―Episode6 全ての終わり―
カプセルを破壊している最中、私の中で何かを感じ取った。
「…終わりましたか、何もかも全て。」
そう、終焉。「鮫島事件」の発動失敗。そして―
「「夢の国」も正気を取り戻しましたか…」
上では、何者か―恐らくチラシをばら撒いた人物だろう―が「夢の国」の正気を取り戻すことに成功したようだ。
「これでこの施設も御役御免、って奴ですか。」
では早々に立ち去ろう。だがその前に―
「彼を連れ戻すとしましょうか。索敵開始…」
私は蜘蛛の少年の居場所を探すことにした。
どうやら同じフロアのとある一室でまだカプセルの破壊を行っているようだ。
「やれやれ…『転移』といきますか。」
私は彼のもとへ移動した。
「しばらくですね。その後はどうですか?」
「お、結界の兄ちゃんか。見ての通り、不毛だけど何とか頑張ってるぜ?」
「そうですか。早速ですけど、ここから出ましょう。これ以上は無意味です。」
「…どういう事だ?」
「今さっき、全てが終わりました。「夢の国」も「鮫島事件」も、全て…」
「終わった…?じゃあ、この街は…」
「ええ、護られました。私達と、他の契約者たちの手で…」
「…そっか。」
「さあ、地上に戻りましょう。」
「…そうだな。」
こうして、私達の地下突入劇は終了した。
後は休息に使うなり、祭りを楽しむなり自由にすればいい。
地上に戻ると、パレードと櫓、マスコットはまだ健在だった。が、以前のような超再生は見られない。つまりは―
「…消滅可能、ですか。行きましょう。」
「そうだな。」
私は白銀に輝く刀を持つ。
「さて、私は援護に回らせていただきます。締めは貴方にお任せします!」
「そうですかい、じゃあ遠慮なく!」
私はパレードに向かって刀を一振りする。
刀から衝撃波が走り、パレードの群れを突き抜ける!
「今です!」
「言われなくても分かってらぁ!"スパイダーネットストリングVer.3"!!!」
彼の手から無数の糸が飛び出す。それらは全てパレードの群れに絡みつき―
「知ってるかい?蜘蛛の糸は劣化しない限り、切れる事はないんだよ?」
糸はマスコット達の首、そして四肢の自由を奪い、そして引っ張り合う。
「そして、蜘蛛の糸は、引っ張りに対する力がダントツに強い事を―」
糸で縛られた四肢から関節の外れる音が聞こえる。これは最早拷問に近い。何とかやめさせようとするが―
「どうやら彼らも破壊される事を望んでるみたいだ。ここで一気に蹴りをつける!」
彼は伸ばした糸の先を捻り、それをマスコット達の心臓付近に突き刺す。
そして櫓は絡まった糸によってまるでゆで卵の様にスライスされる。
マスコットたちは砕け散る。せめて、正しい「夢の国」の仲間になれるように、と祈ることぐらいしか私には出来なかった。
カプセルを破壊している最中、私の中で何かを感じ取った。
「…終わりましたか、何もかも全て。」
そう、終焉。「鮫島事件」の発動失敗。そして―
「「夢の国」も正気を取り戻しましたか…」
上では、何者か―恐らくチラシをばら撒いた人物だろう―が「夢の国」の正気を取り戻すことに成功したようだ。
「これでこの施設も御役御免、って奴ですか。」
では早々に立ち去ろう。だがその前に―
「彼を連れ戻すとしましょうか。索敵開始…」
私は蜘蛛の少年の居場所を探すことにした。
どうやら同じフロアのとある一室でまだカプセルの破壊を行っているようだ。
「やれやれ…『転移』といきますか。」
私は彼のもとへ移動した。
「しばらくですね。その後はどうですか?」
「お、結界の兄ちゃんか。見ての通り、不毛だけど何とか頑張ってるぜ?」
「そうですか。早速ですけど、ここから出ましょう。これ以上は無意味です。」
「…どういう事だ?」
「今さっき、全てが終わりました。「夢の国」も「鮫島事件」も、全て…」
「終わった…?じゃあ、この街は…」
「ええ、護られました。私達と、他の契約者たちの手で…」
「…そっか。」
「さあ、地上に戻りましょう。」
「…そうだな。」
こうして、私達の地下突入劇は終了した。
後は休息に使うなり、祭りを楽しむなり自由にすればいい。
地上に戻ると、パレードと櫓、マスコットはまだ健在だった。が、以前のような超再生は見られない。つまりは―
「…消滅可能、ですか。行きましょう。」
「そうだな。」
私は白銀に輝く刀を持つ。
「さて、私は援護に回らせていただきます。締めは貴方にお任せします!」
「そうですかい、じゃあ遠慮なく!」
私はパレードに向かって刀を一振りする。
刀から衝撃波が走り、パレードの群れを突き抜ける!
「今です!」
「言われなくても分かってらぁ!"スパイダーネットストリングVer.3"!!!」
彼の手から無数の糸が飛び出す。それらは全てパレードの群れに絡みつき―
「知ってるかい?蜘蛛の糸は劣化しない限り、切れる事はないんだよ?」
糸はマスコット達の首、そして四肢の自由を奪い、そして引っ張り合う。
「そして、蜘蛛の糸は、引っ張りに対する力がダントツに強い事を―」
糸で縛られた四肢から関節の外れる音が聞こえる。これは最早拷問に近い。何とかやめさせようとするが―
「どうやら彼らも破壊される事を望んでるみたいだ。ここで一気に蹴りをつける!」
彼は伸ばした糸の先を捻り、それをマスコット達の心臓付近に突き刺す。
そして櫓は絡まった糸によってまるでゆで卵の様にスライスされる。
マスコットたちは砕け散る。せめて、正しい「夢の国」の仲間になれるように、と祈ることぐらいしか私には出来なかった。