アットウィキロゴ

「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者-14

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

黒服Hと呪われた歌の契約者 14


 世の中には、「運命の出会い」と言うものがあるそうです
 しかし、その「運命」と言うものを信じない方もいらっしゃるでしょう
 えぇ、いいのです、だって、信じるものは人それぞれですもの

 ただ、私は、運命というものを信じております
 強く、強く、信じております

 …だって、私は、あの方に会う事ができたのですから
 だから、私は運命を信じておりますし
 出会う事が出来たあの方の為に、少しでも力になりたいと願うのです


 私はかつて、とある都市伝説によって捕らえられておりましたの
 とても口には出せぬ扱いを受け、その内、どこか、遠く離れた国へと、売り飛ばされようとしておりました
 私の他にも、何名かの女性が囚われておりました
 皆、私と同じ扱いを受け、いつかは売り飛ばされる運命だったでしょう

 ………しかし、そこに
 あの方が、助けにきてくださったのです

 私たちが囚われていた部屋の扉をこじ開け、私たちに手を差し伸べてくださりました
 そうあの時は……あの方の髪が伸び続けていましたのが、とても印象的でしたわ

 他の皆様は、あの方を怖がっておりました
 …気持ちは、わかります
 皆、私たちを捕らえた男性に、それはもう、酷い目に合わされておりました
 私を含めて皆、随分と辱められたものでございます
 ですから、皆様、男性だと言うだけで酷く怖がりました

 …しかし、私には
 私たちを助けにきてくださったあの方が、まるで、勇者か王子様のように見えたのです

 あの時、私以外に助けられた方々が、どうなったのか、私にはわかりません
 他の方々は、都市伝説とは契約なさってなかったようですので…恐らくは、記憶を消されて、普通の生活にお戻りになられたのでしょうね
 しかし、私は違いました
 私は、都市伝説と契約しておりましたので……そのまま、「組織」に所属させていただく事になりましたの
 嬉しい事に、私の担当になってくださったのは、あの方
 それを知った時は私、もう、天にも登る気持ちでしたわ

 今でも、あの方は私の担当でいてくださっております
 もう一人、可愛らしいお嬢さんのことも担当なさっておりまして、そちらの事ばかり気にかけていらっしゃるようで…少し、寂しいですけれども
 でも、平気なんですの
 放置される事もまた、プレイの一環
 私、甘んじてそれを受けますわ

 ……そう、私に、とって
 あの方は、この世でたった一人の、大切な方ですの

 私にとっての、勇者様
 私にとっての、白馬の王子様ですの

 ですから、私…あの方の為ならば、なんだってしてみせますわ
 かつては怖かった、私が契約した都市伝説の力
 でも、もう怖くありませんわ

 あの方の為でしたら、私、いくらでもこの歌を歌いましょう
 あの方のお力になれるのでしたら、この身が血で汚れても構いません

 あの方が、何を考えているのか
 「組織」をどうなさろうとしているのか
 そんな事は、些細な事でございます
 ただ、私はあの方の力になりたい、あの方の為になりたい


 …ただ、それだけなのでございます



fin



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー