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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - ハーメルンの笛吹き-05

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hollow

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だれでも歓迎! 編集
俺は確かにネズミを使ってきた。
ああ、そうだ。
酷使していたと言っても過言ではない。
給料無し休暇無し福利厚生無し
そのうえに不定期労働
死者続出の大変な職場である。
労働団体に持っていけば間違いなくネズミの皆様が勝訴だろう。

でもさ
「にゃー」
でもさでもさ
「にゃーにゃー」
でもこの状況はねえよおおおおおお!!!!

「うに゛ゃああ゛あぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」
「マスター逃げましょう!これ無理!絶対無理!数の力見くびっちゃ駄目ですよやっぱり!!」
「うっせぇ!戦場においては百人の兵士より一人の英雄ってポリシーなんだよ!上田家の家訓なの!」
「一将成りて万骨枯るって諺があるだろうがこのスカタン!雑兵なめんなや!ウィニーデッキつかってるあたしに謝れ!」
「てっめぇ、どさくさにまぎれて生意気言ってんじゃねえ!!
 ウィニーなんざ俺の黒で一掃してやるよ!!」

猫だ。
俺たちはいっそ清々しい位の数の猫に追われていた。
普段から使っている鼠が最近あまりにも減りすぎたということで猫の代表らしき女に襲われていたのだ。
猫・女と聞くとゲゲゲの鬼太郎の猫娘が最近可愛くなっていることに
不満を持っているのは俺だけじゃないに違いない、とか関係無いことが急に頭に浮かんでくる。
とりあえず猫を操る能力は解った。
間違いない。

「猫を操る能力か……?」
口に出してみる。
「俺と同じ系列か。…まぁ、それがわかればなんてことはないが」
その通り、問題無い。
あ、良いなこれから俺の口癖にするぜ、問題無いorなんてことはない。
いかにも格好良い!
で、操作系ならば対抗策も単純。
操作している者を叩けばよい。
それ以外にも色々あるんだが一番これが現実的。
相手の対策をくぐり抜ける度胸と根性さえあれば一番手っ取り早い。

だが二つだけ解らないことがある。
一つは俺とメルの透明化及び最大出力時のハーメルンの悪魔のような奥の手があいつにも有る筈ということ。
もう一つは……

「あの…」

猫女め、どうやって出てきた?
しかし割と美人だな、ロリコンじゃなかったら口説いているんだけどね。
メルも俺も直感には優れている以上、ここまで相手が察知できないというのは変だった。
何かしらの形で『隠れる』能力が使用できると考えるべきか?
ふはははは!しかし所詮は猫頭よ!
最初から手の内を晒していては勝てないぞ!

「ありえるのは複数契約者か…いや…何かがひっかかるんだよな…」
女一人ならば俺は恐れなくて良い。
操作系の都市伝説は総じて身体能力が低い。
爺さんから貰ったナイフで充分相手できる。
しかし複数で契約しているなら俺の逃げるルートを予想したりそっくりさんになるように変装する必要がある。
隠れる。
木を隠すなら森の中。
■を隠すなら猫の中。
こいつは大量にいた猫の中に隠れていたんじゃないか?
そうだ、こいつは猫なんじゃないか?
すくなくとも

「お前、人間じゃないだろ」
「あら、わかっちゃいました?」

女は少し驚いた顔をした。

「私の名前はミケといいます」

女は深々とお辞儀をした。
か~わいいー!
だが性的な意味ではなぁ……。

ロリコンでサーセンw

「ミケ……猫か…」
俺の推理も捨てたもんじゃないね。
ミケと名乗る女。化け猫である。
パッと見どころか、どこからどう見ても人間にしか見えない。

「あのですね、あなたにお願いがあるんです」
今のところ化け猫に動きはない。だが警戒をとくことはできない。
「ネズミが最近このあたりからいなくなったのは貴方のせいですよね?」
「ああ、それがどうした?」
「そのせいでお腹を空かせて困っている子達がいるんです。
鼠を使って何かをするのは止めていただけないでしょうか?」
「別にいいぜ」
問題は無い。鼠が使えなくても勝つ為の策はあと7つ程用意している。
「マスター、どういう風のふきまわしですか?
 他人の言うことを素直に聞くなんて、まるで真人間みたいで、ひぎぃ!?」
俺はエブリディエブリウェアー真人間だ。
俺の中では。
そうなんだよ俺は真人間だ、少なくとも……テメェの中ではな。

「そうですか、わかっていただけたみたいで嬉しいです」
「ああ、腹が空くのは辛いだろうからな」

俺がそう言うと、化け猫は軽く会釈をして帰っていく。
「メル、これからその勝つ為の七つの策の一つを見せてやろう。」
ガチャリ

「甘いぞ化け物……、人間は嘘をつくんだぜ」
H&KのUSP、9mmパラでもこれくらいの奴なら一撃だろう。
それにあわよくば奴の奥の手も見せて貰えるかもしれない。
メルが制止する。
俺はそれを猫から死角になる方向に蹴りとばしてから引き金を引いた。
最悪俺が反撃にあえばメルがその隙をつけるだろう。
カチンッ

……が、弾丸が発射されない。

カチンッカチンッ

再び引き金を引く、しかし、やはり弾はでない。
銃を調べるが特におかしなところはない。
っていうか銃弾が詰まって居る時にこんなことしたら、
本来だったら暴発して腕が吹っ飛ぶこともあり得るんだが気にしない。
これが、こんな偶然が奥の手かい?

「ふん、とりあえず次に会うまで約束は守ってやるよ、幸運すぎる猫さん。」
だとしたら……どうすれば勝てる?
幸運はどんな緻密な策すら凌駕する。
必然では偶然に勝てない。
とりあえず今晩は猫関係の都市伝説を調べてみることにした。
メルが蹴り飛ばされた方向から何か張り紙を持ってくる。
俺はそれが面倒な戦いの始まりであることをまだ知らない。

【上田明也の狂想曲Ⅴ~ネコイラズ狂想曲~】



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