藤岡建機
概要
ホビージャパン社のテーブルトークRPG(TRPG)専門誌、RPGマガジン(現在休刊)にて、
「
DOLLMASTER -蒼穹の翼-」でデビュー。
その後メダロットシリーズをはじめとする様々なゲーム、アニメ、玩具デザインで活躍している。
2019年、脳出血によって左半身麻痺(※)を患ってしまう。
現在はリハビリの末に、デザイナー活動に復帰しつつある。
pixivFANBOXにて、OMECHA UNIT名義で
DOLLMASTERの漫画掲載などの活動中。
ちなみに、メダロットのみならず氏の絵によく見られる「OMECHA」のマーキングは、
氏の所属するサークルの「御機械屋」(ヲメカヤ)(現在はOMECHA UNIT名義)のことを指している。
※pixivFANBOXでは、右半身麻痺とも記載。
メダロットシリーズでの活動
コミックボンボンにてメダロット記事のイラストを手掛け、
『メダロッターりんたろう!』の連載を開始。
ゲーム版では各デザイナーの元絵からデザインを起こし、キャラクター・メダロットデザインを統一化。
それだけではなくメダロットRの時のやり残しと後悔から、
すべからく全てに携わりたい、との思いで事実上のプロデューサーとして参加した。
コレが後述する様々な作品での活躍、
そして(メダロットだけではないが)脳出血からの再起の糧ともなったのである。
メダロット・naviを最後に一度はメダロットから離れている。
もう一度何らかの形で関わってもらうことを望むファンが多かった。
2023年にそれは、
シリーズ最新かつ現在進行形の作品である、メダロットSにて果たされることとなった。
デザインの特徴
人間味のある表情やお友達ロボットとしての側面を打ち出したほるまメダと比較すると、
藤岡メダはロボットしてのかっこよさを追求した鋭角的でメカニカル、それでいてピカピカと光沢を放つデザインが特徴。
いわばガンダムでいうところの、カトキハジメ氏のポジションである。
奇しくも過去に藤岡先生は、そのカトキハジメ氏が審査員として参加していた、電撃ゲームイラスト大賞に応募したこともある。
キャラの作画では幼く丸っこいデフォルメが印象的である。
メダロット以外の参加作品
メダロット以外では、雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』
OVA『機動戦士ガンダムMS IGLOO』
TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』
といったガンダムシリーズ作品や、
GBCソフト『コマンドマスター』や
GBAソフト『桜国ガイスト』などで氏の作品を見ることが出来る。
また近年では、
バンダイナムコグループの一社、
メガハウスのアクションフィギュア『
デスクトップアーミー』に、
藤岡先生デザインのキャラクターが登場している。
ガンダムと並んで、藤岡先生のデザインのマスプロダクトが
比較的手軽に購入出来るコンテンツとなっている。
メダロットと他作品との関係
藤岡先生が手掛けたメダロット以外の作品にも、
メダロット的な要素を持ち込んでいることも度々ある。
『AOZ』のような軽いお遊びから、
『DOLL MASTER -彷徨の六花-』のような
作品の根幹に関わるところまで、その範囲は様々である。
また、藤岡先生が参加したソーシャルゲーム黎明期に製作されたゲーム、
『トイボットファイターズ』(現在サービス終了)は、
パーツを組み合わせて人型ロボットを組み立てて戦わせるという世界観。
開発企業と藤岡先生のいずれの発案かは不明だが、
奇しくもメダロットを強く意識したものとなっている。
また、フリーペーパー「
ペッパーショップ01号」に
りんたろうのような少年が出てくる漫画を描いている。
最終更新:2023年07月28日 22:07