大乃国(おおのくに、本名:青木康)は、大相撲の力士の一人で、第62代横綱。1962年10月9日~
現役時代は、最も重い時で211kgという巨体を生かした寄り相撲をスタイルとした。前頭時代に金星を4つ獲り大関時代には全勝優勝を果たしたこともあるが、得意の右四つに持ち込めずに下位力士に土をつけられることも少なくなかった。1991年の引退後には芝田山を襲名し、芝田山部屋を開いた。
昭和63年11月27日、九州場所千秋楽の結びの一番、千代の富士を寄り倒しで負かしてその連勝を53で止めた取組は、昭和最後の取組でもあったため、現在でも歴代名取組の一つとして挙げられる事がある。
また、現役時代から自分で作ることもあった程に
スイーツ(未)に目がなく、テレビのグルメバラエティ番組等に多数出演し、"スイーツ親方"等の愛称
や"肉の多い大乃国"という回文でも親しまれている。2006年には「第62代横綱・大乃国の全国スイーツ巡業」を出版している。
負けまじき角力(すもう)を寝物語かな
-与謝蕪村
最終更新:2009年09月17日 19:55