黒服Hと呪われた歌の契約者 07
「おーし、ちゃっちゃと片付けろよー。流石にこの穴見付かると「組織」の存在バレバレだからなー」
…秋祭り 二日目の深夜
北区にあいた巨大な大穴の傍に、彼はいた
「組織」の構成員たちに指示を出し、この大穴を「なかった事」にしようと作業中だ
どうやら、東区の謎の力によって倒壊した住宅街の片付けなどは「怪奇同盟」がやってくれるらしいので、そちらはあちらさんにおまかせだ
…こちらは、「鮫島事件」の片付けに集中すればいい
北区にあいた巨大な大穴の傍に、彼はいた
「組織」の構成員たちに指示を出し、この大穴を「なかった事」にしようと作業中だ
どうやら、東区の謎の力によって倒壊した住宅街の片付けなどは「怪奇同盟」がやってくれるらしいので、そちらはあちらさんにおまかせだ
…こちらは、「鮫島事件」の片付けに集中すればいい
「……あー、面倒くさ」
しゅるり
時折、髪を伸ばして資材などを運ぶのを手伝いつつ、その黒服は呟いた
はぁ、とため息をつく
時折、髪を伸ばして資材などを運ぶのを手伝いつつ、その黒服は呟いた
はぁ、とため息をつく
「結局、No,003とNo,005は逃げたらしいしなぁ……まぁ、そっちの捜索隊に編成されなかっただけマシと見るか。あー、畜生。誰だよ。「鮫島事件」の作戦にGOサインだしやがったのは…」
…まったく、暗部も暗部なら、上層部も上層部だ
もうちょっと、上層部が連帯してくれていれば、どうにかなったのかもしれないと言うのに
……まぁ、それで、「鮫島事件」にGOサインだした連中が中枢に来られても困るが
この黒服にとっては、自分がつながりを持っている上層部の派閥に力を持ってもらいたいところだ
恐らくは、今回の件で、彼らはそれなりに発言権を持つはずだ
「鮫島事件」計画の失敗は、あまりにも大きい
GOサインを出した連中は、しばし、肩身が狭いはずである
今が、チャンスだ
もうちょっと、上層部が連帯してくれていれば、どうにかなったのかもしれないと言うのに
……まぁ、それで、「鮫島事件」にGOサインだした連中が中枢に来られても困るが
この黒服にとっては、自分がつながりを持っている上層部の派閥に力を持ってもらいたいところだ
恐らくは、今回の件で、彼らはそれなりに発言権を持つはずだ
「鮫島事件」計画の失敗は、あまりにも大きい
GOサインを出した連中は、しばし、肩身が狭いはずである
今が、チャンスだ
「……ま、そう言う面倒事はあちらさんに任せればいいか」
自分は、自分がすべきことをやるべきなのだ
幸い、あの過労死寸前の同僚に関する今後の扱いについては、プランBが採用されたらしい
……まったく、プランAにしておけば良かったものを
しかし、上層部としても、世間体と言うか何と言うか…裏切り行為ギリギリの行動をとっていたあの黒服を、そのままの状態で「組織」に置く訳にも行くまい
かと言って、完全に手放す事もできない
仕事面に置いては優秀だし、何より人脈が広いし……「首塚」から、一定の信頼を得ている
その黒服を利用して、「首塚」を組織の管理化に起きたいという考えなのだろう
幸い、あの過労死寸前の同僚に関する今後の扱いについては、プランBが採用されたらしい
……まったく、プランAにしておけば良かったものを
しかし、上層部としても、世間体と言うか何と言うか…裏切り行為ギリギリの行動をとっていたあの黒服を、そのままの状態で「組織」に置く訳にも行くまい
かと言って、完全に手放す事もできない
仕事面に置いては優秀だし、何より人脈が広いし……「首塚」から、一定の信頼を得ている
その黒服を利用して、「首塚」を組織の管理化に起きたいという考えなのだろう
…無駄なことを、とこの黒服は考える
世界中に、「組織」の管理下におかれていない存在がどれだけいると思っている?
自分達が唯一で強大な存在などと思っていたら、思いあがりだ
このままでは、いつか「首塚」だけではなく、他の組織からも牙をむかれるだろう
上層部の連中は、それに気付いているのだろうか?
世界中に、「組織」の管理下におかれていない存在がどれだけいると思っている?
自分達が唯一で強大な存在などと思っていたら、思いあがりだ
このままでは、いつか「首塚」だけではなく、他の組織からも牙をむかれるだろう
上層部の連中は、それに気付いているのだろうか?
……気付いていようが、いなかろうが
こちらがとる行動は、変わらないが
こちらがとる行動は、変わらないが
「……あー、明日までに終わればいいな…」
…明日までに、終われば
街で、浴衣のねーちゃんたちを見て目の保養をするのだが
帯をくるくる解く様子でも妄想しながら
街で、浴衣のねーちゃんたちを見て目の保養をするのだが
帯をくるくる解く様子でも妄想しながら
しゅるるるるるる
彼の髪は、特に用がなかったとしても、ただ伸び続けているのだった
彼の髪は、特に用がなかったとしても、ただ伸び続けているのだった