劉 麗蕾(リウ リーレイ)は、
大亜連合が新たに公表した
劉雲徳に代わる唯一の
戦略級魔法師で
十三使徒の一人である。劉雲徳の孫であり2097年5月2日時点で14歳。
2097年5月2日、
大亜連合が実質的に支配するギニア湾岸ニジェール・デルタ地域において、フランスによって支援されている敵対武装勢力に対し
霹靂塔を使用した。
中学生の頃は
一条茜と同じ金沢の中学校に通い、茜と共に二週間に一度の頻度で東京の
国立魔法大学に通っている
一条将輝の自宅を訪問している。また、
国防軍によって遠隔監視を受けている。
「
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」では、2099年4月に従姉の
一条茜とともに
国立魔法大学付属第三高校に入学した。
一条茜とともに
マーシャル・マジック・アーツ部に入部。
マジック・アーツではウーシュー(武術太極拳)をベースにして戦う。
国立魔法大学付属第三高校には、魔法力が足らなかったことから「裏口入学」での入学になったが(表向きは放出系魔法の一つである空中放電術式に特別に高い適性があることを評価されて)、最初の模擬戦で同級生の男子生徒を威力を落とした『霹靂塔』で瞬殺し、それが3人、4人と続いたことから「成績は悪いが実戦は強い」という評価が確立し、一目置かれている。
大亜連合では、日本への潜入工作員、すなわち一般市民に偽装して生活しながら、いざという時に『霹靂塔』により政治や軍事の中枢を麻痺させることが可能な、
戦略級魔法による破壊工作要員として育成されていた。
その目的のために、日本語の語学能力と日本の生活習慣、一般市民に成り済ます為の偽装技術、単独で重要拠点に近づく為の工作員スキル、大亜連合軍の軍隊格闘術などの様々な技能の詰め込み教育が、前任の
劉雲徳が戦死し、急遽国家公認
戦略級魔法師となるまで行われていた。。
日本の潜入工作員として養成する過程で、
CADなしで
霹靂塔と電磁波遮断の2種類だけをスムーズに使いこなす歪んだ訓練を行ってきたため、魔法特性が
霹靂塔に最適化され、それ以外の魔法をうまく使えなくなっている。
現在、
一条家と
国立魔法大学付属第三高校で魔法のトレーニングを重ねており、徐々に他の魔法も使えるようになっているが、まだまだ低レベルの魔法しか使えない。
2099年夏以降に、とあるきっかけから
術式解体を学び始める。2100年時点で、有効射程距離は5mと短く、発動までの時間もかかるが、なんとか使えるようにはなっている。
略歴
- 2083年 - 誕生。
- 2097年5月2日 - ギニア湾岸ニジェール・デルタ地域において、霹靂塔を使用。
- 2097年6月28日(金) - 大亜連合の新ソビエト連邦侵攻に参戦するが、7月4日にトゥマーン・ボンバによる攻撃を受けて侵攻部隊の7割以上が無力化され崩壊する。後方待機していた麗蕾は戦争犯罪人として身柄の引き渡しを求められた為、日本に亡命した。
- 2097年7月7日(日) - 匿われていた石川県小松市の国防軍小松基地にて、一条将輝や一条茜と面会。同い年である一条茜には若干心を許している部分もある。一条家で世話になることを了承している。
- 2098年 一条家の分家の養子となる。
- 2099年4月 - 国立魔法大学付属第三高校に入学。
- 2100年9月19日(日) - 鶴画黄里恵からの依頼を受けて一条茜とともに一条将輝の住むアパートを訪問。ばったり遭遇した藍采和を捕縛するために街中で霹靂塔を放つ。
- 2100年10月15日(金) - 上越市街地に接近した、大亜連合軍の式神により不可視化したドローンの大群を、電子雪崩の規模を極小化した(戦略級魔法にならない程度に威力を下げた)霹靂塔で迎撃、その大多数を撃ち落とす。
能力
- 霹靂塔
- 電磁波遮断
- 術式解体
- 「気」の操作による身体能力強化(100m走の速度のまま長距離を走れる程度)
自由に使える魔法は少ないが、もともと保有する
想子量は多い。
登場巻数
23巻、
26巻、
27巻、
30巻、
32巻、
キグナスの乙女たち、
キグナスの乙女たち2巻、
キグナスの乙女たち3巻、
キグナスの乙女たち4巻、
キグナスの乙女たち5巻、
キグナスの乙女たち6巻、
メイジアン・カンパニー7巻
コメント
人物 十三使徒 女性 学生 戦略級魔法師 無系統魔法 軍人 部活
最終更新:2025年01月14日 20:06