―第6章 つかの間の平穏―※主人公×月読注意!!
「こんな感じで始まるのも久しぶりだよな…」そう、今の季節は夏、夏といったらやはりお祭りなのだ。という訳で俺は街の北区で祭りをやっているという情報を頼りに夏祭りをやっているという神社に来ていた。
射的にたこ焼き、焼きそばに金魚すくいエトセトラエトセトラ。やはり夏祭りはこうでなくては。
と、その前に例の4人を呼び出して一言注意しておこう。
「とりあえずだ、お祭りでテンションが上がるのはわかる。誰もテンションを上げるなとは言ってない。だからといtt」
「ぃいよっしゃあぁー!祭りだ祭りdぶべらっ!」
「人の話は最後まで聞けと言ってるだろーが…だからといって、むやみにたk」
「私、イチゴのかき氷とりんご飴食べたいっ!」
「だから人の話を最後まで聞けよ…まあ、そのくらいだったら後で買ってやる。それよりも!食うんだったら人目に付かないところでな?」
「ぇえー!?何でぇ?」
「考えたら分かるだろうが!!お前らは都市伝説で、他の(契約者以外の)人には見えてないんだぞ?いきなり食べ物が宙に浮いたかと思うと、その食べ物が消えたとなったら大騒ぎだぞ?その辺をわきまえて行動してくれよ?」
「はぁーい…」
「それよりも、マスター。予算としては一人いくらなんだい?」
「そうだな…財布の中には諭吉さんが3人と樋口さんが4人と野口さんが5人だから…一人2千円で足りるだろう。」
「お祭りといえどやっぱりそのくらいが妥当だね♪」
「マスター…あれ…」
そう言って月読が指差した先には、金魚すくいがあった。
「金魚、欲しいのか?」
そう言うと、月読は無言でうなずく。
「しょうがないな…」と言いつつも、意外と俺もまんざらでもない表情で金魚すくいをやっていた。
結果、2回やって計8匹手に入れた。大事に飼うことにしよう。
他にも、色々と買いあさり、諭吉さんが一人きれいに消し飛んだ。…諭吉さん、貴方の苦労は決して無駄には致しません。
その後、人目の付かない神社の裏側で買った食べ物を皆で一緒に食べていた。…まあ、若干五月蠅い奴がいたから刀無しの十七分割をお見舞いしてやったが。
「ひ、ひでぇや…ガクッ」
「自業自得だ。まったく、少しは空気を読まんかい。」
「おいしい…」ハムハム
「まったく…口の周りソースだらけだぞ?」フキフキ
「あ、ありがとう…ポッ」
「ぁあーっ!キーンと来たぁー!」
「天照…少し静かにしてくれないか?」
「ひでぇや、ひでぇや!女尊男卑だ!横暴dぶべらっ!」
「何だ?また十七分割を食らいたいのか?」
「ゴメンナサイ…」
馬鹿騒ぎをしつつも、このような平穏がいつまでも続けばいい―そう思っていた。
だが、今はただ、つかの間の平穏をただがむしゃらに貪っていた。この平穏がいつの日か終焉すると危惧して―
「こんな感じで始まるのも久しぶりだよな…」そう、今の季節は夏、夏といったらやはりお祭りなのだ。という訳で俺は街の北区で祭りをやっているという情報を頼りに夏祭りをやっているという神社に来ていた。
射的にたこ焼き、焼きそばに金魚すくいエトセトラエトセトラ。やはり夏祭りはこうでなくては。
と、その前に例の4人を呼び出して一言注意しておこう。
「とりあえずだ、お祭りでテンションが上がるのはわかる。誰もテンションを上げるなとは言ってない。だからといtt」
「ぃいよっしゃあぁー!祭りだ祭りdぶべらっ!」
「人の話は最後まで聞けと言ってるだろーが…だからといって、むやみにたk」
「私、イチゴのかき氷とりんご飴食べたいっ!」
「だから人の話を最後まで聞けよ…まあ、そのくらいだったら後で買ってやる。それよりも!食うんだったら人目に付かないところでな?」
「ぇえー!?何でぇ?」
「考えたら分かるだろうが!!お前らは都市伝説で、他の(契約者以外の)人には見えてないんだぞ?いきなり食べ物が宙に浮いたかと思うと、その食べ物が消えたとなったら大騒ぎだぞ?その辺をわきまえて行動してくれよ?」
「はぁーい…」
「それよりも、マスター。予算としては一人いくらなんだい?」
「そうだな…財布の中には諭吉さんが3人と樋口さんが4人と野口さんが5人だから…一人2千円で足りるだろう。」
「お祭りといえどやっぱりそのくらいが妥当だね♪」
「マスター…あれ…」
そう言って月読が指差した先には、金魚すくいがあった。
「金魚、欲しいのか?」
そう言うと、月読は無言でうなずく。
「しょうがないな…」と言いつつも、意外と俺もまんざらでもない表情で金魚すくいをやっていた。
結果、2回やって計8匹手に入れた。大事に飼うことにしよう。
他にも、色々と買いあさり、諭吉さんが一人きれいに消し飛んだ。…諭吉さん、貴方の苦労は決して無駄には致しません。
その後、人目の付かない神社の裏側で買った食べ物を皆で一緒に食べていた。…まあ、若干五月蠅い奴がいたから刀無しの十七分割をお見舞いしてやったが。
「ひ、ひでぇや…ガクッ」
「自業自得だ。まったく、少しは空気を読まんかい。」
「おいしい…」ハムハム
「まったく…口の周りソースだらけだぞ?」フキフキ
「あ、ありがとう…ポッ」
「ぁあーっ!キーンと来たぁー!」
「天照…少し静かにしてくれないか?」
「ひでぇや、ひでぇや!女尊男卑だ!横暴dぶべらっ!」
「何だ?また十七分割を食らいたいのか?」
「ゴメンナサイ…」
馬鹿騒ぎをしつつも、このような平穏がいつまでも続けばいい―そう思っていた。
だが、今はただ、つかの間の平穏をただがむしゃらに貪っていた。この平穏がいつの日か終焉すると危惧して―