エーテルの、その推理に
イクトミは小さく笑った
イクトミは小さく笑った
「8割から9割方、俺と同じ推論だな」
「残り1割から2割は違う、と?」
「残り1割から2割は違う、と?」
あぁ、と頷くイクトミ
ゆっくり、順番に告げてくる
ゆっくり、順番に告げてくる
「エイブラハムの契約都市伝説……まぁ、公にされてる二つ、飲まれる前から契約してたってのは、そのままじゃないかと思う。だが、救世主に飲まれたってのは、うさん臭いな」
元々は聖なるものと契約していたとしても
それ以上の邪悪に飲まれる可能性は、ある
それ以上の邪悪に飲まれる可能性は、ある
「メルセデスがバルディエルじゃなくて、クローセルってのも同感だ。どうして「教会」にもぐりこんだのかは、同じく推理できないがね」
材料不足だからな、と呟く
何か材料が見つかれば、推理できるかもしれないが
何か材料が見つかれば、推理できるかもしれないが
「…お前と違う答えを推理したのは、悪魔憑き事件について。多分、悪魔憑き事件自体は解決してる」
「悪魔憑き事件「自体」は?」
「そう、そっちは、多分もう終わった事件……問題は、その事件で、エイブラハムの傍にいた女契約者が死んでいて……代わりに、「ゲルトラウデ・オラーリャが失踪し、「教会」に同姓同名、全く同じ容姿の女が現れて、エイブラハムの右腕になっている」と言う事実だ」
「悪魔憑き事件「自体」は?」
「そう、そっちは、多分もう終わった事件……問題は、その事件で、エイブラハムの傍にいた女契約者が死んでいて……代わりに、「ゲルトラウデ・オラーリャが失踪し、「教会」に同姓同名、全く同じ容姿の女が現れて、エイブラハムの右腕になっている」と言う事実だ」
そう、それは、まるで
死んだ女契約者のポジションに、ゲルトラウデが収まったような……
死んだ女契約者のポジションに、ゲルトラウデが収まったような……
「……こっからは、ほとんど俺の推測だ。そうだ、と言い切れる材料は存在しない」
そう、断りを入れてから
イクトミは、続けてくる
イクトミは、続けてくる
「…死んだ女契約者、そいつの都市伝説が、ゲルトラウデに移ったんじゃないか?」
「………移った?」
「そう。ゲルトラウデは元々「ハラリエル」の契約者だったが………そこに、さらに多重契約をした、もしくは」
「………移った?」
「そう。ゲルトラウデは元々「ハラリエル」の契約者だったが………そこに、さらに多重契約をした、もしくは」
それは
ある種、もっとタチの悪い可能性
ある種、もっとタチの悪い可能性
「他の都市伝説に、肉体を乗っ取られたんじゃないのか?」
「多重契約ではなく、何者かがゲルトラウデの体を乗っ取って、好き勝手に行動している、と言うことか?」
「あぁ。まぁ、契約って形じゃなくて、たんに取り憑かれて乗っ取られたのか、それとも多重契約で飲まれて精神取られたか。どっちも可能性はあるけどよ。それがしっくりくる気がするんだよ」
「多重契約ではなく、何者かがゲルトラウデの体を乗っ取って、好き勝手に行動している、と言うことか?」
「あぁ。まぁ、契約って形じゃなくて、たんに取り憑かれて乗っ取られたのか、それとも多重契約で飲まれて精神取られたか。どっちも可能性はあるけどよ。それがしっくりくる気がするんだよ」
だからこそ
ゲルトラウデは、エイブラハムの右腕なのではないか、と
ゲルトラウデは、エイブラハムの右腕なのではないか、と
「死んだ女契約者のポジション。そこに、ゲルトラウデがすっぽり収まっているとしたら。その可能性が高いと思わないか?」
問題は
取り憑かれて乗っ取られたか
それとも、多重契約で飲まれて乗っ取られたか
取り憑かれて乗っ取られたか
それとも、多重契約で飲まれて乗っ取られたか
どちらであるかによって、ゲルトラウデ・オラーリャと言う女を救い出せる可能性があるかないか、その答えが出る
……今は、その結論を出すには材料が足りなすぎるのだった
……今は、その結論を出すには材料が足りなすぎるのだった
to be … ?