首なしライダー 15
「一刻も早く俺は地面に降りたいんだけどー?」
首なしライダーが震える声でアニキに向かって叫ぶ
ちなみに、アニキが飛んでいるのは、地上からビル5階分くらいの高さだ。
「先輩、喧しいですよ」
首なしライダーの隣にいる朝野は呆れているようだ。
「地面に足が着いてないと落ち着かないんだよ」
首なしライダーの隣にいる朝野は呆れているようだ。
「地面に足が着いてないと落ち着かないんだよ」
「ライダーさんって高い所が苦手なんですか?」
コヅカは下の方に見える学校町を見ながらはしゃいでいる
コヅカは下の方に見える学校町を見ながらはしゃいでいる
そんな三人を横目で見ながら占い師はずっと黙っていた。
「とりあえず、皆疲れているから先輩の家に行きますか」
朝野は上を見上げてアニキに指示をする
朝野は上を見上げてアニキに指示をする
アニキは頷き、ゆっくりと首なしライダーの家に向かって飛んでいった。
*
深夜 首なしライダーの家
――――――――――
「どうしてこうなった…」
俺は現在の状況を眺めながら呟いた。
なんだこれは
コヅカはベッドを占領して眠っている
助けてきた占い師はソファーで横になって眠っている
朝野は「疲れたから帰ります」と言って家まで帰ったらしい
そして俺は
「グレイトォォォォォ!!」
誰か助けてください
アニキに襲われてます
「ちょっと待てやめろこの変態!」
ライダースーツを脱がされかけてちょっとどころかかなりやばい感じだ
ライダースーツを脱がされかけてちょっとどころかかなりやばい感じだ
「アナタノ首ガナクテモ、ワタシハカマワナイデース」
このアニキ、完全にヤル気である
「知るかぁぁぁ」
俺は必死に家の中を逃げる…もちろん、俺にそんな趣味はない
俺は必死に家の中を逃げる…もちろん、俺にそんな趣味はない
これだけ騒がしいのにまったく起きないコヅカと占い師、頼むから起きてください
「このっ…これでも食らえ!」
俺は走って逃げながらアニキに向かって手からワイヤーを飛ばし、アニキを拘束しようとするが
俺は走って逃げながらアニキに向かって手からワイヤーを飛ばし、アニキを拘束しようとするが
「ソンナノワタシニハキキマセーン!!」
いとも簡単にワイヤーを片手ではねのけ、がっしりと俺の肩を後ろから掴むアニキ
いとも簡単にワイヤーを片手ではねのけ、がっしりと俺の肩を後ろから掴むアニキ
どうしてこうなった…
あぁ、何故そんなに笑顔なんだアニキ…
その後、真夜中に首なしライダーの家から出たアニキは
とても満足した笑顔だったという
とても満足した笑顔だったという
*
一気に祭り三日目の早朝
―――――――――
―――――――――
「おはようございますーってあれ?先輩、何で廊下で寝てるんですか?」
朝から首なしライダーの家にやってきた朝野は、家の廊下で倒れている首なしライダーを見つけた。
「…………」
顔がないので生きているのかどうが分からないのだが
そんな首なしライダーを放っておいて朝野はリビングに行く
「…………」
顔がないので生きているのかどうが分からないのだが
そんな首なしライダーを放っておいて朝野はリビングに行く
リビングにあるテーブルの上には2つのメモが置いてある
一つはどうやら名刺のようだ。
きっと占い師の物だろう
名刺と共に黒い石も乗っていた。
きっと占い師の物だろう
名刺と共に黒い石も乗っていた。
残りはコヅカのメモだろうか
メールアドレスと電話番号が書かれていた。
メールアドレスと電話番号が書かれていた。
「なんだ、帰っちゃったんですか…あの二人」
朝野はそう呟いて廊下で倒れているいる首なしライダーの元に向かった。
「先輩ー朝ですよー」
首なしライダーの体を揺さ振ると首なしライダーは小さく呻きゆっくりと起き上がる。
「………おはよう朝野さん」
「占い師とコヅカって子帰っちゃったみたいですよ?」
「…そうか……って、そういえば夢の国はどうなった?」
「町内放送で夢の国がなんたらって言ってましたし、大丈夫なんじゃないですか?」
「……そうか…」
呟いたまま動かない首なしライダー
「まぁ、とにかく 昨日はお疲れ様でしたという事で…祭り、行きませんか?」
朝野は首なしライダーに一枚のチラシを見せる
仮装大会の案内がそこには書かれていた。
仮装大会の案内がそこには書かれていた。
「…後一時間寝かせて…物凄く精神的にボロボロなんだよ…」
「はいはい…って先輩、何で精神的にボロボロなんですか?」
「頼むから聞かないでください!」
土下座のポーズで頼み込む首なしライダー
その体は思い切り震えていた。
「頼むから聞かないでください!」
土下座のポーズで頼み込む首なしライダー
その体は思い切り震えていた。
「…じゃあ、さっさと休んでください」
「……助かる、ありがとう」
「……助かる、ありがとう」
よろよろと立ち上がり首なしライダーはベッドに横になって眠った。