宇都宮家 - 信長の野望DS 2 Wiki

総評

• 宇都宮二荒山神社の神官もやってます。藤原宗円以来の名家凋落を防ぎ、群雄ひしめく関東で生き残れるか。豊城入彦命の御加護を。
• 難易度はいずれのシナリオも高い。初期兵数と武将の戦闘能力の乏しさを覆し、勢力を拡大するには相応の手腕と多少の運が必要となるか。
• 領国は全シナリオ通して下野1ヶ国。
• 人材は自身と宿老たる芳賀一族が中心。全てのシナリオにおいて政治力方面片翼飛行状態。
  政治面はおしなべて優秀。芳賀高定・高継の両名にフル稼働していただけば下野の開発は非常にスムーズに進む事だろう。
  戦闘面は非常に心許ない。宇都宮広綱が主戦を張る状態が続くようでは厳しく、このままでは勢力拡大はおろか自領防衛もままならない。
  浪人の登用は最優先事項だが、魅力に優れる武将は家中に不在と悩ましいところ。なおシナリオ1にて滞在中の那須高資は先君の仇。当然の如く相性も悪い。
• 固定戦術は特殊系が1つ、攻撃系が2つ。
  「鼓舞」は関東中小大名家の標準装備。気勢をあげて、敵を士気で圧倒出来るといいのだが・・・。その効果の程は実感しにくい。
  「槍衾」は当面の切札。奇襲と併用するとより効果大。同じ足軽戦術である「弓構」とどちらを先に使用するかで合戦の進め方は大きく変化する。
  「弓構」は兵力温存に貢献できるが、単体での破壊力は不足気味。とはいえ弓戦術を複数用意する手段もメリットもあまり無い。補助攻撃と割り切ろう。
• 下野の文化効果は「台風の被害減少」、技法は「槍術」。
• 下野は最大石高、初期文化値共に平均を下回る。文化効果も魅力的とは言い難く、生産地・駐屯地には向かない。
  向かないのだが、関東・東北・北陸の境界に位置するため否応なく前線拠点となる場合も。その場合は後方からの支援が必要となる。
  東北が大雪に見舞われた場合は、下野も影響を受ける場合がある。自然の力には逆らえません。
• 隣接国は5ヶ国。隣接大名家はシナリオ1の状態で相馬家、蘆名家、佐竹家、結城家、山内上杉家。
  このうち上野の支配者はシナリオ毎に山内上杉家→長野家→武田家→北条家と目まぐるしく変化する。他の隣接国の支配大名家には変化無し。
• 外交関係はシナリオ1・2では結城家との友好が若干高い程度で、特に好意的な大名家も険悪な大名家も存在せず。同盟関係にある大名家もなし。
  シナリオ3では上杉家との友好が非常に高い。一方で蘆名家・北条家・里見家との友好が著しく悪化している。友好は普通だが、佐竹家・結城家と同盟を結んでいる。
  シナリオ4では佐竹家との友好が上昇。蘆名家・里見家との友好も回復するが、上杉家との好意的な関係は無かった事に。佐竹家との同盟は継続。結城家との同盟は解消された。
• ちなみに家紋は「右三つ巴」。

固定戦術

• 鼓舞
• 槍衾
• 弓構

注目武将

宇都宮 広綱‐政治69 戦闘64 教養49 魅力70　足軽C 騎馬C 鉄砲D　天性：勇将
　　清廉潔白な忠臣に支えられ父祖の地を奪還。長き病魔との戦いの最中も終始一貫、反北条の旗は降ろさず。人生は太く短く。
　　大名として実に平均的な能力を有する。シナリオ1に限り13歳だと考えると非常に優秀。固定戦術の関係上、兵科に悩む事は無い。

宇都宮 国綱‐政治64 戦闘61 教養54 魅力68　足軽D 騎馬C 鉄砲D　天性：勇将
　　忍城水攻めに参加も、小田原征伐屈指の大敗。改易のち再興をかけて慶長の役に参陣も、約束は反故に。とかく不運がつきまとう。
　　血筋を存分に感じさせるコンパクトにまとまった能力値。政務・軍事に自ら携わる必要はあまり無く、行動力確保に心血を注ぐべき。

芳賀 　高定‐政治81 戦闘60 教養62 魅力54　足軽C 騎馬D 鉄砲D　天性：知将
　　先君尚綱の期待に応え滅私奉公。幼君を奉じて仇敵を討ち、主家復興を成し遂げた。忠義と知恵と実行力を兼備する下野の良心。
　　城主としても不足無しの政治81を武器とする不動の大黒柱。全てのシナリオ開始時点で忠誠の値は100という鉄の忠誠心を持つ男。

敵大名としての特徴

• 全シナリオ通じて終始一貫不動を貫く。共同軍を出す事はあっても、自ら合戦を仕掛けることは極めて稀。
  基本的に勢力変化の動きが鈍い関東地方でも下野は特に動きがない国で、周囲の喧騒をよそに10年以上攻め込まれないケースが目立つ。
  しかし攻め込まれると弱く、大抵一度の戦闘で侵略されてしまう。蘆名家・北条家・武田家辺りに敗れることが多い。シナリオ2では長野家や佐竹家に吸収されることも。
• 合戦を行う際に注意する点は特に無し。「槍衾」「弓構」いずれも一撃は覚悟しなければならないが、想定外の被害を被る事は無い。一旦距離を取り、効果切れを待てばよい。

シナリオ別攻略
・シナリオ1
武将は4人。
幼君を戴く宇都宮家、物資・兵数いずれにおいても隣接国を下回る。加えて戦闘に優れる家臣の不在と、いきなりの苦境。
開始月からわき目も振らず訓練を行い、翌月に全兵力で電光石火の攻勢に出よう。武将の戦闘能力の差は兵の訓練の差で埋めるしかないため、相手の訓練が整ってからでは打つ手が無くなる。
攻略対象とすべき大名家はどこか。上野の山内上杉家との戦力差は埋め難く、岩代の蘆名家とは武将の相性が悪い。よって盤城・常陸・下総のいずれかが良いだろう。
いずれに侵攻するにせよ、数で劣る事は変わらない。合戦では奇襲を積極的に狙うべし。兵の損失を少しでも減らす努力を惜しまぬよう。
戦後は徴兵が最優先。治安低下が気に掛かるが、民には喫緊時ということで勘弁して頂きたい。遅くとも1557年を迎える前には隣国と同程度の兵数を用意するように。
以降は上野を除く北関東～東北地方に勢力を伸ばしていく展開をお勧めする。進行ルートは複数考えられるが、周囲の状況を睨みながら柔軟に。
北を制したら腰を据えて内政を。あせらずじっくり、相当の被害が予想される上杉家・武田家との開戦に備えよう。なお上杉家は勧告に応じる可能性も僅かだがある。

・シナリオ2
武将は4人。
周囲の状況に多少の変化はあるものの、総じてさしたる変化無し。対するこちらの戦力にも変化は無し。宇都宮家の苦境は続く。
まずは何をおいても佐竹家の打倒を優先すべき。「鬼義重」こと佐竹義重の元服前に常陸を攻略してしまいたい。なお佐竹家系の武将との相性は概ね良好。
持てる全ての戦術を駆使すれば初期兵数のみで勝利は可能。互いに「弓構」を使用しての弓の打ち合いは時間の無駄なので、後出し推奨。
常陸攻略の際には相応の被害は免れないだろう。前シナリオ同様に兵数の増加に努めたい。そうこうしている内に佐竹義重を家中に迎える事が出来るはず。
近隣に轟く「鬼義重」の力を以ってすれば合戦を終始有利に進められる。東北地方は難なく制圧出来るだろう。上杉家・長野家に隙を突かれないようには注意。
北条家との決着を優先し、早期に南関東を押さえにかかるのも良手といえる。北条家が徴兵を行い、訓練の値が下がっている時が領国奪取最大の好機。一気に畳みかけてしまいたい。

・シナリオ3
武将は3人。
塩谷義孝が世を去り、ただでさえ薄い家臣団の層がより薄く。宇都宮家の苦境はまだまだ続く。
上杉謙信の関東出兵への追従により外交状況が大きく変化している。上杉・佐竹の両家は反北条の拠り所だが、自身の軍備が整わなければ元も子も無い。
ここは北に目を転じて相馬家・蘆名家と争うのが吉。兵数の消耗は激しいが、先に盤城を攻略して相馬親子を家臣に加えられると後々楽。なお上杉家・佐竹家との共闘はあまり期待出来ない。
以降はやはり北を制したい。ただし東北諸大名家もシナリオ1・2に比べ戦闘面で武将の質が向上しているため、より柔軟な対応が求められる。
関東方面に関してはあまり勢力拡大を急ぎ過ぎない方が得策。結城家を盾としながら取引で利ザヤを得つつ国力を蓄え、有力大名家の世代交代を待とう。
なお宇都宮広綱は嫡男たる宇都宮国綱の元服を待たずしてこの世を去る可能性がある。どうしても宇都宮の家名を存続させたいならばこまめなセーブを心掛けるように。

・シナリオ4
武将は3人。
宇都宮広綱が他界。宇都宮国綱が後継するも、戦力的には下降気味。芳賀高定の寿命も迫る。苦境は続くよどこまでも。
比較的与し易い下総を攻め関東に足場を築くか、少々手強いが盤城を攻略して東北進軍の基点とするかはお好みで。家臣団の充実がより望めるのは東北地方か。
岩代の蘆名家系の武将とは相性が悪く、上野は新たな武将の加入そのものが望めない。いずれも仮に攻略したとしても旨味が少なく後の展望が開けない。
最初の地盤に関東を選択した場合は北条家との開戦時期を熟考するように。合戦を挑むのは連戦に耐え得るだけの兵数を蓄えてからのほうが良い。
安房も抑えて下野共々技術振興に注力、「槍衾」二段構えによる訓練差を活かした奇襲連発というのも武力での劣勢を覆す一つの手。ただし相応の金と時間は掛かるが。
東北選択時は伊達家が最大の壁となるだろう。こちらは出来るだけ攻略を急ぎたい。開始翌年に伊達成実が元服を迎えるため、それまでに合戦を仕掛けられるかが鍵となる。
伊達家系武将との相性は最悪と言って良い。一旦浪人としてから登用するよりも、素直に戦後登用を試みた方が良いだろう。忠誠値には目を瞑ること。
国綱の弟・結城朝勝は結城晴朝がCPU大名の場合は浪人として登場。晴朝が配下にいる場合は1584年に元服即家臣となる。いずれにせよちゃんと兄上と呼んでくれるのでご安心を。