『エンドパート』
修復
戦闘に勝利したら、ドールたちは以下のパーツを入手できます。
PL人数 |
基本パーツ |
強化パーツ |
2人 |
4 |
2 |
3人 |
6 |
3 |
4人 |
7 |
4 |
イベント:薄明の丘
NCは以下の描写を行ってください。
「凄惨な戦いの末に、キミ達は戦闘範囲から脱出することができた。小高い丘からキミ達が戦場を見下ろすと、無数のアンデッド兵士が、いまだに休みなく戦闘を続けている光景が見えた。かの軍隊に意志は見えず、動かなくなった屍を踏み荒らし、戦うための戦争が眼下で繰り広げられている。」
「夜が明けるまでは、キミ達もあの中の一部だったという事実に、戦慄を覚えた。」
NCはドールたちに狂気判定をさせてください。また、ここでドールたちに対話判定を促すのもよいでしょう。
判定の処理が終了したら、“墓守”の少女がドールたちの前に登場します。以下の描写を行ってください。
「ふとキミ達の背後に気配を感じた。ぼろぼろの外套を纏った少女が、丘の向こうに立っていた。仄暗い地平に儚げに佇む少女は、凛とした瞳でキミ達を見定めているかのようだ。」
ここでドールたちに行動判定をさせてください。【めだま】などのパーツを使用可能とします。成功すれば、丘の向こうの少女に敵意がないことが分かります。
少女はドールたちが来るのを待っているかのように、じっと丘の向こうに佇んでいます。もし、ドールたちが少女を警戒して少女とは別な方向へ進む場合、本シナリオはここで終了です。ドールたちに適宜対話判定をさせ、寵愛点の処理へ移りましょう。
ドールたちが少女の方へ向かったら、次の描写へ移ってください。
イベント:墓標
「キミ達は外套を纏った少女の方へと歩いていく。近くでよく見ると、彼女もまたキミ達と同じくアンデッドであることが分かった。」
「少女はキミ達を連れて戦場からさらに離れた荒野へと案内した。そこには朽ちかけた小屋が一軒と、そして地平の果てまで埋め尽くすかのような無数の墓標が立ち並んでいた。」
“墓守”の少女は小屋までドールたちを案内すると、ドールたちの出自に関わる真相を告げます。本シナリオの「背景と真相」の部分を参照し、ドールとPLに彼女たちが目覚めることとなった経緯を告げてください。
以下に、“墓守”の少女の台詞を記載しています。なお、“墓守”の少女に特に名はありません。ドールたちが彼女の名前について聞いたら、今はもう覚えていないので“墓守”と呼ぶように伝えます。
“墓守”の少女:『キミ達もようやく“兵役”を終えて自我を・・・自分たちの“心”を取り戻したんだね。』
“墓守”の少女:『ボクもキミ達と同じさ。十年くらい前までは、あの最前線の中の1人だった。』
“墓守”の少女:『さて、何から話そうかな・・・。もう随分と前に戦争があったんだ・・・人類が滅びるほどの戦争が。』
(真相をドールたちに告げた後)
“墓守”の少女:『この小屋は、戦時中に通信施設として使われていた小屋みたいなんだ。ここに放置されていた資料からたまたま、徴兵されて改造された元人間の兵士のこと・・・つまり、ボクらの出自を知ったんだ。』
“墓守”の少女:『多くの兵士は“兵役”を全うする前に動けなくなって朽ち果ててしまうんだけど・・・たまに、ボクやキミ達みたいに百年間を戦い続けることのできた兵士が“心”を取り戻すんだ。』
“墓守”の少女:『でも、“兵役”を解かれたって、もう人類は滅んでしまっていて、戦争なんかとっくに終わってしまっている。ボクらは、世界から置き去りにされてしまったんだよ。』
“墓守”の少女:『ボクは仕方がないから、彼らの墓をつくることにしたんだ。こんな終わった世界で、置き去りにされたボクには、それくらいしかできることがないから。』
“墓守”の少女の話を聞いたドールたちに、「記憶のカケラ」として「最終戦争」または「殺戮の天使」の好きな方を渡してください。真相を聞いたドールたちの脳裏に、過去の記憶が呼び起こされます。
最後に、“墓守”の少女はドールたちに以下の言葉を問いかけます。
“墓守”の少女:『・・・話は終わり。キミ達は、これからどうする?』
この問いかけに対し、ドールたちが答えを返したらシナリオをまとめてしまいましょう。対話判定を満足に行っていない場合は、ここでドールたちにさせてください。
なお、ドールたちが少女の問いに答えられなくとも問題ありません。本シナリオが終了しても、世界に取り残されたドールたちには、これから考える時間も相談する時間も無限に用意されているのですから。
ようこそ、後日談の世界へ。
寵愛を渡す
ドールたちに寵愛点を計算し渡してください。これにて本シナリオは終了です。
最終更新:2016年02月12日 03:10