人面犬と不良JK 06
「ちっ、夢と違うじゃねぇか!」
私がコンビニの自動ドアをくぐった刹那。
背後にいたホームレス風の小汚いおっさんが、
低い声で確かにそう言ったのを私は聞き逃さなかった。
その時だった。私の頭の中の、どこか太い血管がぶちっと切れたのは。
私は振り向き、ドスの効いた声で叫ぶ。
背後にいたホームレス風の小汚いおっさんが、
低い声で確かにそう言ったのを私は聞き逃さなかった。
その時だった。私の頭の中の、どこか太い血管がぶちっと切れたのは。
私は振り向き、ドスの効いた声で叫ぶ。
「コラァ!あんたかっ!ここ最近毎っ晩毎晩私の夢に出てきたのはっ!
こちとら酷いうなされようでろくに眠れなかったんだっての!」
こちとら酷いうなされようでろくに眠れなかったんだっての!」
おっさんが、ひい、と、情けない小さな叫び声をあげる。
夢の中で私をメッタ刺しにしようとするあの冷酷な微笑はどこへやら、
その青ざめた顔は、今にも失禁してしまいそうな勢いだ。
多分、今の私はそれほどまでに恐ろしい顔をしているんだろう。
私はざっとおっさんとの距離を詰めた。そして胸倉を掴み、コンビニから引き摺り出して投げ飛ばす。
夢の中で私をメッタ刺しにしようとするあの冷酷な微笑はどこへやら、
その青ざめた顔は、今にも失禁してしまいそうな勢いだ。
多分、今の私はそれほどまでに恐ろしい顔をしているんだろう。
私はざっとおっさんとの距離を詰めた。そして胸倉を掴み、コンビニから引き摺り出して投げ飛ばす。
「おおうっ?!」
ずざざっ、とアスファルトに叩きつけられたおっさんを見下ろした。
私の背後には夕方の真っ赤な夕日が沈みかけていて、
おっさんから見る私の顔は真っ黒なシルエットだった。
私の背後には夕方の真っ赤な夕日が沈みかけていて、
おっさんから見る私の顔は真っ黒なシルエットだった。
「さぁて、ここ最近の睡眠不足の落とし前、つけてもらおうか」
しゅるり、と音を立てて黒い布袋が落ちた。そして右手の竹刀が露になる。
「や、やめてくれっ!許してくれっ!ゆるしっ、ゆるっ!うわアアアアァァァああああああぁあぁぁぁぁぁあぁぁ!」