―第14章 突然の別れ―
「ったくっ!!!帰ってきていきなりこれかよ!!」久しぶりに悪態をついた。というのも―
「ィイヤッハァァー!!!オ前ヲ切ラセロー!!」
色々と歪曲はされているがどうやら「ベッドの下の男」らしい。「ベッドの下の男」といえば言わずと知れたストーカーの「都市伝説」である。それゆえに―
全速力で逃げる俺に着かず離れずの距離を保ちながら俺の事を追いかけてくる。角を曲っても奴を撒く事が出来ない。それならば―
「天照!『転移』を頼む!!」
「はいっ!いきますよ!」
一瞬のうちに風景が変わる。たどり着いた場所はどうやら、繁華街脇の道路だ。幸い近くに人はいない。ここなら―
「逃ゲテモ無駄ダァッ!」どうやら奴さんのお出ましのようだ。
「別に逃げるつもりは無いんだけどな…天照、『結界』だっ!」
「了解っ!」
瞬間、風景が反転する。と同時に時間が静止する。これで動いているのは俺等と奴だけだ。
「よし、皆!一気に片を付けるぞ!まずは建速、頼むぞ!」
「オッケエィ!一気nぐはぁっ!」
「だから五月蠅ぇ。いつも言ってるだろ?この後お前説教な?」
「ス、スミマセンデシタ…」
そう言いながら刀になる建速。普段はやかましいがこういう時には頼りにはなる。
俺は刀を持って奴と相対した。すると―
奴の周囲に無数のナイフが展開した。いや、ナイフだけではない。包丁や洋剣やペーパーナイフなど、「刃物」に分類される物全てが奴の周囲に展開していた。そして―
「掛カレィ!!」
奴の一言で周りに展開していた全ての「刃物」が一斉にこちらに迫ってきた!!
「マジかよ!?お前はどこぞの英雄王かっ!くそっ!!」生存競争とはいえ、流石に酷すぎるだろう。
「天照!迫りくる全ての「刃物」の『転移』を頼む!!」
「数が多すぎて無理ですよぉ!」
こうなったら、「アレ」をやるしかないな。
俺はナイフを避けつつ「天照、この結界の中の「一部」を解除できないか?」
「ふぇ?出来ますけど…どうしたんですか?」
「いい考えが浮かんだんだ。合図を出したら奴の10cm四方の空間だけ解除してくれ。」
「…はいっ!」
どうやら俺のやらんとしている事が分かったようだ。話の分かる奴は大好きだ。
言い終わると俺はまた奴と対峙した。来るべきその瞬間を見定めるため。そして―
「今だっ!」
「せーのっ!」
一瞬で奴の10cm四方の空間「だけ」が反転した。簡単に言うと奴の「時間」を停止させた。今奴は3km四方で展開している結界の中心の僅か10cm四方しかスペースがない。動くことすらままならないだろう。
「時が止まる…ってな。という訳で俺の安全を脅かすものには死を持って償ってもらおう。まあ、この声が聞こえる訳はないのだがな…」
そういって俺は持っていた刀で「ベッドの下の男」を十七分割にした。
「…よし、排除完了。天照、結界の解除を。」
そういってすぐに結界は解かれた。街の「時間」が再び動き始める。
久しぶりに戦闘になったが、なんとか退ける事が出来た。これからもこの調子で…
「あのさ、ちょっといいかな?」
「どうした、邇邇芸に櫛名田?そんなに改まって。」
「実はさ、僕達「ここ」から出て行こうかなって思ってるんだ。勘違いしないでよ?ここには5人もいるじゃない?」
「そういう訳だから誰かは絶対空気になるのよ。今回私達がそうだったように。」
「でも安心してよ。すぐ近くにまた現れるからさ?少なくとも敵としては現れないからね?」
「でもっ、お前らがいなくなる必要性なんt」
「仕方ないじゃないっ!ただでさえ3人+1人なのにそこに+2人はきついでしょっ!」
「…分かった、仕方がないな…その代わりっ!絶対に敵同士としては会わない事っ!2人とも約束できるな?」
「…分かった。約束するよ。その代わり、こっちも約束してもらうよ?」
「何だ?」
「姉さん達を絶対に傷つけないこと。いいね?もし傷つけたらどうなる事か…ワカッテルヨネ?」
「ああ。約束は守ろう。じゃあ、どこかでまた会おう。」
「姉さんの事、頼んだよ♪」
「それじゃあ、私もそろそろお暇しようかしら。」
「ああ、また会おう櫛名田!」
こうして、俺の元から2人が去ってしまった。だが、寂しい気が全然しない。どこかでまた会えると信じて―
「ったくっ!!!帰ってきていきなりこれかよ!!」久しぶりに悪態をついた。というのも―
「ィイヤッハァァー!!!オ前ヲ切ラセロー!!」
色々と歪曲はされているがどうやら「ベッドの下の男」らしい。「ベッドの下の男」といえば言わずと知れたストーカーの「都市伝説」である。それゆえに―
全速力で逃げる俺に着かず離れずの距離を保ちながら俺の事を追いかけてくる。角を曲っても奴を撒く事が出来ない。それならば―
「天照!『転移』を頼む!!」
「はいっ!いきますよ!」
一瞬のうちに風景が変わる。たどり着いた場所はどうやら、繁華街脇の道路だ。幸い近くに人はいない。ここなら―
「逃ゲテモ無駄ダァッ!」どうやら奴さんのお出ましのようだ。
「別に逃げるつもりは無いんだけどな…天照、『結界』だっ!」
「了解っ!」
瞬間、風景が反転する。と同時に時間が静止する。これで動いているのは俺等と奴だけだ。
「よし、皆!一気に片を付けるぞ!まずは建速、頼むぞ!」
「オッケエィ!一気nぐはぁっ!」
「だから五月蠅ぇ。いつも言ってるだろ?この後お前説教な?」
「ス、スミマセンデシタ…」
そう言いながら刀になる建速。普段はやかましいがこういう時には頼りにはなる。
俺は刀を持って奴と相対した。すると―
奴の周囲に無数のナイフが展開した。いや、ナイフだけではない。包丁や洋剣やペーパーナイフなど、「刃物」に分類される物全てが奴の周囲に展開していた。そして―
「掛カレィ!!」
奴の一言で周りに展開していた全ての「刃物」が一斉にこちらに迫ってきた!!
「マジかよ!?お前はどこぞの英雄王かっ!くそっ!!」生存競争とはいえ、流石に酷すぎるだろう。
「天照!迫りくる全ての「刃物」の『転移』を頼む!!」
「数が多すぎて無理ですよぉ!」
こうなったら、「アレ」をやるしかないな。
俺はナイフを避けつつ「天照、この結界の中の「一部」を解除できないか?」
「ふぇ?出来ますけど…どうしたんですか?」
「いい考えが浮かんだんだ。合図を出したら奴の10cm四方の空間だけ解除してくれ。」
「…はいっ!」
どうやら俺のやらんとしている事が分かったようだ。話の分かる奴は大好きだ。
言い終わると俺はまた奴と対峙した。来るべきその瞬間を見定めるため。そして―
「今だっ!」
「せーのっ!」
一瞬で奴の10cm四方の空間「だけ」が反転した。簡単に言うと奴の「時間」を停止させた。今奴は3km四方で展開している結界の中心の僅か10cm四方しかスペースがない。動くことすらままならないだろう。
「時が止まる…ってな。という訳で俺の安全を脅かすものには死を持って償ってもらおう。まあ、この声が聞こえる訳はないのだがな…」
そういって俺は持っていた刀で「ベッドの下の男」を十七分割にした。
「…よし、排除完了。天照、結界の解除を。」
そういってすぐに結界は解かれた。街の「時間」が再び動き始める。
久しぶりに戦闘になったが、なんとか退ける事が出来た。これからもこの調子で…
「あのさ、ちょっといいかな?」
「どうした、邇邇芸に櫛名田?そんなに改まって。」
「実はさ、僕達「ここ」から出て行こうかなって思ってるんだ。勘違いしないでよ?ここには5人もいるじゃない?」
「そういう訳だから誰かは絶対空気になるのよ。今回私達がそうだったように。」
「でも安心してよ。すぐ近くにまた現れるからさ?少なくとも敵としては現れないからね?」
「でもっ、お前らがいなくなる必要性なんt」
「仕方ないじゃないっ!ただでさえ3人+1人なのにそこに+2人はきついでしょっ!」
「…分かった、仕方がないな…その代わりっ!絶対に敵同士としては会わない事っ!2人とも約束できるな?」
「…分かった。約束するよ。その代わり、こっちも約束してもらうよ?」
「何だ?」
「姉さん達を絶対に傷つけないこと。いいね?もし傷つけたらどうなる事か…ワカッテルヨネ?」
「ああ。約束は守ろう。じゃあ、どこかでまた会おう。」
「姉さんの事、頼んだよ♪」
「それじゃあ、私もそろそろお暇しようかしら。」
「ああ、また会おう櫛名田!」
こうして、俺の元から2人が去ってしまった。だが、寂しい気が全然しない。どこかでまた会えると信じて―