ヴェリェメル文字(
共通語: völyemär fanite)とは、共通語を表記する文字体系の一つ。
概要
ヴェリェメル文字は
共通語を書くにあたって最も公式的で一般的な書記体系であり、合成音節文字であり、開始記号を有する。
ヴェリェメル(völyemär)は
「刻みつけ記録として残す術」という意味である。
文字表
以下で示すのは、ヴェリェメル文字の合成要素であり、それぞれは
共通語の音素に対応する。
書記方向としては、縦書きが基本であるが、横書きも許されており、この場合は字形が90°左回転する。
縦書き
横書き
合成法
ヴェリェメル文字は合成音節文字であり、基本的に一音節を一つの文字で表す。
一つの文字は、合成要素から作られる。
縦書きを基本とする場合、CVCの音節表現は左上にonset、右上に母音、下側に幅広めに取ったcodaの字母が来る。
CVVCの場合は、左上にonset、右上にV1、左下にV2、右下にcodaの順で表現される。
単独の母音やonsetの二重子音に関しては基本的に独立字母としてCVCまたはCVVC音節表現の前に置かれるが、語中における二重子音は、onsetの二重子音と捉えるか、前の音節のcodaとして捉えるかが明確でない場合が多く表記揺れが発生することが多い。しかし、これは必ずしも誤りではないことに注意しなければならない。
横書きの場合、これらの規則は90°左回転することに注意が必要である。
最終更新:2024年07月01日 20:32