【基本データ】
●全長144mm ●全幅90mm ●全高38mm
●Item No:19411
●本体価格600円→本体価格780円(2015年8月改定) ●1996年6月25日発売
【本体内容】
シャーシは濃緑色の
スーパーFM。フルカウル初の、と言うか
ミニ四駆初のSFM採用キット。
付属ギヤ比は4:1と5:1。
ホイールはフルカウル標準型のイエロー。
ゴムリング付14mmプラローラー、ゴム無し12mmを装備。
取り外し可能なリヤステー付き。スタンダードなキットで初めてリヤステーが付属した画期的な事・・・なのだが、後述の問題の所為で何のために付属してるのか曖昧になっているw
ボディは装甲車のようにゴツくて角ばったデザインと、ホイールサイドのパイプフレーム状のタイヤガードが特徴的。フロントカウルは、このパイプフレームを利用して取り外しできるようになっている。また、ボディ後部のパイプフレーム根元には、ローラー等を装着できるネジ穴がある(ただし、セイバー系や
ビートマグナムのようなボディローラー用パーツは付属していない)。
【漫画、アニメでの活躍】
爆走兄弟Let's & Go!にて、大神軍団一の巨漢、近藤ゲンのマシンとして登場。
物語中ではたいていブロッケンG(ジー)と呼ばれる。
フロントを持ち上げてから他のマシンを踏み潰して壊す、ハンマーGクラッシュを得意技とする。
他の大神軍団二人に負けず劣らずの物理的に無理のある攻撃方法だw
まぁそれを言い出したらレツゴの中の必殺技やらトンでも理論が(ry
きっと重力コントローラーでも積んでたんだ!
大神研究所の技術は世界一~
アニメ版ではコースアウトした拍子に研究所の壁をぶち破っているので(研究所の規模や立地から考えてどう見ても鉄筋・・・)、杭打ち用の大型金づち並みの重量があったのかもしれないw
実際、無印の
ラストレースでは真っ二つになった後ろ半分だけの重量でトライダガーZMCと
スピンコブラのアルミハニカムボディをボコボコに破損させてるし…
それだけの重量があれば普通のプラの
ミニ四駆なんか勢いで踏みつぶせるわなwww
アニメではほかにも、キットのボディのフロントが持ち上げられるという構造を利用して、そこの上下にペンチのような刃を装備して前のマシンを握りつぶす「ブロッケンファング」などの機能も登場した。
同期大神マシンに比べても破壊に特化した性能をしている為か、キルレートに比べるとレースそのものの成績は良くない。
どうもバトルパーツで重量を稼いでいる面があるらしく、「マシン踏みつぶすほど重いのにあっさり追いつけるパワーがあるなら軽くなったらめっちゃ速いんじゃね?」と思ってた視聴者も少なくない。
ブロッケンが大活躍した第50話では、途中まで雪でスタックばかりしていたブロッケンに業を煮やしたゲンが「こんなのが付いてるから重いんだあぁぁぁぁぁ!」とブチ切れてペンチでバトルパーツをすべて破壊。
するとブロッケンは見違えるような軽快な走りで、引き離されていた1位2位の
スピンコブラと
ブラックセイバーに瞬く間に追いつくとそのまま抜き去り、1位でゴールするという快挙をあげる。やっぱりバトルパーツを外した方がよほど軽くて速いらしいw
なおこの話、ブロッケンだけでなくゲンの顔芸も冴えていたw
ブロッケンが猛追を開始した後のマシン後方から迫ってくるでかい顔の演出も目に焼き付くが、1位でゴールした後のゲンの顔はアニメ劇中屈指のいい笑顔である。
ゲンがマシンを壊すことではなく、ひたすら走って勝利する喜びを初めて知った瞬間だった。
ゲン以外のレース展開も非常に熱く無印でも屈指の人気を誇る名エピソードであり、
2022年8月に行われた「爆走兄弟レッツ&ゴー!!ファンが選ぶ名場面ランキング!」の無印後半部門では2位に圧倒的大差をつけ1位に選ばれている。
WGP編ではブラックスペシャルが画面に映る程度で未登場だったが、続くMAX編ではこのブロッケンの改造車と思われるカズオの「ブロッケンハープーン」が第一話の対戦相手として登場している。
…という事は世界戦の間にコイツも量産されて一般販売されたんだろうか。
ミニ四駆ゲーム「スーパーファクトリー」ではボディ後部のローラー穴が再現されていて、セッティングでこのマシンを選択した時のみローラー装着ポイントとして「ボディローラー」を選ぶことができた。
なつみん氏が講談社の漫画アプリ『パルシィ』にて週刊連載しているかつて子供達の間で流行したものを紹介するマンガ『世紀末ちるどれん』の第9回にも登場。
【VIP内での評価】
レッドマグナムというブロッケンGそっくりのパチ四駆がうpされたことから、レッドマグナムとも呼ばれる。
踏み潰せwwwwレッドマグナムwwwww
【公式ページ】
【備考】
フルカウルマシンとしては唯一ともいえる「ボディ後部にウィングやトサカのない形状」をしている。
…後ろの方にちょこんと生えているパイプがその代わりだろうか。
キットとしては初めて標準でリヤステーが付属したが、デザインの関係でAランナーのローラーをそのまま取り付けただけでは
ボディ後部が先にコース壁に接触してローラーの意味がない。
だもんで、このキットを買うときは(標準のリヤステーが強度不足なこともあり)一点止めに対応したGUPのリヤステーも買っておくが吉である(ただしSFMはシャーシ形状の都合上ポン付けができない一点止めステーもあるので注意、詳しくは
SUPER FMを参照)。
ボディ後部のローラー用ハードポイント? ンなところに付けたら
ボディキャッチ部分が破損するだろうが!
さらにフロントローラーとボディのクリアランスも割とギリギリであり、そのままではふとした拍子にローラーとボディが接触してしまう可能性も。
総じて、ノーマル状態で遊ぶには色々難儀なマシンである。
一応、フロントローラーに関しては実際に走らせる時のみボディのフロントパーツを外せば解決できるが・・・
さらに言うと、パケ側面の改造例で推奨タイヤとして名の挙がっているスーパーローハイトスポンジタイヤはワイドタイヤなので、タイヤ横にガードバーのあるブロッケンGのボディとの相性が・・・
フロントのガードを外した上で前輪と後輪を逆に取り付ければ、ボディ・タイヤともに未加工でも一応干渉は避けられるが(実際そういう作例もあった)。
上記公式ページの完成写真をよく見ると、ボディのフロントガードパーツがきちんと取り付けされず少し浮いてしまっているw
(きちんと取り付けされている図は
ブラックスペシャルの公式商品画像
を参照)
どうやら左ローラーにフロントガードを引っかけてしまったようである。
鈴鹿仕様も含めて、妙に完成写真に恵まれないマシンである。
実は
兄貴分?も似たような組間違いを晒されたことがあり・・・
ちなみに97年のジャパンカップ優勝マシンでもある(しかも、フロントに大径ワンウェイホイールとリアに
スーパーミニ四駆シリーズ共通のワイドトレッドホイール(イエロー)を装着可能にする為にボディを改修していた)。
コロコロコミックの応募者全員サービスでブロンズメッキボディが販売されたことがある。
ってこれ説明書の対応シャーシ間違っとるw
S1とかwww全然のらねぇwwwwwwwwwwwwww
こいつは限定GUPとして販売されたこともある。
同じく限定GUPでブラックメッキボディもある。
コンクールデレガンスの景品などで、ピンク成型のボディが配られた。
2次ブームのころ、トミー(現タカラトミー)からキャラトミカ版が発売された。
トミカサイズでよく再現されたものだったが、パッケージングの都合のためか
ミニ四駆とはホイールベースの間隔がかなり違うため、全体的に縦長である。
これはメッキ版も存在した。
2018年4月30日(月・祝)、5月1日(火)に行われたTCK×
ミニ四駆コラボイベント「TCK×TAMIYA
ミニ四駆GRANDPRIX」にて和田 譲治をイメージしたステッカーを追加した特別キット「和田 譲治 オリジナル
ミニ四駆 ブロッケンギガント特別仕様」が販売された。
最終更新:2024年06月14日 00:04