総評
- 言わずと知れた関東屈指の名門も往時の権勢には翳りが見えるも、その名に懸けて西へ南へ飽くなき挑戦を繰り返す。関東管領の座は佐竹・長尾には任せていられない。
- 難易度は普通。長野業正の存在が大きい。長尾上杉家や武田家に対抗するにはやや分が悪いものの、北関東や東北諸大名家が相手ならば勢力拡大は比較的容易。
- 領国は上野1ヶ国。シナリオ1のみの登場。シナリオ「群雄集結」にも顔を出さない稀有な勢力である。いや、上杉謙信に後継させたと考えるべきか。
- 人材は質、量共に不足気味で、長野業正におんぶに抱っこ状態。頼りになる家臣がいる点は恵まれているとも言えるが。なお開始翌年には小幡信貞が元服するが、過度の期待は禁物。
政治面は確たる人材が不在。長野業正が中心となるべきだが、彼を内政に回す余裕があるかどうか。能力値次点の上杉憲政は大名のため行動力の消費が激しいのが難点。
戦闘面は長野業正が絶対的存在。戦場は彼の独壇場となる。小幡憲重も戦力として計算出来る存在だが、戦術・兵科適正も考慮すると喫緊時以外での実戦投入は難しいか。
上州浪人の沼田祐光は真っ先に登用し政務の中心としたい。相性は良くも悪くもない。また西から蜂須賀小六など優秀な浪人が移動してくることもしばしば。 - 固定戦術は特殊系が2つ、攻撃系が1つ。
「鼓舞」の必要性は薄いが、使用するに越したことはない。戦闘開始直後にとりあえず使うべき。雪が降る時期に進軍する際にはそれなりに有難い。
「鎮静」は利便性に富む、あると安心の御守り的戦術。間違っても「槍車」発動中に使用しないように。
「槍車」の瞬間的な爆発力は非常に高い。多少の戦力差ならば挽回出来るため使用時期を見誤らないようにしたい。奇襲と併用するのがベストか。 - 上野の文化効果は「疫病の被害減少」、技法は「兵法」。
- 上野は最大石高が高く、開発次第で単独での兵力維持が十分可能。初期文化値も周辺国のなかではトップ。東側諸国に対する文化発信地にもなりうる。金山も眠っている。
北陸が大雪に見舞われた場合は、上野も影響を受ける場合がある。思わぬ足止めをされる場合もあるので要注意。 - 隣接国は5ヶ国。隣接大名家は長尾上杉家、深谷上杉家、武田家、蘆名家、宇都宮家。
- 外交関係は長尾上杉家との友好が最高値。深谷上杉家・北条家との友好が若干低い。長尾上杉家とは好意的ではあるが、同盟は結んでいない点に注意。
- ちなみに家紋は「竹に二羽飛び雀」。
固定戦術
- 鼓舞
- 鎮静
- 槍車
注目武将
上杉 憲政‐政治60 戦闘25 教養76 魅力84 足軽C 騎馬D 鉄砲D 天性:知将
北条、武田に喧嘩を売って散々な目に遭った関東管領。後の御館の乱で景虎派についたのは成り行きか、遺恨を水に流す度量の表れか。
魅力の高さは中々のものだが、時は戦国乱世。名門凋落を食い止めるには少々厳しい実務能力値か。合戦指揮はおとなしく家臣に任せよう。
北条、武田に喧嘩を売って散々な目に遭った関東管領。後の御館の乱で景虎派についたのは成り行きか、遺恨を水に流す度量の表れか。
魅力の高さは中々のものだが、時は戦国乱世。名門凋落を食い止めるには少々厳しい実務能力値か。合戦指揮はおとなしく家臣に任せよう。
長野 業正‐政治76 戦闘91 教養59 魅力66 足軽A 騎馬B 鉄砲D 天性:猛将
「上州の黄班」と称された不屈の闘志の体現者。息子を失い、諫言を退けられてもなお主君への忠義を貫く硬骨漢が報われるのはいつの日か。
山内上杉家政戦両面の柱石。特に軍事面は優秀で、「槍車」との相性も抜群。単独で戦局を決める力を有するので、出来る限りの兵を預けたい。
「上州の黄班」と称された不屈の闘志の体現者。息子を失い、諫言を退けられてもなお主君への忠義を貫く硬骨漢が報われるのはいつの日か。
山内上杉家政戦両面の柱石。特に軍事面は優秀で、「槍車」との相性も抜群。単独で戦局を決める力を有するので、出来る限りの兵を預けたい。
沼田 祐光‐政治86 戦闘62 教養85 魅力66 足軽C 騎馬D 鉄砲D 天性:知将
後の津軽家軍師も、いまだ世に出ず生国上野で浪人中。見聞を広めるための全国行脚は近江に逃れて細川藤孝に仕えた後の事で、もう少し先の話。
政治86だけでなく教養85も光る、埋もれさせるには惜しい逸材。なおシナリオ1・2では関東で仕官しがち。東北でお目にかかることは滅多にない。
後の津軽家軍師も、いまだ世に出ず生国上野で浪人中。見聞を広めるための全国行脚は近江に逃れて細川藤孝に仕えた後の事で、もう少し先の話。
政治86だけでなく教養85も光る、埋もれさせるには惜しい逸材。なおシナリオ1・2では関東で仕官しがち。東北でお目にかかることは滅多にない。
敵大名としての特徴
- 序盤から動くことはない。武田家の桶狭間イベント待ちや長尾上杉家との友好の高さも相まってか、開始5年程は攻めることも攻め込まれることも稀。
1560年代に入っても他国に合戦を仕掛ける素振りはない。むしろ他国からの侵攻にさらされ始め、防戦一方となる。よく見られる展開は以下の2ケース。
まずは武田家や蘆名家(またはその連合軍)の攻勢にさらされ、長尾上杉家の援軍を得るも粘り切れずに滅亡というケース。
または兵数を持て余した長尾上杉家に攻め込まれ、結果吸収されるケース。これらはおよそ半々くらいの確率で起こるが、いずれにせよ生き残りは厳しいようである。 - 合戦を行う際に注意する点は長野業正の「槍車」。しかし業正は大抵の場合は総大将を務めるため、遠距離から削ることが可能ならばそう脅威でもなかったりする。
接近戦を仕掛ける際は一転、「槍車」が脅威となる。一旦距離を取る、「鎮静」を使用するといった方法で消耗戦を避けたいところ。
「鎮静」を用意しておいても、山内上杉家「槍車」→こちら側「鎮静」→こちら側「攻撃系戦術」→山内上杉家「鎮静」で結果泥仕合という場合が多い。攻撃手段を複数用意できればベスト。
シナリオ別攻略
・シナリオ1
武将は4人。
基本方針としては、序盤から攻勢に出るべき。長野業正の武を活用しない手はない。また、初期兵数が比較的多めである点も速攻策を後押ししてくれる。
東北地方に進軍、北を制してから南下というのが安全策といえるだろう。しかしここは関東管領としての役目を果たすべくあえて関東方面に打って出たい。
関東進出のための進軍経路としては下野から入るの北関東ルートと武蔵から入る南関東ルートが考えられるが、ここは南関東ルートを推奨したい。
深谷上杉家並びに里見家の武将との相性は最高なので、戦後登用が容易かつ忠誠の心配も不要。人材確保の視点からは武蔵→安房→下総→下野・常陸の順番が効率的。
北条家打倒の時期はあちらの戦力次第。隙を見せないようならばいっそのこと安房辺りを譲ってしまい、その間手薄になった相模を一気に攻略するのも良策といえるだろう。
また、上記の手順の他にもう一つ、最序盤で長尾上杉家と決戦という熱い展開もお勧め。勿論相応の出血は覚悟しなければならないが、上杉謙信にはそれだけの価値がある。
ただし謙信含め長尾上杉家家臣団との相性はそれほどよろしくないのであしからず。戦後登用に苦戦する程ではないが、忠誠の数値には期待しないように。
・シナリオ1
武将は4人。
基本方針としては、序盤から攻勢に出るべき。長野業正の武を活用しない手はない。また、初期兵数が比較的多めである点も速攻策を後押ししてくれる。
東北地方に進軍、北を制してから南下というのが安全策といえるだろう。しかしここは関東管領としての役目を果たすべくあえて関東方面に打って出たい。
関東進出のための進軍経路としては下野から入るの北関東ルートと武蔵から入る南関東ルートが考えられるが、ここは南関東ルートを推奨したい。
深谷上杉家並びに里見家の武将との相性は最高なので、戦後登用が容易かつ忠誠の心配も不要。人材確保の視点からは武蔵→安房→下総→下野・常陸の順番が効率的。
北条家打倒の時期はあちらの戦力次第。隙を見せないようならばいっそのこと安房辺りを譲ってしまい、その間手薄になった相模を一気に攻略するのも良策といえるだろう。
また、上記の手順の他にもう一つ、最序盤で長尾上杉家と決戦という熱い展開もお勧め。勿論相応の出血は覚悟しなければならないが、上杉謙信にはそれだけの価値がある。
ただし謙信含め長尾上杉家家臣団との相性はそれほどよろしくないのであしからず。戦後登用に苦戦する程ではないが、忠誠の数値には期待しないように。