ここでは戦闘に関するルールや重要な要素などを、できる限り詳細に解説していきます。
色々と複雑に絡み合う要素をあれこれと考えながら艦隊を組んでいく楽しみは、
中々難しいですが他のゲームにはあまり無い醍醐味です。
長くプレイを続けている人でも「えっ、そうだったの?」となるような要素も結構あるので
基本初心者~レベル100手前の方向けですが、上級者の方でも意外と役に立つ情報があるかもしれません。


  • 戦闘の勝敗
戦闘での勝利条件はただひとつ、「相手の艦隊を全滅させる」事です。
自艦隊が全滅した場合、またはターンが終了した際に敵艦隊が1機でも残っていた場合はすべて敗北扱いとなってしまいます。
また勝利・敗北に関係なく、戦闘の際に自艦隊がダメージを受けていた場合、失われた艦隊の補充が必要になることがあります。


  • 艦隊の補充
減った艦隊を新たに生産・補充するためにはゴールド・鉱物・APが必要になりますが、
このうちAPの消費量は艦隊生産力に比例するので、
惑星の艦隊生産施設のLvを上げるか「基礎科学」の艦隊生産力の項目を強化するとAPの消費を抑えることが出来ます。

特に基礎科学での強化は「すべての惑星の艦隊生産施設の生産力」に対して影響があるので
最大のLv60(+120%)まで上げると非常に大きな効果が表れます。

ゴールドと鉱物の消費量は、機体の種類ごとに固定で設定されているコストに応じて決まっていて
基本の4機種(デストロイヤー・クルーザー・バトルシップ・マザーシップ)の場合、消費量を減らす方法はありません。
ハイパー研究所」で開発したハイパー艦体の場合は「コスト削減」のアップグレードを実行する事により
ゴールドと鉱物の消費量を減らす事ができます。


  • 戦闘ターンと距離
戦闘は距離を詰めながらのターン方式で、
51から減っていくターン数が0になるか、途中でどちらかの艦隊が全滅した場合、戦闘は終了となり勝敗が決まります。
画面に表示されているターン数は50からですが、実際には51からターンがカウントされています。
距離は130(ターン51)から開始となり、1ターンごとに距離が5ずつ縮まっていきます。
装備武器の射程距離に入った艦隊は攻撃を開始し、以降武器の「連射速度」に応じて
撃破される、またはターンが0になるまで攻撃を繰り返し行います。

ターンの進行過程は、
<前半>51ターン~29ターンの間、130~20までの距離を5ずつ詰めながら、射程距離内の武器を装備した艦隊が攻撃。
<後半>距離20を維持したまま残りターン28~0まで、武器の連射速度優先度に応じて攻撃。ターン0で戦闘終了。
といった流れになります。


  • 連射速度
連射速度はRPGなどのステータスでいうところの「素早さ」にあたるもので、
この数値が少ないほど次の攻撃ターンが早く回ってくる=多く攻撃出来るといった感じになります。
連射速度は武器ごとに数値が固定されており、Adv.遠距離戦闘艇スキルの「連射速度-1」効果以外で変化する事はありません。
武器ごとの速度はウルフ戦闘艇の連射速度3が一番速く、
基本キャノン・インパクトキャノン・ピアシングキャノンの連射速度10が一番遅くなっています。

戦闘の流れでは、まず武器の射程距離に入った段階で連射速度に関係なく1回攻撃(発動すればスキル攻撃)を行い、
その後のターンから連射速度に応じてターン数が0になるまでの間、繰り返し攻撃を実行します。
連射速度3=次は3ターン後に攻撃」「連射速度10=次は10ターン後に攻撃」といった感じです。


  • 攻撃の優先度
同じターンに複数の艦隊の攻撃が行われる場合は、以下の優先度により順番が決定します。

  • 先制攻撃スキルを所持している艦隊が射程距離内に入ると最優先でスキル発動分の攻撃を行い、その後の通常攻撃は②以降の優先順位に従って実行される(※初撃のみ)
  • ②使用武器が(先)キャノンミサイルビーム戦闘艇(後)の順で攻撃
  • 武器の種類が同じ場合、攻撃側(自艦隊)が先に攻撃
  • 武器の種類が同じで同陣営の場合「前列の左から右中列の左から右後列の左から右」の順番で攻撃

ここで一番重要なのは「同じ攻撃タイミングで同じ武器の場合、こちらが先に攻撃出来る」という点です。
これを踏まえたうえで上手く艦隊を組むことが、後半以降の戦闘では大事な要素になっていきます。
また「前・中・後列の左側から順番に攻撃」という部分は「自艦隊で同じ武器の場合に攻撃の順番を変えることが出来る
といった意味になるので、上級者同士での戦闘においてはこれも重要な要素になるかと思います。


  • 攻撃対象の優先順位
攻撃を行う際には一定のルールに従って、攻撃の種類により対象になる艦隊が以下のように選択されます。

ランダムターゲット攻撃
ランダムターゲット攻撃は現在乱射攻撃・Adv乱射攻撃・混乱攻撃・Adv混乱攻撃の4種類があり、
これらのスキル攻撃の場合は名前の通り、相手の陣形(前列・後列)関係なく完全ランダムで対象を選択して攻撃を行います。
前衛に壁としての防御艦隊、後衛にアタッカーとしての攻撃艦隊を配置した場合でも
前衛を無視して後衛に直接攻撃を行う可能性があるので、非常に強力な効果を発揮します。

ただし対象選択は完全ランダムなので、安定感といった面ではいささか欠ける部分もあります。
しかし、それを加味しても有用な攻撃手段である事に変わりは無いので
英雄の職業能力・スキルレベルの強化をしっかりと行って、より効果的な攻撃が出来るようにしていきましょう。

迎撃ミサイルスキル攻撃
迎撃ミサイルの発動時は、陣形・前後列の関係無く敵艦隊で一番攻撃力の高い相手を狙って攻撃を行います。
Adv迎撃ミサイルの場合は攻撃力の高い順から2部隊が対象になります。
この「攻撃力が高い順」はスキル攻撃発動時点での攻撃力を参照にしているので、
ダメージを与えて艦隊数が減り、艦隊の攻撃力が落ちると標的が変化する場合があります。

敵の主力となる攻撃力の高い艦隊を確実に削る事が可能なのでかなり強力なスキルですが、
ミサイル攻撃限定、どこに攻撃が来るか確実に分かる、といった点から
「対象のミサイル抵抗力を上げる」「対象を限定させるために攻撃力を調整する」といった防御対策を取る事が可能なので
必ずしも万能といった訳ではありません。

それでも攻撃の選択肢としては十二分に有用である事には違いないので、
能力の高い英雄が所持していた場合は、出来るだけ抑えておきたいスキルのひとつです。

上記を除くスキル攻撃・通常攻撃
上記ランダム攻撃・迎撃ミサイル以外のスキル攻撃および通常攻撃の場合は、
敵味方それぞれの艦隊配置により攻撃対象の優先度が決まっています。
組み合わせのパターンは膨大な量になりますが、
以下の基本的な優先順のルールを把握すればどこを攻撃するかを把握する事が可能です。
  • ①前衛・後衛にそれぞれ敵艦隊がいる場合は、前衛を優先的に攻撃。
  • ②横同列に複数の敵艦隊がいる場合は、自分の正面にいる相手を攻撃。
  • ③自分の正面に敵がいない場合は、左右で近い方の相手を攻撃。
  • ④左右均等に敵が分かれている場合は、左側の相手を優先的に攻撃。

この優先順位が理解できるようになると、
敵①は倒しやすそうだから、攻撃力がそこそこの味方②で先に狙って倒し、
その後に固い敵②を攻撃力の高い味方①で攻撃するように配置を変える。
後々残すと面倒になりそうな攻撃スキルを持っている敵③を先に倒せるように配置を変更する。
といった事を考えて陣形・配置変更が出来るようになり、戦略の幅が広がっていきます。

特殊任務・討伐任務・撃退任務の各CPU戦の場合は、敵が一列陣(横一列の初期陣形)で固定されているので、
上記のルールを把握してこちらの陣形配置を変えていくのは先々の攻略において非常に大事な要素となります。

また対人戦の場合、戦争では多種多様な配置の相手になるので出来るだけ勝率の高くなる編成を考えるのに役立ち、
アストロリーグでは相手の防御艦隊を攻略するため、または自分の防御艦隊をより良い編成にするための重要な知識となります。

CPU・対人どちらにおいても、戦力にまかせたゴリ押しのみでずっと先に進めるほど甘いゲームではないので、
効率的な艦隊編成・配置が出来るように繰り返し慣れて覚えるようにしていきましょう。


  • 抵抗力についての知識
抵抗力とは、攻撃を受けた際にその使用武器のダメージをどのぐらいの割合で抑えられるかを示した数値です。
キャノン・ミサイル・ビーム・戦闘艇それぞれの項目に分かれており、
通常攻撃・スキル攻撃の手段に拘わらず、相手が使用した武器に対してのダメージを「数値分%」軽減します。
ミサイル抵抗が50であれば、敵のミサイル攻撃を受けた際にダメージを50%減少させるといった感じです。
軽減出来る最大値は95(%)までで、
逆に抵抗値がマイナスになっている場合は、その数値分余分にダメージを受けてしまいます。
(ミサイル抵抗が-30なら、敵ミサイル攻撃に対しての被ダメージは130%)

ただし、あくまで「軽減出来るのが最大95%まで」というだけなので、
スキルや装備などで上限以上の数値に抵抗力を上げた場合、表面上は95で止まっていますが
それを超えた分の抵抗値も内部的にはちゃんとカウントされています。

抵抗力を減少させる効果のある攻撃を受けた場合には、上限を越えた分もちゃんと含まれた形で計算されるので、
相手の抵抗力を半減させることが出来る唯一の装備であるピアシングキャノンの攻撃を受けた場合でも、
キャノン抵抗を190まで上げれば半減しても95になるため、最大値の95%軽減にすることが可能です。
また、攻撃を当てた相手の全抵抗値を減少させる事ができるAdv.貫通攻撃の場合でも、
同様に上限を超えた分を含めた数値から減少する形になります。
貫通攻撃は「抵抗力を無視してダメージを与える」効果がありますが、
相手の抵抗力がマイナスでも抵抗力無視(ゼロ)となるので、逆にダメージが減る場合があります。

抵抗力についての知識がちゃんとあるかどうかは、特に高レベル帯の戦闘においては致命的な差となりえます。
所持スキルのレベルや装備の開発具合などを加味して、効果的にダメージを抑えられるように模索していきましょう。


  • 回避・正確度についての知識
敵に攻撃を命中させるのに必要な正確度と、その攻撃を回避するために必要な回避力
相対するこれらのステータスの関係性は非常に明確で、
(攻撃側の正確度-防御側の回避力)命中率(%)となっています。

命中率の最大値は100%(必中)で、最低値が5%です。
上記の計算で正確度が100より上回っても最大で100%、回避力が正確度を上回ってゼロ以下でも最低値の5%になります。

正確度が上昇する要素は、
武器自体の正確度・艦隊装備の補正・英雄の職業能力・スキル発動・エキスター装着・基礎研究での武器強化などで、
回避力が上昇する要素もほぼ同様に、
艦隊自体の回避力・艦隊装備の補正・英雄の職業能力・スキル発動・エキスター装着・基礎研究での艦隊強化
といった感じになっています。

防御面において、回避力は必ずしも必要であるとは限らない(耐久・抵抗力で補うことも可能)ですが、
正確度に関しては、こちらの攻撃が当たらなければ敵を全滅させて勝利することが困難になるので非常に重要な要素です。
上記項目はどれも正確度・回避力に大きく影響するものなので、
攻撃が当たりにくい・耐久や抵抗を上げても耐え切れない、といった場面が増えてきたら、
それぞれの項目で上げられる余地のある部分を探して戦力の建て直しを図るのが良いでしょう。



最終更新:2017年01月08日 13:04