悠司に召喚され、学校町内の「教会」関係者の居場所を探知しはじめたアガレス
「…………ぬぅ」
と
やや、難しそうな表情を浮かべた
外見が少年になっているが為、威厳はないが
やや、難しそうな表情を浮かべた
外見が少年になっているが為、威厳はないが
「どうかしたんですか?」
「少々、多すぎる気がするのぅ」
『多すぎる?どういう事ですか?』
「少々、多すぎる気がするのぅ」
『多すぎる?どういう事ですか?』
アガレスの言葉に、タマモが疑問の声を発した
能力を発動している最中だからなのだろうか
視線をせわしなく動かしながら、アガレスは答える
能力を発動している最中だからなのだろうか
視線をせわしなく動かしながら、アガレスは答える
「この学校町と言う街の中のみに範囲を絞って探知したはずじゃが……数が多すぎる。六百は超えておるぞい」
『六百っ!?』
『六百っ!?』
ミズキが驚くのも、無理はない
……数が、あまりにも、多すぎる
……数が、あまりにも、多すぎる
『いくら何でも、多すぎはしませんか?』
「じゃが、召喚主の言う「教会」所属と思わしき者、と絞ったのじゃが、それでもこれだけの数がいるようじゃぞ」
「そんなに……」
「じゃが、召喚主の言う「教会」所属と思わしき者、と絞ったのじゃが、それでもこれだけの数がいるようじゃぞ」
「そんなに……」
「教会」が、大々的に動き出した
そうとしか、考えられない
六百を超えるその数、全てが契約者だとして
…果たして、「組織」全体で、どれだけの戦力が動くことになるのだろうか?
そして、どれだけの一般人が、巻き込まれてしまうのだろうか
そうとしか、考えられない
六百を超えるその数、全てが契約者だとして
…果たして、「組織」全体で、どれだけの戦力が動くことになるのだろうか?
そして、どれだけの一般人が、巻き込まれてしまうのだろうか
「と、とにかく……一番近い場所となると、どこですか?」
「ふむ、一番近いとなると、そろそろ到着する場所じゃな、儂が先導するでの、ついてきておくれ」
「ふむ、一番近いとなると、そろそろ到着する場所じゃな、儂が先導するでの、ついてきておくれ」
まるで、孫にでも言うような様子で、気楽に言ってくるアガレス
…少年の姿のせいで、見事にアンバランスだ
悠司はストラスを抱き上げ、アガレスの後を追う………猫の姿の為、どうしても走るペースが合わないのだ
いかに猫が走れば人間より早いとはいえ、距離の問題もある
…少年の姿のせいで、見事にアンバランスだ
悠司はストラスを抱き上げ、アガレスの後を追う………猫の姿の為、どうしても走るペースが合わないのだ
いかに猫が走れば人間より早いとはいえ、距離の問題もある
……と
アガレスが、再び難しい表情を浮かべた
アガレスが、再び難しい表情を浮かべた
「契約者よ、もう少し急げるか?」
「あ、はい、タイガと変われば………どうか、したんですか?」
「一番近い気配じゃが。司祭様のものじゃ、しかも、どうやら戦闘中のようでの」
「あ、はい、タイガと変われば………どうか、したんですか?」
「一番近い気配じゃが。司祭様のものじゃ、しかも、どうやら戦闘中のようでの」
…司祭様?
嫌な予感を覚えた悠司
…まさか
嫌な予感を覚えた悠司
…まさか
「アガレス卿。その司祭様と言うのは、ひょっとしたらカイン司祭様の事かな?」
悠司が感じた嫌な予感を、ストラスが代わりに口にした
うむ、とアガレスは頷いてくる
うむ、とアガレスは頷いてくる
「儂らが司祭様と言うたなら、大抵あの天使のような司祭様の事じゃろうて」
「ボクらはそれでわかるけど、召喚主には通じないってば」
「カインさんが、戦闘に巻き込まれているんですか?」
「ボクらはそれでわかるけど、召喚主には通じないってば」
「カインさんが、戦闘に巻き込まれているんですか?」
……自然と、走るスピードが、あがる
「うむ、相手は………小童の悪魔じゃの。大した存在ではないが…」
『カインって奴だって、「教会」の所属なんだろ?ちったぁ戦えるんじゃないのか?』
『カインって奴だって、「教会」の所属なんだろ?ちったぁ戦えるんじゃないのか?』
タイガの言葉ももっともである
「教会」所属の契約者
自分の身を守るくらいはできるだろう
なんだかんだで、危険が山盛り、「魔境」の学校町で数か月生活してきているのだし
「教会」所属の契約者
自分の身を守るくらいはできるだろう
なんだかんだで、危険が山盛り、「魔境」の学校町で数か月生活してきているのだし
………だが
「でも、カインさんの契約都市伝説って、治癒系だし……」
悠司が口にした通り、カインの契約都市伝説は治癒能力
戦闘向きの能力では、ない
戦闘向きの能力では、ない
止めに
「カラミティ卿が言ってたにゃ。カイン司祭は戦闘技術はある程度持っているけど、実戦経験がほとんどないらしいにゃ」
フラウロスが、そんな事を口にした
………急がなければ、ヤバイ
今、全員の心が、人間と都市伝説(悪魔)の垣根を越えて、一つになった
今、全員の心が、人間と都市伝説(悪魔)の垣根を越えて、一つになった
「た、タイガ、お願い!」
『わかった。おい、ガキ、ちんたら走ってたらおいていくからな!!』
「ほっほ。なぁに、幸い、身体能力までは落ちてないでの。問題ないわ」
『わかった。おい、ガキ、ちんたら走ってたらおいていくからな!!』
「ほっほ。なぁに、幸い、身体能力までは落ちてないでの。問題ないわ」
体の支配権を、タイガに渡した悠司
タイガが悠司の体を使い、走るスピードを上げていく
タイガが悠司の体を使い、走るスピードを上げていく
『…あぁ、そうです、フラウロス』
「何にゃ、狐」
『アガレスさんの他に、主が召喚できるあなたのお仲間の能力について、聞かせてください。今回のようなことがあったら、困りますから』
「…わかったにゃ。耳かっぽじってしっかり聞くにゃ」
「何にゃ、狐」
『アガレスさんの他に、主が召喚できるあなたのお仲間の能力について、聞かせてください。今回のようなことがあったら、困りますから』
「…わかったにゃ。耳かっぽじってしっかり聞くにゃ」
雪降る町中を、少年達は駆けてゆく
そろそろ、住宅街に入り込む
アガレスが感知した気配が……カインの居場所が、近い
そろそろ、住宅街に入り込む
アガレスが感知した気配が……カインの居場所が、近い
アガレスが指示した場所が近づいてきた、その時
悠司達は、路地裏から吹き出すように現れた炎を、見た
悠司達は、路地裏から吹き出すように現れた炎を、見た
to be … ?