祓魔技術研究所

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祓魔技術研究所(祓技研)


組織概略


組織名 祓魔技術研究所
略称 祓技研
管轄 環境庁神祇部技術開発課
最高責任者 所長:八咫鴉 空海

概要

タクティカル祓魔師たちの使用する祭具の試作品を開発し、技術面からのバックアップを行う、環境庁神祇部技術開発課の下位組織。
ここから更に担当分野によって「科学技術部」「電子技術部」「霊子技術部」に分けられる。
また、各種技術部が開発した試作祭具の試験運用を目的とした「試作祭具試験運用室」が存在する。
  • 活動理念
「あらゆる者が技術の力をもってして強力なタクティカル祓魔師となれる事を実現する」こと、そして「一つでも多くの有用な祭具を生み出し、一人でも多くの人々を救う」ことを活動理念に置いている。
実際に祓技研のもたらした技術革新によりタクティカル祓魔師の数は飛躍的に増加し、その能力も格段に向上した。
しかし未だにタクティカル祓魔師は「特別な訓練を受けた専門の技術職」という側面が強い。
  • 労働環境
労働環境は超ドブラックで、新人研究員でも5徹は当たり前、各部署の管理職クラスともなると一か月は無睡で働く。
祓技研所長はここ数年間研究漬けで睡眠をとった記録がない。
もはや労働環境が一種の界異であり、実際そうなのではと噂されている。
実は祓技研所長そのものが界異だったりするのだが、この事実は各部署の幹部級の職員にしか知らされていない。
職務に対するモチベーションは非常に高く研究熱心だが、毎日のように徹夜をしており、その眼のクマは皆異様に濃い。そしてほとんどの研究員がエナドリ漬けでまともな食事を摂っておらず、非常に不健康そうな生活をして無理やり体を動かしている。
何か問題が起こるとサーバー内神社に拝み倒す姿がよく見られる。
勤続1ヶ月で10年顔が老けると専らの噂だが、このような生活をしていればそうなるのも納得の話である。

主要部署

科学技術部

正しくは「祓魔技術研究所科学技術部」、通称「祓技研科」。
主に科学の力を用いて祭具の開発を行う部署。
界異たちからの汚染を防ぐ祓魔繊維素材の開発、界異を祓う金属素材の武器加工などで、長きにわたってタクティカル祓魔師の装備に携わってきた、かつての主要部署。
電子技術部の発足以降はそちらのサポートが主流になりつつあるが、現在でも独自の技術研究を行い、電子技術・霊子技術のいずれにも頼らずに強力な効果を持った祭具を開発する事に余念がない。
詳細は該当リンク先参照。

電子技術部

正しくは「祓魔技術研究所電子技術部」、通称「祓魔電」。
主にプログラムデータ化された祓魔術式を用いた祭具の開発を行う部署。
大規模祓魔術式の電子化技術「AIP(Anti Irregular Program)」を開発したことで、祓技研科から独立した部署となった。このため、現在はこちらの部署が開発の主要部署となっている。
それまでは大掛かりな儀式が必要で現実的な運用が困難だった大規模祓魔術を、AIPによって大幅に簡略化し、かつその再現も容易にしたため、各種祭具の威力・耐久性・コストパフォーマンス等が大幅に向上し、その生産速度も加速した。
なお、「祓技研電」という通称にならなかったのは「伏魔殿」を意識しているかららしい。
トラブル発生時に職員が押し寄せてくる「サーバー内神社」があるのもこの部署。
  • サーバー内神社
デバッグ作業が終わらず追い詰められたとある祓魔電の職員が自棄になって組み立てた、祓技研メインサーバールーム内にある神棚。割り箸でできた鳥居が何ともいえぬ手作り感を漂わせている。
不思議な事に、この粗末で小さな神棚に拝み倒すと、原因不明だったバグがきれいさっぱり解消されたという。
それ以来何かトラブルが発生すると、部署を問わずこのサーバー内神社に職員が押し寄せては拝み倒す姿が見られるようになった。

霊子技術部

正しくは「祓魔技術研究所霊子技術部」、通称「祓技研霊」。
祓技研発足当初から存在する由緒正しき部署であり、主に物質に霊的な加護や呪術的作用を付与する事で祭具を開発する部署。
その性質上、該当部署の職員の多くはクラシカル祓魔師である。
AIPの技術が確立されて以降は、それまで運用が難しかった大規模祓魔術の電子データ化に非常に積極的。特に、儀式を行う際に特定の供物を必要とする祓魔術は、電子データ化するにあたってノーコスト・ノーリスク化させることができるため、それらを優先的に電子データ化している。

試作祭具試験運用室

各技術部署による試作祭具の試験運用を行う部署。
各種祭具の扱いに長けた職員が所属しており、日夜その試験運用を行っている。
しかし、結構な割合でたまにトンデモ祭具を掴まされたり、研究者からの無茶な要望を振られたりすることもあり、当部所の職員が「モルモット」として扱われている感は否めない。
それでも、三食食えたり、きちんとした睡眠が取れたりと、基本的な人間の生活が送れているので、当部所の職員は「研究職よりマシ」と答える者が多い。
  • 擬似境界/擬似界異
祓技研試作祭具試験運用室にて展開される、試作祭具運用試験の為の擬似的境界、及びその敵対界異役の擬似界異。
本来は狭い試験運用室がバスケットコート2面分程度の空間に変化し、その中でのみ存在できる何種類かの界異を生成する事ができる。
これにより、職員は比較的安全に試作祭具の試験運用を行う事ができる。

主な開発品

ここでは祓技研で独自開発された祭具を取り扱う。
祓技研の最先端技術を駆使して作り上げた、刀状の白兵戦用祭具。
柄が専用のカートリッジを差し込むケースになっており、カートリッジを挿入する事で刀身が赤熱し、大規模な祓魔術式と同等の霊力を刃に乗せる事が可能。
弱点は使用する際に大量の電力を必要とするためバッテリーが持たず数十秒しか力を維持できない事と、電力と霊力に耐え切れずカートリッジが使い捨てになる事である。
1TBのUSBメモリと専用バッテリーを使用するため、カートリッジ1本のコストが割高である点もネックである。
名前の由来は巨大な猪型の界異を牙ごと一刀両断した事から。
  • カラビナORZ91+E5/パイルドライバ改+五行釘
タクティカル祓魔師の標準装備であるカラビナORZ90に祓技研が改良した試作品。
専用カートリッジを装着し、「五行釘」と呼ばれる釘型祭具を界異に撃ち込むことができる。
カートリッジの電力が切れるとただの釘打ち機になってしまう。
  • 五行釘
カラビナORZシリーズにて使用できる五寸釘状の祭具。
五行思想である「火・水・木・金・土」それぞれの属性による浄化能力を祓技研霊によって付与されており、界異の持つ性質に合わせて釘の性質を使い分ける。
相性の良い相手には絶大な効果をもたらすが、逆に相性が悪いと全く有効打とならないのが難点。
  • 五行反応型グレネード
五行釘に反応する人形型祭具。
界異に投擲して使用し、命中すると内部の粘着液により強力に張り付く。
この状態で五行釘が命中すると強力な呪撃爆発を起こす。
五行釘が有効打になり得ない界異に対して強引に突破する等の奥の手として使用される。
  • 白兵戦用祭具 五行斬モデル
祓技研開発の黒不浄に代わる白兵戦祭具の試作品。
五行思想による浄化作用をベースに、それぞれ浄火/浄水/浄木/浄金/浄土が作られた。
界異の持つ性質によっては大きな効果が見込めるが、有効打になり得ない事もある為、汎用性では黒不浄に軍配が上がる。
  • 機動支援長靴 天駆
タクティカル祓魔師の脚部装備。
踏込みが力強くなり迅速に移動でき、グリップ力もある為、急停止や急な方向転換も容易にする。
また両足共に空中で一度ずつ(つまり両足合わせて二回)足場があるかの様に踏込みが可能となり、より立体的な機動を可能にしている。

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キャラクター

イラスト

ノベル


権利情報


権利者 子供戦車
コンタクト先 https://twitter.com/Child_Chariot
他作品での使用範囲 既存設定を大きく壊さない範囲内で自由に使用可能
登場作品 祓魔技術研究所 -試作祭具試験運用室-
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