頭が、痛い
ズキズキ、ズキズキ、ズキズキズキ
風邪をひいているせいなのだろうか
頭痛が、止まらない
ズキズキ、ズキズキ、ズキズキズキ
風邪をひいているせいなのだろうか
頭痛が、止まらない
ベッドにもぐりこむニーナ
頭痛は、熱を出したその日から、ずっと続いている
ズキズキ、ズキズキ
絶え間なく、頭痛は続く
頭痛は、熱を出したその日から、ずっと続いている
ズキズキ、ズキズキ
絶え間なく、頭痛は続く
「……私……」
何か、忘れいてるような気がする
大切な、事を
大切な、事を
「……私は……」
熱を、出した日に
何か、見つけて……
何か、見つけて……
「…そうだ…」
あぁ、そうだ
あの日、自分は見つけたのではないか
お爺ちゃんを殺した、淫魔を
あの日、自分は見つけたのではないか
お爺ちゃんを殺した、淫魔を
頭痛をこらえて、ニーナはベッドから起き上がった
ごそごそと服を着替える
ごそごそと服を着替える
「…行かなきゃ…」
行かなくちゃ
あの淫魔を、殺さなくちゃ
だって、あいつはお爺ちゃんの仇だ
お爺ちゃんを殺した、奴、なのだから……
あの淫魔を、殺さなくちゃ
だって、あいつはお爺ちゃんの仇だ
お爺ちゃんを殺した、奴、なのだから……
-----ズキィッ!!
「…………っ!?」
痛い
ひときわ、激しい痛み
だが、こんなものに負けていられない
ひときわ、激しい痛み
だが、こんなものに負けていられない
お爺ちゃんの仇を取る
その為に、生きてきた
その為に契約した
その為に、戦い方を覚えた
その為に、殺し方を覚えた
その為に、生きてきた
その為に契約した
その為に、戦い方を覚えた
その為に、殺し方を覚えた
いかなくちゃ
あの淫魔を、殺さなくちゃ
あの淫魔を、殺せないようだったら
あの淫魔を、殺さなくちゃ
あの淫魔を、殺せないようだったら
私は、ここまで生きてきた意味が、ない
ふらふらと、ニーナは歩く
熱に浮かされたような表情で
熱に浮かされたような表情で
ニーナは、まだ、気づかない
自分が餌でしかない事に
自分の役目は、すでに終わってしまっている事に
自分が餌でしかない事に
自分の役目は、すでに終わってしまっている事に
もはや、あの男にとって用済みである彼女には
もはや、命の保証すら、されていない事実に、気づかない
もはや、命の保証すら、されていない事実に、気づかない
全ての真実から無意識に目をそむけ、気づかないままに
彼女は玄関の扉を開けて……外に、出た
彼女は玄関の扉を開けて……外に、出た
時刻は夕方、夜になろうとしていた時間
学校町のあちらこちらで、戦闘がおこっている最中だった
学校町のあちらこちらで、戦闘がおこっている最中だった
to be … ?