―第36章 未だ覚めぬ≪夢≫―
ここは自室の地下室。俺は≪夢の国≫とのやり取りを振り返っていた。俺達が≪夢の国≫のチートっぷりを身を以て体感させられてから2~3日が経過した。だが、その余韻は未だ抜け切っていない。
「……はっきり言って強すぎる。どうすれば≪夢の国≫を倒せる?」
あの時は戦いこそはしなかったが、圧倒的な力の差にただ逃げ回るのみだった。まず厄介なのがあの沢山の着ぐるみ達だろう。たぶん光にしたところで復活、若しくは新たに召喚するだろう。
それにあの黒いパレード。飲み込まれたら確実にヤバい事になるのは大体分かる。ただし、当たらなければどうという事はないだろう。
そういえば、≪夢の国≫の中には今までに捕われた人や都市伝説が多く存在するという。ならば―
「ディバイディングブレードか…」
確かに、ディバイディングブレードなら捕われた人や契約者、都市伝説を分離させることが出来るだろう。ただ、捕われた人々はどうなっているのか分からない。また、助け出したとしてその後はどうなる?運が良くても大怪我、最悪≪夢の国≫で一生住人として暮らす羽目に…
流石にそういう事態だけは避けたい。≪夢の国≫なんかに捕われてたまるものか。
それに「≪夢の国≫では人は死なない」というのも、かなり厄介だ。どうすれば奴を倒せるのか。それが分からない今、下手に手を出すべきではない。
「それに…」
やはり『組織』の中に≪夢の国≫の黒服が混じっていたか。そのお陰で今『組織』は弱体化してしまっている。黒服さんと禿さんは多分≪夢の国≫側ではないだろう。それよりも―
「黒服さんが面白い事になってるな…」
マッドガッサーによる性転換、か。噂によるとナイスバディな女性、だそうだ。
俺の持つPDAは月読とシンクロする事で、自宅の地下にある奴ほどではないが様々な情報を引っ張り出せる。
「一部では大人気だな…それと、将門公の方も動きを見せてきたか…」
「首塚」組織の方も徐々にではあるが活動を活発化させてきている。近いうちに『組織』vs.「首塚」組織の決戦の火蓋が切って落とされそうだな。
この戦いに関しては俺は傍観させてもらう事としよう。ただし、やられたら『組織』だろうが「首塚」だろうがやり返させてもらう。
その結果、『組織』に狙われようが、「首塚」に目をつけられようが構わない。逆に返り討ちにしてやる。ただし禿、お前だけは勘弁な?
……よし、とりあえずもう寝よう。今後のことはとりあえずゆっくり考えよう。
そう思い、地下室を後にする俺だった……が―
「あ……れ………?」バタッ
―どうやら俺はかなり疲れているのかもしれない。何とか地下室の階段を昇りきった所で力尽きる。一体俺はどうしてしまったのか?
「……大丈夫ですか?」
どこかで聴いたような声の感じ…女の声?あ…あなたは……一体………
―待て!次回!!―
ここは自室の地下室。俺は≪夢の国≫とのやり取りを振り返っていた。俺達が≪夢の国≫のチートっぷりを身を以て体感させられてから2~3日が経過した。だが、その余韻は未だ抜け切っていない。
「……はっきり言って強すぎる。どうすれば≪夢の国≫を倒せる?」
あの時は戦いこそはしなかったが、圧倒的な力の差にただ逃げ回るのみだった。まず厄介なのがあの沢山の着ぐるみ達だろう。たぶん光にしたところで復活、若しくは新たに召喚するだろう。
それにあの黒いパレード。飲み込まれたら確実にヤバい事になるのは大体分かる。ただし、当たらなければどうという事はないだろう。
そういえば、≪夢の国≫の中には今までに捕われた人や都市伝説が多く存在するという。ならば―
「ディバイディングブレードか…」
確かに、ディバイディングブレードなら捕われた人や契約者、都市伝説を分離させることが出来るだろう。ただ、捕われた人々はどうなっているのか分からない。また、助け出したとしてその後はどうなる?運が良くても大怪我、最悪≪夢の国≫で一生住人として暮らす羽目に…
流石にそういう事態だけは避けたい。≪夢の国≫なんかに捕われてたまるものか。
それに「≪夢の国≫では人は死なない」というのも、かなり厄介だ。どうすれば奴を倒せるのか。それが分からない今、下手に手を出すべきではない。
「それに…」
やはり『組織』の中に≪夢の国≫の黒服が混じっていたか。そのお陰で今『組織』は弱体化してしまっている。黒服さんと禿さんは多分≪夢の国≫側ではないだろう。それよりも―
「黒服さんが面白い事になってるな…」
マッドガッサーによる性転換、か。噂によるとナイスバディな女性、だそうだ。
俺の持つPDAは月読とシンクロする事で、自宅の地下にある奴ほどではないが様々な情報を引っ張り出せる。
「一部では大人気だな…それと、将門公の方も動きを見せてきたか…」
「首塚」組織の方も徐々にではあるが活動を活発化させてきている。近いうちに『組織』vs.「首塚」組織の決戦の火蓋が切って落とされそうだな。
この戦いに関しては俺は傍観させてもらう事としよう。ただし、やられたら『組織』だろうが「首塚」だろうがやり返させてもらう。
その結果、『組織』に狙われようが、「首塚」に目をつけられようが構わない。逆に返り討ちにしてやる。ただし禿、お前だけは勘弁な?
……よし、とりあえずもう寝よう。今後のことはとりあえずゆっくり考えよう。
そう思い、地下室を後にする俺だった……が―
「あ……れ………?」バタッ
―どうやら俺はかなり疲れているのかもしれない。何とか地下室の階段を昇りきった所で力尽きる。一体俺はどうしてしまったのか?
「……大丈夫ですか?」
どこかで聴いたような声の感じ…女の声?あ…あなたは……一体………
―待て!次回!!―