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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 女装少年と愉快な都市伝説-02

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秋祭り2日目~夕方2


これでも、それなり以上には経験を積んだつもりだった。

とある事情によって都市伝説と戦うことになって数ヶ月。
そのなかには危険なんかいくらでもあったし、「あれ、これマジで死ぬんじゃね?」と
思わされたことも一度や二度ではない。
《ジェットばあさん》と契約した時などMS5(マジで死にます5秒前)な状態だった。
しかし、それら全てを合わせても、今後ろに迫る脅威には及ばないと断言できる。

「…っ、あああああぁぁぁぁァァァッ!」

全力で叫ぶ。そうでもしないと、この恐怖を振り切ることなどできないから。
夢の国》のマスコットでなく、ましてや黒服なんかでもないその恐怖の名は。



“全裸のハゲたムキムキ筋肉ダルマがいい笑顔を(本当に、憎らしくなるほどこの上なくいい笑顔を)満面に浮かべ凄まじい勢いで後を追ってくる”。



「たぁぁぁすぅぅぅけぇぇぇてぇぇぇぇぇぇぇ!!」

叫んではみても、周囲には人っ子一人いないのでなんの意味もない。
《ジェットばあさん》の能力を発動させようとしても、条件が満たされないのでそれもできない。
……《ジェットばあさん》の発動条件は“目の届く範囲に自分よりも速いものがある”こと、“ある程度封鎖された空間内である”こと、
“自分に危害が加えられる”ことの三つの内のどれかを満たすことだ。
先程の戦闘では、グーフィ〇の斬撃の余波によってその条件が満たされた。
今のこの状況ではその条件が一つも満たせない…というか、満たしたくない。
一度背後のマッチョマンに捕まってしまえば、“自分に危害が加えられた”と見なされ発動もできるだろう。
しかし、その手段はどうも嫌な予感がしてならない。
あのマッチョに捕まった瞬間何かが終わってしまうような、それと同時に何かが始まってしまうような、そんな気がする。

「だーもうちくしょう、不幸だーーーーーーっ!!」

叫びつつもさらに自らの足に力を込め、日が傾きつつある街をこっちは駆け抜けていった。



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