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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 結界都市『東京』-43

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―第43章 平穏への道標―
 未だ≪夢の国≫侵攻開始、それに伴う戦闘開始の報せがない。だからといって油断は出来ない。なぜなら俺は知っている。近いうちに祭りが開催される事を。そしてそれを狙って≪夢の国≫が出現するかもしれない、という事を。
 ソースは先ほど手に入れたとある大企業の監視カメラだ。そこで社長らしき男と話をする坊さんと黒服の男。どうやらあの黒服さんのようだ。元に戻ったのか畜生。
 まあそれは置いといて、監視カメラの映像は音声が伴わないが、月読にかかれば音声のないビデオにその場に流れていたであろう音声を復元させたり一方向しか撮れない監視カメラだろうといろんな方向から見る事も出来る。
 社長視点で映像を解析すると、黒服さんがいつも持ち歩いている鞄の中から1枚の紙が出てきた。
 よく見るとその紙にはなにやらマークが描かれていた。
 直角定規とホッチキス、それにGという文字は識別できた。これは…!
 「……フリーメーソン、か。つくづく何でもありだな黒服ってのは。」
 フリーメーソン、その筋ではかなり有名な秘密結社だ。何でも世界の歴史を牛耳ってきたという噂がある。そう言われるだけの事実もある。アメリカの大統領の多くはフリーメーソン出身者が多いのだ。
 内容までは読み取れなかったが、社長さんは坊さんの提案を了承したようだ。フリーメーソンから慈善事業にも手を出している大企業、というお墨付きをもらえばネームバリューが飛躍的に向上する、そう考えたのだろう。
 決戦は秋、祭りの日となるのだろう。俺は考えた。
 もしヒトとしての俺が消えたらどうなってしまうのか?そんな事を考えただけでも嫌な気分になる。
 俺の事を知っている人が一人も居なくなってしまったら?そう考えてしまうためか、覚悟は出来ているのになかなか一歩が踏み出せない。
 だが、≪夢の国≫の暴走を止める、取り込まれた契約者と子供達を救出する。詭弁に聞こえるかもしれないが、護るべきものがある限り立ち止まる事は許されない。
 俺にはまだ最後の手段が残っているのだから………自らを犠牲に出来さえすれば可能な「アレ」が………
 ともかく、秋祭りには参加しなければ。そうだ、あいつらにもメールを入れとこう。
 「宛先:剛田
     委員長
  件名:なし
  本文:パレードの日程が分かった。
     学校町の秋祭りの日だ。詳しい日程は追って連絡する。
     なお、参加者が多数居る事が予想されるため、くれぐれも気をつけられよ。
     秋祭り前日に俺の家に来られたし、以上。             by俺」
 「送信…っと!」
 人間として最後の戦いになるのならば、悔いはない!



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