あ、ポチちゃん、澪ちゃんの足の上で寝ちゃってる」
すぷーーー
なにせ、元々お昼寝途中だったポチ
眠たくなったようで、澪の足の上に顎をおいて眠ってしまい
なにせ、元々お昼寝途中だったポチ
眠たくなったようで、澪の足の上に顎をおいて眠ってしまい
ポチが、何を思って、澪の匂いを確認し続けていたのか
それは、誰にもわからないままだった
それは、誰にもわからないままだった
to be … ?