「はい、中の作りはこうして……はい、人体模型と骨格標本は、前日に運ばれますので…」
秋祭り用のお化け屋敷の設置会場で、テキパキと指示を出す、少々線の細い黒服一人
元々、そんな少々ひょろりとした体格なせいもあるのかもしれないが…ここ数日、さらに若干痩せていた
顔色もあまり芳しくなく、このところ、食事も休息もまともにとっていないであろう事が窺える
それでも、彼はまだ休む訳にはいかなかった
「夢の国」との対決、「組織」の暗部の闇
とるべき対策は、全てとっておくべきなのだ
お化け屋敷の設置場所から離れ、他の場所も見回る
元々、そんな少々ひょろりとした体格なせいもあるのかもしれないが…ここ数日、さらに若干痩せていた
顔色もあまり芳しくなく、このところ、食事も休息もまともにとっていないであろう事が窺える
それでも、彼はまだ休む訳にはいかなかった
「夢の国」との対決、「組織」の暗部の闇
とるべき対策は、全てとっておくべきなのだ
お化け屋敷の設置場所から離れ、他の場所も見回る
「そちらの準備は、問題ありませんか?」
「あぁ、はい。問題ありませんよ」
「あぁ、はい。問題ありませんよ」
やや、ヤル気なさげな印象の黒服に声をかける
………?
ここは、休憩所ではなかったような…?
…まぁ、いいか
休息場所も、必要だ
………?
ここは、休憩所ではなかったような…?
…まぁ、いいか
休息場所も、必要だ
「あの、頭頂部が若干寂しい人は、まだ帰ってきてないの?」
「…はい。どころか、連絡も取れません」
「…はい。どころか、連絡も取れません」
…本当、彼がいてくれれば、もう少し助かるのだが…
以前はヒマラヤにいたらしい事をテレビで確認したが…どうやら、今度は北極での目撃談があるようで
……そして、そこで何かとんでもない事をやらかしたような予感がして、胃が痛い
つい最近、誰か都市伝説契約者を狙ったのか…一般人すら巻き込むように、それを消しにかかり、しかも失敗した黒服もいるようで
………胃が痛いどころの話ではない
以前はヒマラヤにいたらしい事をテレビで確認したが…どうやら、今度は北極での目撃談があるようで
……そして、そこで何かとんでもない事をやらかしたような予感がして、胃が痛い
つい最近、誰か都市伝説契約者を狙ったのか…一般人すら巻き込むように、それを消しにかかり、しかも失敗した黒服もいるようで
………胃が痛いどころの話ではない
「…何か、今にも倒れそうに見えるけど。休んだら?」
「いえ、そう言う訳には」
「いえ、そう言う訳には」
軽く頭を振って、ぼんやりしかけた意識をはっきりとさせる
休む訳には、いかないのだ
休む訳には、いかないのだ
…正直、いい機会なのである
「夢の国」の侵攻にあわせ、「組織」の暗部が、動く
これは……チャンスなのだ
「夢の国」の侵攻にあわせ、「組織」の暗部が、動く
これは……チャンスなのだ
「組織」の暗部に打撃を与える、決定的な、チャンス
この黒服は、「組織」の暗部にあまりいい感情を持っていない
一枚岩ではない「組織」
その中でも……その機能に、打撃を与えれば
もしかしたら…「組織」は、ほんの少しでも、人々の為になる「組織」になってくれるかもしれない
そんな、かすかな希望
彼は、その希望を捨てる事ができない
一枚岩ではない「組織」
その中でも……その機能に、打撃を与えれば
もしかしたら…「組織」は、ほんの少しでも、人々の為になる「組織」になってくれるかもしれない
そんな、かすかな希望
彼は、その希望を捨てる事ができない
「それでは、そちらはお任せしますね」
他の黒服にこの場は任せ、少し離れる
…自分に出来る事は、もっとないか?
もっと、準備すべき事はないか?
…自分に出来る事は、もっとないか?
もっと、準備すべき事はないか?
どんなに、自分の体力、気力が限界になろうとも
……彼は、目的の為ならば、自分のことなど平気で犠牲にできるのだ
……彼は、目的の為ならば、自分のことなど平気で犠牲にできるのだ