蟲神器と虫陣戯
「蟲神器」は、古来神が創り人に授けたとされる、国中の虫を操ることができる伝説の宝具。草薙 の剣・肉祓 の勾玉・蜜絶 の鏡の3つがあるとされているが、蜜絶 の鏡以外は数百年前から行方不明になっている。
なお、蜜絶 の鏡は現在、蟲塚研究所で保管されており、現所有者の蠱塚天牛 でも国の許可を取らないと持ち出せない。
(見参! 蒼炎のカガリ 第2話や黄昏満ちて、闇夜に蠢く 第4話参照)
なお、
(見参! 蒼炎のカガリ 第2話や黄昏満ちて、闇夜に蠢く 第4話参照)
「虫陣戯」は、蜜絶 の鏡の正式継承者でもある蠱塚天牛 が株式会社ツルバームの元で開発した蟲神器カードを使い、虫を操って行う闘虫競技。
なお、虫を使わずに蟲神器カードのみで遊ぶ場合には「蟲神器」と呼ばれる。
(作者ツイート参照)
なお、虫を使わずに蟲神器カードのみで遊ぶ場合には「蟲神器」と呼ばれる。
(作者ツイート参照)
loading tweet...— 原やすし|漫画版蟲神器連載中 (@harayukisodati) October 6, 2023
蟲の息吹
人間の生体エネルギーを変換して生み出される、虫に纏わせることで自由に操れるオーラのこと。
蟲神器は、人間の生体エネルギーを蟲の息吹に変換するための変換器にあたる。この動作原理を解明した蠱塚天牛 は人工蟲神器「ダンゴムシくん一号」を開発し、さらに改良に改良を重ねてカードサイズまで超小型化した蟲神器カードを開発した。
なお、虫陣戯は蟲の息吹を削り合って勝敗を決めるため、虫にダメージが入ることはない。
後述する「蟲神器チャージャー」を用いることで蟲主の生体エネルギーを蟲の息吹へ変換する効率が数倍になり、より多くのオーラで、より派手な戦いができるようになった。
(見参! 蒼炎のカガリ 第2話参照)
蟲神器は、人間の生体エネルギーを蟲の息吹に変換するための変換器にあたる。この動作原理を解明した
なお、虫陣戯は蟲の息吹を削り合って勝敗を決めるため、虫にダメージが入ることはない。
後述する「蟲神器チャージャー」を用いることで蟲主の生体エネルギーを蟲の息吹へ変換する効率が数倍になり、より多くのオーラで、より派手な戦いができるようになった。
(見参! 蒼炎のカガリ 第2話参照)
蟲神器カード
極薄の電池が内蔵されており、通常は据え置き型の充電器を使って充電する必要があるが、後述する「蟲神器チャージャー」を用いることで持ち運びながら充電できるようになった。
(見参! 蒼炎のカガリ 第2話参照)
蟲神器チャージャー
第3回虫陣戯全国大会にて、決勝トーナメント進出者に記念品としてプレゼントされた非売品の新アイテム。
従来は据え置き型の充電器で充電する必要があった蟲神器カードを持ち運びながら充電できるようになった他、虫の制御を常時サポートしたり、蟲の息吹の変換効率を数倍にまで上昇したりする効果もある。
(見参! 蒼炎のカガリ 第2話参照)
従来は据え置き型の充電器で充電する必要があった蟲神器カードを持ち運びながら充電できるようになった他、虫の制御を常時サポートしたり、蟲の息吹の変換効率を数倍にまで上昇したりする効果もある。
(見参! 蒼炎のカガリ 第2話参照)
マルチ虫ランチャー
虫陣戯で使用する虫を入れておくための虫カゴ。
株式会社ツルバーム製の公式マルチ虫ランチャーは、両端にカードの読み取り部があり、予め設定した位置の上部ハッチを自動開閉する。また、横のパネルを取り外すことができる。
なお、公式試合で使う虫カゴは株式会社ツルバーム製に限定されているわけではなく、規定を満たしていればどんなものでも使える。実際、第3回虫陣戯全国大会で拝蓮司 は自作の空母型マルチ虫ランチャー「闘虫母艦赤城」を使用している。また、公式大会では未登場だが、後に「巨虫戦艦大和」を作っている。
(見参! 蒼炎のカガリ 第4話参照)
株式会社ツルバーム製の公式マルチ虫ランチャーは、両端にカードの読み取り部があり、予め設定した位置の上部ハッチを自動開閉する。また、横のパネルを取り外すことができる。
なお、公式試合で使う虫カゴは株式会社ツルバーム製に限定されているわけではなく、規定を満たしていればどんなものでも使える。実際、第3回虫陣戯全国大会で
(見参! 蒼炎のカガリ 第4話参照)
虫陣戯全国大会
株式会社ツルバームの主催で毎年開催されている。優勝者には蜜絶 の鏡の所有権が与えられ、1年間「叡智の蟲主」の座に就ける。但し、名義人になって保管場所である蟲塚研究所で触れられるだけであり、持ち帰ることはできない。
午前に予選を行い、16人が決勝トーナメントに進出できる。また、決勝トーナメントはAサイドとBサイドに分かれており、Aサイドの全試合がライブ配信される。
午前に予選を行い、16人が決勝トーナメントに進出できる。また、決勝トーナメントはAサイドとBサイドに分かれており、Aサイドの全試合がライブ配信される。
+ | 大会結果 |
人工神器「黄昏の櫛」
虫陣戯の大会で収集した蟲主の虫の扱い方を学習させたAIを中核としたシステムで人工的に神器と同じ機能を再現している。
電力とAI制御により、使用者を選ばず誰でも神器と同じ効果を得ることができ、既に国中の全ての虫を遠隔操作できる能力があるらしい。一方で、安全性の確認や法整備のために実用化には20年以上を要し、その頃にはマユが次期社長になっていると天牛は推測している。
また、マユに渡された遠隔会話用端末を通じて会話することができ、一人称はワタシ。
電力とAI制御により、使用者を選ばず誰でも神器と同じ効果を得ることができ、既に国中の全ての虫を遠隔操作できる能力があるらしい。一方で、安全性の確認や法整備のために実用化には20年以上を要し、その頃にはマユが次期社長になっていると天牛は推測している。
また、マユに渡された遠隔会話用端末を通じて会話することができ、一人称はワタシ。
一方で、データが内部の者(天午はツルバームの社員による犯行と推測している)によって無断で持ち出されている形跡があり、悪用を防ぐためにも自身が開発者として口出しできる立場になるとともに、同じ力を持つ蜜絶 の鏡を扱える真の蟲主を発見してパワーバランスを確保すべきだと考えている。
(ターン8:新たなる器 第4話参照)
(ターン8:新たなる器 第4話参照)
登場人物
蟲主
篝夏音
「蒼炎のカガリ」の異名を持つ虫陣戯専門の人気蟲主。同名カード2枚ずつで構築する派であり、蟲の息吹を扱うと一時的に性格が変容する。小学四年生。
篝夏音 名義のアカウントはフォロワー2万人だが、チャンネル登録者数100万人を誇る虫飼い系ヨーチューバー「なつのん」としても活動中。但し、「なつのん」は顔出しNGのため女の子と勘違いされている。また、最近では2人が付き合っているという噂も広まっているとか。
拝蓮司 のことは「なつのん」のチャンネル登録者数を爆増してくれた神絵師だと思う一方で、絶対に正体を知られてはいけない相手と考えている。また、叔父の蠱塚天牛 は虫陣戯の師匠でもあり「天兄ちゃん」と呼んで慕っているが、「なつのん」の「厄介ガチ恋リスナー」とも思っている。
(紹介ページ)
(蠱塚天牛 との関係については惹かれ合う蟲主たち 第2話も参照)
(紹介ページ)
(
拝蓮司
自称「紅蓮のオガミ」の異名を持つ虫陣戯/蟲神器プレイヤー。小学五年生。
虫にはあまり興味はないが、虫陣戯公式大会で勝つための訓練の一環として、虫と共に体を鍛えている。
「なつのん」のファンアートを描くイラストレーター。フォロワー5万人。数ヵ月前、当時活動歴1年半にしてチャンネル登録者8,400人だった「なつのん」初のファンアートとして提供した立ち絵は、ネタで1回だけ使ってから性別を明かすつもりで採用されたが、登録者数が1日で3万人以上増加したことからそのまま公式アバターとなった。
一方で、篝夏音 のアカウントは数ヵ月前からブロックしており、模様、色合い、形、細かい傷が一致する虫を使っている「なつのん」との関係を疑っている。また、同じ「なつのん」ファンの蠱塚天牛 から篝夏音 への態度を咎められた際には「自治厨」などと返している。
実家は江戸時代からある神社であり、髪型は坊主。蟲主として活動する時にはカツラとゴーグルを付け、口紅を使って頬に模様を描いている。
余談だが、音楽をやっている兄がいる。兄がやっていることはやりたくないらしいので、恐らく兄は蟲神器等はやっていない。
(紹介ページ)
(兄についてはターン6:虫の知らせ 第2話参照)
虫にはあまり興味はないが、虫陣戯公式大会で勝つための訓練の一環として、虫と共に体を鍛えている。
「なつのん」のファンアートを描くイラストレーター。フォロワー5万人。数ヵ月前、当時活動歴1年半にしてチャンネル登録者8,400人だった「なつのん」初のファンアートとして提供した立ち絵は、ネタで1回だけ使ってから性別を明かすつもりで採用されたが、登録者数が1日で3万人以上増加したことからそのまま公式アバターとなった。
一方で、
実家は江戸時代からある神社であり、髪型は坊主。蟲主として活動する時にはカツラとゴーグルを付け、口紅を使って頬に模様を描いている。
余談だが、音楽をやっている兄がいる。兄がやっていることはやりたくないらしいので、恐らく兄は蟲神器等はやっていない。
(紹介ページ)
(兄についてはターン6:虫の知らせ 第2話参照)
蠱塚天牛
蟲塚研究所所長。
蟲神器「蜜絶 の鏡」の正式継承者にして、当代の「叡智の蟲主」。
但し、虫のことは嫌いではないが研究の対象としてしか見れず、真の蟲主としての才能は低い。神器を解宝すると激しく消耗し、効果範囲も半径200mが限界とのこと。そのため、蜜絶 の鏡の動作原理を解明し、株式会社ツルバームの元で蟲神器カードを開発し、自分より上手く扱える才能の持ち主を探している。
「翠燐のテンゴ」の異名を持つ虫陣戯/蟲神器プレイヤー。フォロワー7万人。同名カード2枚ずつで構築する派。
「なつのん」の古参ファンであり、毎日DMを送ったり、ほしい物リストからプレゼントを贈ったりしている。
甥の篝夏音 は自分の次に強いと高く評価している他、真の蟲主としての才能を持っていると考えている。
(紹介ページ)
(篝夏音 との関係については惹かれ合う蟲主たち 第2話も参照)
蟲神器「
但し、虫のことは嫌いではないが研究の対象としてしか見れず、真の蟲主としての才能は低い。神器を解宝すると激しく消耗し、効果範囲も半径200mが限界とのこと。そのため、
「翠燐のテンゴ」の異名を持つ虫陣戯/蟲神器プレイヤー。フォロワー7万人。同名カード2枚ずつで構築する派。
「なつのん」の古参ファンであり、毎日DMを送ったり、ほしい物リストからプレゼントを贈ったりしている。
甥の
(紹介ページ)
(
橡 マユ/くぬぎ繭
農薬分野でまあまあ大きなツルバームホールディングス社長の一人娘。小学四年生。
約1年前から虫飼い系ヨーチューバー「くぬぎ繭」としても活躍中。チャンネル登録者数128人。
約3年前、株式会社ツルバーム本社ビル会議室で行われた試作版蟲神器カードのモニタープレイで、自分と分け隔てなく対戦してくれた篝夏音 の大ファンであり、篝夏音 との実力差を埋めるべく現在は蠱塚天牛 から虫陣戯を教わっている。一方で、篝夏音 と付き合っているという噂がある「なつのん」に対しては「消えてくれないかな・・・。」とまで思っている。
兄弟子でもある篝夏音 のことは表向きは「篝さん」と呼んでいるが、有馬の前では「カガリン」と呼んでいる。また、蠱塚天牛 のことは「先生」と呼んで慕っている。
(見参! 蒼炎のカガリ 第3話にて初登場)
(篝夏音 との過去については黄昏満ちて、闇夜に蠢く 第2話や黄昏満ちて、闇夜に蠢く 第3話参照)
約1年前から虫飼い系ヨーチューバー「くぬぎ繭」としても活躍中。チャンネル登録者数128人。
約3年前、株式会社ツルバーム本社ビル会議室で行われた試作版蟲神器カードのモニタープレイで、自分と分け隔てなく対戦してくれた
兄弟子でもある
(見参! 蒼炎のカガリ 第3話にて初登場)
(
その他
(マッキー)有馬
普段は橡 マユのボディーガードをしているが、「マッキー有馬」として虫陣戯全国大会の司会兼審判も務める。
蟲塚天馬
蟲塚家の開祖。
篝天音
「なつのん」の動画編集をしている。
篝音々
また、蟲神器カードを並べている場面があるため、ある程度蟲神器については理解しているものと思われる。
蟲神器オリジナルノベル 大逆転!カードバトル
シュン(星野瞬)
虫が好きな小学四年生。
親友のアユムのカードを取り戻すために蟲神器を始め、虫と契約して蟲神器カードを生み出す『光輪 』の能力を開花させた。
親友のアユムのカードを取り戻すために蟲神器を始め、虫と契約して蟲神器カードを生み出す『
アユム
シュンのクラスメイトにして親友。
自称人気ユーチューバー『アユムチャンネル』。
自称人気ユーチューバー『アユムチャンネル』。
ココノ(桜木ココノ)
シュン達のクラスに転入してきたミステリアスな少女。
祖母が虫を祀る神社の家系であり、蟲神器について調査をしているらしい。
祖母が虫を祀る神社の家系であり、蟲神器について調査をしているらしい。
ヨウジ
シュン達のクラスメイトにしてガキ大将。
アキ
シュン達のクラスメイトにしてクラス委員長。
ヨウジとよくつるんでいる。
ヨウジとよくつるんでいる。
リュウト(神威リュウト)
虫を「封印」して蟲神器カードにする謎の組織『インセクト』の騎士。
『インセクト』の騎士は子どもばかりらしいが・・・。
『インセクト』の騎士は子どもばかりらしいが・・・。