十文字 アリサ(じゅうもんじ ありさ)は、「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」の主人公の一人。
国立魔法大学付属第一高校の女子生徒である。2099年4月時点で1年生。
十文字家前当主
十文字和樹の長女。母は亡命ロシア人の
ダリヤ・アンドレエヴナ・イヴァノヴァ(故人)。旧姓、伊庭(いば)。
外見はかなりロシア人寄りで、母親譲りの金髪緑眼の美少女。
遠上茉莉花ともども高校1年生女子にしては背が高い。
母親が
新ソビエト連邦によって作られた
調整体魔法師のため、
調整体魔法師の第二世代である。また、
新ソ連の調整体技術が不足していたことにより、身体に何らかの欠陥を抱えていると考えられている。実際にダリヤは魔法を全く使わない生活を送っていたにもかかわらず若くして亡くなっている。
生まれてから
遠上家に引き取られるまでは群馬県桐生市に在住、当時は母と二人暮らしだった。
遠上家に身を寄せてからは
遠上茉莉花と姉妹のように育つ。茉莉花の兄・
遼介を慕っている。2097年、アリサの存在を知った
十文字家に引き取られ、その一員となる。
国立魔法大学付属第一高校入学後、風紀委員への勧誘を辞退した
火狩浄偉の代わりに風紀委員長の
裏部亜季に風紀委員会へと誘われ、悩んだ末に
遠上茉莉花と共に入ることを条件に承諾し、風紀委員となる。
10月、兄
十文字勇人が新生徒会長になったタイミングで風紀委員会から生徒会に移籍、生徒会書紀となった。
1年A組では
五十里明と
火狩浄偉とクラスメイトである。
入学試験の成績は、
五十里明、
火狩浄偉に次ぐ三席。
運動神経は良い方で、足は速く持久力もある。中学校時代は運動部勢に混じって陸上記録の学年上位に名を連ねていた。
国立魔法大学付属第一高校では
クラウド・ボール部に所属している。
一高では茉莉花と明以外に
永臣小陽、
仙石日和と行動をよくともにしている。
茉莉花共々、
元老院・四大老の一角、
安西勲夫に私兵として狙われており、安西の配下である
誘酔早馬によく話しかけられている。
また、母ダリヤの生国・
新ソ連からも狙われている。
異母弟・
竜樹が自分を避け第三高校に進学したことから、家族を離れ離れにしてしまったと引け目を感じている。
得意魔法は
十文字家の秘術「
ファランクス」で、防御型
ファランクスに関しては克人に匹敵するか凌駕する才能を有していると見込まれているが、攻撃型
ファランクスやその他一切の攻撃系魔法を使うことができないという欠点も抱えている。
十文字家で唯一、魔法障壁に
精神干渉系魔法までも防ぐ性能を備えている。また、それに伴い
精神干渉系魔法を感知する能力も持っている。
能力
略歴
- 2083年9月 - 誕生
- 2089年 - 母伊庭ダリヤ死去。
- 2097年2月24日(日) - 十文字克人がアリサを引き取るために北海道の遠上家を訪れる。
- 2097年3月31日(日) - 新千歳空港にて遠上茉莉花と2年後の再会を約束して別れる。東京の十文字家に引き取られ、伊庭アリサから十文字アリサとなる。
- 2099年4月2日(木) - 遠上茉莉花が上京し再会、茉莉花が暮らすワンルームマンションを訪問。
- 2099年4月6日(月) - 国立魔法大学付属第一高校入学式。
- 2099年4月16日(木) - クラウド・ボール部に入部し、同学年の仙石日和と出会う。
- 2099年4月17日(金) - 茉莉花と共に風紀委員に就任する。
- 2099年8月9日(日) - 全国魔法科高校親善魔法競技大会の新人戦クラウド・ボール・ペアに仙石日和と共に参加。優勝
- 2099年10月1日(木) - 十文字勇人が生徒会長になったタイミングで風紀委員会から生徒会に移籍、生徒会書紀となる。
登場巻数
キグナスの乙女たち1巻、
キグナスの乙女たち2巻、
キグナスの乙女たち3巻、
キグナスの乙女たち4巻、
キグナスの乙女たち5巻、
キグナスの乙女たち6巻
コメント
九校戦選手 人物 十師族 女性 学生 生徒会 風紀委員
最終更新:2024年12月30日 18:25