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連載 - 我が願いに踊れ贄共・万能の魔法使い-06k

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匿名ユーザー

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 …それは、昼頃だったろうか?
 もう少しで、日が沈み始める頃

「……うん?」

 学校町を飛び回っていたストラスは、ふと、違和感を感じた
 …それは、悪魔的な直観
 何かが始まろうとしている、そんな気配

 ロクでもない事が始まりそうな、気配だ

 街に、どんどん人が入り込んでいる
 学校町の周辺から……集められたかのように、入り込んできている
 その大半から、感じる悪意

「何だろうね……カラミティ卿が言ってた、あれが始まるのかな?成功確率は257万8917分の1って、あの子は言ってたけど……」

 その奇跡を、決して起こさせない
 カラミティは、そう言っていた
 その上で、カインを護りきる
 それが、カラミティの願い

「まぁ、ここ最近仲良くなった人間の女も助けたいんだろうけどね………うん、ナイス強欲。さすがはボクらが育てた魔法使いだよね」

 うんうん、一人(一羽)頷くストラス
 なんだかんだで、カラミティは彼らにとって可愛い子供同然なのだ

「カラミティ卿の願いを叶えさせる為にも、ボクを召還した主の願いを叶える為にも。この流れは報告した方が良さそうだね」

 連中が何かを開始しようとしている
 ……そして
 カインはきっと、それに首を突っ込んでしまうだろう、巻き込まれてしまうだろう
 カインはそういう人間だ、とストラスは理解していた
 口は悪いが優しくお人好し、善良な男
 目の前で行われようとする悪事を、きっと見逃せない
 …もっとも、今の問題は、その悪事を行おうとしているのが「教会」の人間だ、と言うことか
 ヘタに連中と接触しては、騙されて利用される可能性もある

「ボクは、戦闘は苦手なんだけどなぁ…………それでも、できる限りサポートしないとね

 翼を広げ、ストラスは己を召還した少年の元へと向かう
 これから起きるであろう事に、かすかな不安を感じながら


「……そうだ。あいつがいるっぽい事、伝えようかなぁ、どうしようかなぁ?………まぁ、聞かれたらでいいか」


 その判断が、吉と出るか、凶と出るか
 それはまだ、わからない






to be … ?







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