----がちゃん!!
ニーナが振り回した巨大な木の十字架………ドックウッド伝説が、悪魔の姿をした氷の彫像を粉々に打ち壊す
ニーナが振り回した巨大な木の十字架………ドックウッド伝説が、悪魔の姿をした氷の彫像を粉々に打ち壊す
街に彷徨い出たニーナ
太陽が半分以上沈みかけた頃……町中に、悪魔の姿をした氷の彫像が姿を現し始めたのだ
その姿から、それは悪魔である、とニーナは判断
容赦なく打ち壊していたのである
太陽が半分以上沈みかけた頃……町中に、悪魔の姿をした氷の彫像が姿を現し始めたのだ
その姿から、それは悪魔である、とニーナは判断
容赦なく打ち壊していたのである
…もっとも
ニーナは相手を打ち壊してすぐ移動している為、自分の背後でそれらが時々復活している事実にはさっぱり気づいていない
まぁ、ニーナだから仕方がないが
ニーナは相手を打ち壊してすぐ移動している為、自分の背後でそれらが時々復活している事実にはさっぱり気づいていない
まぁ、ニーナだから仕方がないが
「むぅ………何故、こんなにも町中に悪魔が出没しているのでしょう…」
ずきずきと痛み続ける頭
この状態で戦い続けられる精神力はかなりのものだ
この状態で戦い続けられる精神力はかなりのものだ
だが
「…おや」
近づいてきた気配
「まだ、生きていましたか」
聞こえてきた声
「おかしいですね」
その、言葉が
「思い出す条件は、すでにクリアしているはずなのですが」
思い出したくない記憶を、呼び戻す
祖父は目の間で殺された
殺したのは、褐色の肌をした淫魔じゃない
人が良さそうに見えた初老の司祭様
悪い人ではないと思って、家の中に入れてしまったのは自分
殺したのは、褐色の肌をした淫魔じゃない
人が良さそうに見えた初老の司祭様
悪い人ではないと思って、家の中に入れてしまったのは自分
司祭様の大鎌が、祖父の体を引き裂いた
続いて、女が二人と、シスター服を着た筋肉の塊が入ってきた
最後に、若い男の姿の司祭が入ってきて
続いて、女が二人と、シスター服を着た筋肉の塊が入ってきた
最後に、若い男の姿の司祭が入ってきて
最後に入ってきた男以外が
祖父をさらに傷つけた
祖父をさらに傷つけた
『------で』
何もできなかった
『お爺ちゃんを、踏まないでっ!!!』
祖父が目の前で殺される様を
ただ、見ている事しかできなかった
ただ、見ている事しかできなかった
そして
自分は、あの初老の司祭に連れて行かれて
自分は、あの初老の司祭に連れて行かれて
そし
て
て
「 」
目の前で、悲鳴を上げ始めたニーナ
その様子を見下ろして、エイブラハムは酷く楽しげに、笑みを浮かべたのだった
その様子を見下ろして、エイブラハムは酷く楽しげに、笑みを浮かべたのだった
to be … ?