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連載 - わが町のハンバーグ-29

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「へ~い、準備のほうは進んでるぅ?…っと」
何か昼寝してたらだいぶ寝過したので超高速で来た次第…
そこにいたのは男と…『夢の国』。男のほうは多分色々と噂に聞いてるTさんとかいう人だろう。

「…痣は、無くなったみたいだな。うん、よかったよかった」「あ、貴方は…」
腕の痣と以前戦った時の禍々しさのようなものが消えているあたり、正義に目覚めたのだろう。
「いやぁ、ずいぶんと丸くなったみたいで安心安心。こっちも無駄に地獄に人送りたくないからな」


ずいぶん前に、この技で結構な数地獄送りにしたところ、いきなり死神とか名乗るおっさんに「そんなに送ってると魂抜くぞコラ」的なことを言われた。
そんなわけで、あまりにも強大な相手、後に正義に目覚める相手にしか”閻魔の怨凸弾”は撃たないようにしている…という後付け設定がある


「少年、夢子ちゃんと面識があるのか?」Tさんだと思われる男が話しかけてくる。
「前に一回だけな。その時に腕に痣をつけたんだ。あ、自己紹介がまだだったな。首塚の組織の一人、技の『厨二病』だ」
「…あの痛がってたのはそれが原因か…俺は…『寺生まれで霊感の強いTさん』ってやつだ」
やっぱり、と厨二病は思った。何となく物事の境地を知っている感じ。そんな雰囲気を醸し出しているというのもあったからだ。

「そういや、俺なんか手伝うことないのかね?…てか、今何してんの?」「とりあえず、この部屋の飾り付けだな。まぁ大体は夢子ちゃん達がやってくれてるが」
あたりを見渡すと、夢の国のパレードたちが何やら楽しそうに部屋を飾りつけていた。

その中に、先日俺が凍結させたまま放置してた着ぐるみが見えた。


あぁ、誰かにやられたんだな…ま、凍ったまま放置よかはいいよな。何となくそんなことを考えた。

「俺料理できないしなぁ…ここ手伝うか。”錬金の理”!」

”錬金の理”とは、物質から別の物質を作り出す某漫画の錬金術のような技であるッ!
小さな工芸品から巨大な大砲まで素材さえあればなんでも生み出してしまうぞ!

厨二病の叫びと共に、彼がその辺に落ちてた木材に手を添える。そうすると…

その木材が光に包まれ、木のテーブルへと一瞬で変化した。
「おーし、後は椅子とかだな。大量に作らねーとな…」

とまぁ、準備に張りきる厨二病なのでありました。


時を同じくしてハンバーグジジイの契約者の家…


「…これで、全部か」
定番のデミグラスソースから、醤油風味の和風ソース、ホワイトシチューにきのこあんかけ。
トッピングには和風ソースに会う大根おろしに、ちーず、目玉焼きにパイン。

どう見てもびっくり○ンキーです。本当に(ry

これらはすべてびっくりドン○ー大好きな爺さんの指導によって作ったものだ。
爺さんくらいになると食べるだけで煮込み時間まで分かるものなんだな…

ハンバーグは爺さんの「ハンバーグはやはり出来立てが良い」という意見を尊重し、その場で生成することになった。
まぁそっちのほうが荷物すくなっていいしな。皿くらいたくさんあるだろ…
「んじゃ、こいつら運ぶの頼むぜ」「任せときな。こんなもん楽々だぜ」
こんだけの材料を常人三人が運ぶのは厳しいので某魔法先生の筋肉師匠状態のベートーヴェンに運ばせることにした。


「さて…っと」
料理の準備が終わったので、俺個人の準備を始めることとする。
おなじみのジャケットの裏に、デッキを6つ。
さらに全デュエリスト必携のカードケースにデッキを6つ。これで計12…!

これでいつ決闘をしかけられても大丈夫…!


準備を一通り終えたところで、来客を知らせるインターホンが鳴った。

「やあ、もう出発できるかい?」「こっちは準備万端だぜー」
クーさんと友が来た。とりあえず俺の家に集合してから、ということにしてたしな。
「おう、たった今準備完了したところだ。そういや、お前たちは何持ってくんだ?」

「俺はじいちゃんが大量に送ってきたリンゴとかそれ使った料理とか色々と」
「僕は久々にゼリーを作ってみたんだ。最近作ってなかったから量が多くなりすぎたけど、多いに越したことはないと思うよ」
友の段ボール箱に、大量のリンゴとアップルパイとか。クーさんのクーラーボックスに色とりどりのゼリー。

「二人ともずいぶんと大荷物だな…ラ○ンよ、二人の荷物まで頼めるかね?」

「おーぅ、任しときな。そんくらいの荷物、俺にとっちゃ増えたって関係ねーぜ」
体が大きすぎて玄関から出られないようで庭のほうから出てくるベートーヴェン。
「うお…これはまた…」「『エベレストの筋肉男』と間違われても不思議じゃないね…」

いや、まぁ確かに上半身裸の筋肉丸出し状態だけども、禿げてはないから大丈夫…多分…

「よし、それじゃあ出発するとしようかの…宴会へ!」「「「「おーー!」」」」



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