病葉の繭/EP

『エンドパート』

修復

戦闘に勝利したら、ドールたちは以下のパーツを入手できます。
PL人数 基本パーツ 強化パーツ
2人
3人
4人 11

イベント:ある医師の妄執

「凄惨な戦いの末に、キミ達は無数の屍の中に立っていた。ナースステーションは壊滅状態で、そこかしこにキミ達が解体したアンデッドの残骸が散乱している。ミズハラ看護師・・・であった死体も、今は四散してキミ達の周りに巻き散らかされていた。」
「ふと、病棟のエレベーターの扉が開き、中から誰かが歩みだしてくる。不気味な笑みを浮かべ、光の無い視線でキミ達を見据えながら、近づいてくる。」
「・・・その姿は、紛れもない、あのシラセ先生だった。」

以下にシラセ医師の台詞を記載しています。NCは存分にシラセ医師の狂気を演出してください。
シラセ医師:『回診の時間です。』
シラセ医師:『リハビリは順調のようですね、とてもよい事です。』
シラセ医師:『・・・おめでとう。ようやく、長年の念願が叶って、あなたたちを生き返らせることができました。私の“治療”がついに身を結んだのですね。』
シラセ医師:『もう、あなたたちが病に負けることはない。あなたたちには頑健な臓腑を与えたから。』
シラセ医師:『もう、あなたたちが死に怯えることはない。あなたたちには不死の身体を与えたから。』
シラセ医師:『もう、あなたたちが朽ち果てることはない。あなたたちは生半可な死者よりも強い。この終末世界に恐れることもない。』
シラセ医師:『退院です、私のかわいい患者たち。永遠に健やかなる時を。』

もし、ドールがシラセ医師との会話を行いたい場合、シラセ医師はドールたちを創りだした理由(患者を蘇らせるためにアンデッドにした)など、ドールたちが知りたい情報には誠実に答えてくれます。しかし、倫理観や愛情などは既に欠落しており、ドールたちが真摯に会話をしようとすればするほど、シラセ医師の言葉は理解不能で、その論理も破綻していることが分かるでしょう。シラセ医師と積極的に会話をしたドールに狂気判定をさせてください。

シラセ医師との会話が一息ついたら、NCは以下の描写を行ってください。

「エレベーターが再度開き、中から担架に載せられた少女の遺体がアンデッドの手により運ばれ、次々と病室へ連れられていく。キミ達には、その意味することが理解できてしまった。彼女たちこそは、“次の”患者なのだ。彼女たちもまた、これから長い時をかけてシラセ先生の“治療”を受けるのだろう。」

シラセ医師は、ドールたちを一瞥すると、手に奇怪な医療器具を持って病室へと向かおうとします。まるで、もう“治療”を終えたドールたちには興味がないとでもいうように・・・。
ドールがシラセ医師にこれ以上語りかけても、すでに精神の壊れたシラセ医師からまともな返答はありません。シラセ医師の興味はすでに次のドール候補に注がれているのです。創造主たるネクロマンサーの興味の喪失・・・もはや、この病院にドールたちの居場所はないのです。

ドール達にさらに狂気判定をさせ、このシナリオをまとめてしまいましょう。エンディングはドール達の判断により様々でしょう。
ドールがシラセ医師に倫理的な説得しようとする場合、彼女がドール達に返す言葉は何もありません。
ドールがシラセ医師の傍にいようとする場合、サヴァントとして“次の”ドールたちのリハビリを手伝うくらいは交渉可能でしょう。
ドールがシラセ医師に復讐しようとする場合、戦闘能力を持たないシラセ医師を解体することは造作もありません。
ドールがシラセ医師と決別し、病院を出たならば、果てなき終末世界の荒野がドールを迎えてくれるでしょう。

最後にシラセ医師は以下の台詞を呟きます。

シラセ医師:『貴女たちを見ていると・・・とても大切な何かを、遠い昔に失くしてしまったような、そんな感じがするわね。』

結局彼女が狂気の果てに追い求めたものは歪な幻想に過ぎません。妄執の女医が失くしたものを取り戻すこともまた、ドールたちの命同様に、永遠にかなわないのです。

寵愛を渡す

ドールたちに寵愛点を計算し渡してください。これにて本シナリオは終了です。


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最終更新:2016年02月12日 03:09