スパイ・ゲーム(吹替版)のエンディング

CIA工作員のトム・ビショップが恋人のエリザベス・ハドレーを救おうとするものの任務失敗して中国で逮捕され、それを知った引退間近の育ての親であるネイサン・ミュアーは様々な情勢が複雑の中でCIAの長官と職員らがトムを見殺しにしようと明らかとなり、トムの処刑時間が迫る中、ミュアーは密かに作戦を立て自分の株全て売却した金と同僚・グラディスの手助け含め、職員などの目を欺きCIA本部内で長官のサインを利用し命令書を蘇州刑務所に近いアメリカ基地へ送る。

一方でCIAで会議が続く中、ミュアーは電話をかける。

ミュアー「はい」
グラディス「ワイリー司令官から」
ミュアー「つないでくれ」

グラディスは電話をつなぎ、蘇州のアメリカ基地に連絡する。

米軍基地 蘇州の西 130キロ。

ワイリー「長官、ワイリーです!作戦は予定通り決行ですか!?」
ミュアー「今夜予定通り」
ワイリー「了解!今夜、予定通りディナーアウト作戦を遂行します!よろしいですね!」
ミュアー「その通り、ディナーアウト決行だ」

ワイリー司令官の指示通りに兵隊らはヘリコプターに乗り蘇州刑務所へと向かう準備をする。

チャールズ「ディナーアウト決行?女房にあんな言い方するか?」
トロイ「だから何度も離婚されたんだろう」

午前7時17分。
蘇州刑務所内の電源はシステムダウンし、そのすきにヘリで来たアメリカの兵隊らは、刑務所内へと突入し銃撃戦が行われる中で牢屋の鍵を破壊する。

兵隊「開いたぞ!」

銃撃戦が続く中、兵士らは収監されて拷問でうろたえてたトム・ビショップを運び出す。

兵隊「よし!」

午前7時42分。

役員「どうする会議を編集するか?」
トロイ「一人のエージェントの勝手な行動にCIAに責任を負えません」
エーキン「ビショップのこと、あきらめろ」
ミュアー「残念だよ」
チャールズ「では終わろう、契約書にサインを」
エーキン「読まんのか?」
ミュアー「もう何千回も読んでる」
チャールズ「エーキン、最後にミュアー氏をビルの外へお送りしろ」

一方で蘇州刑務所では銃撃戦が行われトムが脱出の最中、恋人であるエリザベスに気づき、ヘリコプターに乗り刑務所を脱出する。
一方でCIA本部を出るミュアー。

アメリカ兵に救出されたビショップは外からエリザベスと向き合い、エリザベスは笑顔になる。

CIA本部。
チャールズ「それじゃあ、お疲れさん」

チャールズはミュアーを見届けると会議室へ行く。
チャールズ「朝からディナーの約束?」
職員「お電話です」
職員B「それが4人目って事か」
チャールズ「別の電話で聞く」
トロイ「1人目はドイツ人か?」
チャールズ「1人目は韓国人だ」
職員「3人目ペリーだったっけ?」「彼の妻一人だけだ」

ミュアーは駐車場内へと行き、車に乗る、一方でトムとエリザベスを乗せたヘリコプターは基地へと向かう。

ヘリパイロット「こちらブラックホーク1。ディナーアウト作戦終了、これから帰還する」
トム「今なんて言った?」
ヘリパイロット「これから帰還すると言っただけです」
トム「何作戦って言った」
ヘリパイロット「ディナーアウト作戦です」

トムはその作戦名を聞くと自分とエリザベスを助けたのは育ての親ミュアーだと判断し涙を流す。

ミュアーはCIA本部を出る。
一方で何もやってないCIAらはその作戦を聞く。

チャールズ「妻が1人?」
職員「その通り、パンシア、サラ、ペケットはみんながスパイか民間人の情報提供者だ。つまり女房役」
チャールズ「じゃあ電話は?」

ミュアーはCIA本部を出る前に検問でチェックし、CIAの職員らはその電話の件を語る。

職員「つい今しがた中国である事件が起きた」

チャールズ長官は電話をする。

チャールズ「ああくそ、なんてことだ」

チャールズは自身の権限ならびにCIAの全権をトムとエリザベスの救出のためにミュアーに既に利用されたことに落ち込み、最後は車に乗ったミュアーが高速道路でCIA本部から遠く離れ、朝になった森林地帯でトムとエリザベスを乗せたヘリコプターが飛行し基地に向かうところで終わる。

エリザベス・J・スコットに捧げる(翻訳字幕)


(終)

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最終更新:2017年06月07日 22:20