バダリィフォージングは、
司波達也が開発した
硬化魔法の一種。
硬化魔法の一種であるが、作用の類型としては医療魔法である。
これまでは不可能とされていた、肉体に直接作用する
硬化魔法である。
魔法式の一部に『未知の術式』が使われており、これを取り除くと魔法は作動しない。
十文字アリサの依頼で、実妹の
五十里明を通して魔法式を入手して分析した
五十里啓によると、『未知の術式』には「時間を保存する術式」が組み込まれていると推定される。
肉体の細胞に作用し、魔法発動時点の細胞の相対位置を『事後的に固定する』魔法である。
肉体の細胞の相対位置を固定する魔法は複雑な作動条件や適性が必要で、適性があっても大きな負担がかかり、実用的な魔法ではないが、それを『普通の高難度魔法』にアレンジしたことを
五十里明は高く評価している。
元々は、
司波達也が
西城レオンハルトに提供した術式だが、
国立魔法大学付属第一高校山岳部と同じ場所で合宿を行った
マーシャル・マジック・アーツ部の
遠上茉莉花に、
西城レオンハルトが術式を与えた。
司波達也からは、これはと思う人に術式を提供しても良いと言われていたとのこと。
遠上茉莉花は、全日本
マーシャル・マジック・アーツ大会女子部門十八歳以下の部決勝で
一条茜と対戦した際に使用。不完全ながらも
一条茜の切り札である「浸透勁」を防いだ。
使い手
登場巻数
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 5
コメント
魔法
最終更新:2024年03月31日 08:43